基幹システムのクラウド化|オンプレミスとの判断基準と移行の注意点

基礎知識公開日:
監修大手コンサルティングファーム出身/基幹システム刷新・業務改革の実務経験を持つ専門家
基幹システムのクラウド化|オンプレミスとの判断基準と移行の注意点

基幹システムのクラウド化は、「全部クラウドか、全部オンプレミスか」ではなく、業務ごとに判断するものです。そして、クラウドにしても設定・権限・データの責任は自社に残ります。この記事では、クラウドの3つの種類、オンプレミス(自社でサーバを持つ形)との判断基準表、5年の総費用で比べる費目、移行で気をつける点を、大手コンサルティングファーム出身の専門家の知見と公的機関の資料をもとに解説します。

この記事でわかること
  • SaaS・PaaS・IaaSの違いと、自社が管理する範囲
  • 総務省の調査からわかる、業務ごとのクラウド利用の差
  • クラウドとオンプレミスを業務ごとに判断する8つの基準と、5年の総費用で比べる費目
  • クラウドでも自社に残る責任と、移行の6つの手順・契約前のチェックリスト

基幹システムのクラウド化とは:3つの種類で管理する範囲が変わる

「基幹システムのクラウド化」と一口に言っても、何を借りるかで自社の作業と責任が大きく変わります。米国国立標準技術研究所(NIST)のクラウドの定義(SP 800-145)は、サービスの形を次の3つに分けています。

種類借りるもの利用者が管理するもの基幹システムでの使い方の例
SaaS提供者のアプリケーション利用者ごとの限られた設定だけ。サーバやOSは管理しないクラウド型の販売管理・会計・ERPをそのまま使う
PaaSアプリケーションを動かす基盤自社で作った(または入手した)アプリケーションとその設定自社専用の受注システムを、提供者の基盤の上で動かす
IaaSサーバ・ストレージ・ネットワークOS・ストレージ・アプリケーションまで今のサーバで動くパッケージを、クラウド上のサーバへ移す
(オンプレミス)借りない。自社で機器を持つ機器・設置場所・OS・アプリケーションのすべて社内のサーバ室で基幹システムを動かす

同じSaaSでも、1社ごとに環境を分ける形と、複数の会社で同じ環境を共有する形があります。共有型は機能の更新が利用者全体に順次適用されるため、自社の都合だけで更新を止められないことが多くあります。この違いは、判断基準表の「2. 業務の変更頻度」に関わります。

中小企業で「基幹システムをクラウドに」という場合、多くはSaaSを使うか、今のシステムをIaaSへ移すかのどちらかです。この2つは費用の出方も社内の作業もまったく違うため、どちらの意味で検討しているのかを最初にそろえます。製品の種類の整理はERPの種類でも解説しています。

調査で見るクラウドの使われ方:業務によって差がある

総務省の「令和7年通信利用動向調査」(2026年5月公表。企業調査は常用雇用者100人以上の企業が対象)によると、クラウドサービスを一部でも利用している企業は83.5%、全社的に利用している企業は60.0%でした。ただし、何に使っているかを見ると、業務によって大きな差があります。

クラウドサービスの用途(複数回答)利用企業に占める割合
ファイル保管・データ共有73.3%
給与、財務会計、人事56.3%
受注販売16.8%
購買16.7%
生産管理、物流管理、店舗管理16.4%

※総務省「令和7年通信利用動向調査の結果(概要)」より一部の項目を抜粋して作成。

給与・会計・人事は半数を超える一方、受注販売・購買・生産管理は2割に届きません。法令や会計基準で処理が決まる業務は標準のサービスに乗せやすく、会社ごとのやり方が強く出る業務は、まだ自社の仕組みで回している会社が多いと読めます。同じ調査で、クラウドを使う理由の1位は「場所、機器を選ばずに利用できるから」(50.7%)でした。基幹システムのクラウド化も、業務ごとに向き不向きを見て判断するのが現実的です。

クラウドとオンプレミスの判断基準表

判断は、会社全体ではなく業務ごとに行います。次の8つの基準で、どちらに寄るかを確認します。

基準クラウド(SaaS)に向くオンプレミス・自社管理に向く
1. 業務の独自性会計・購買・経費精算など、標準に合わせられる業務独自の値決めや特殊な生産管理など、競争力に直結し作り込みが必要な業務
2. 業務の変更頻度提供者の機能更新に合わせて業務を変えられる自社の都合で、自社のタイミングで変更したい
3. 社内のIT人員サーバの保守・障害対応をする人がいない機器とOSの保守、バックアップを担える人や委託先がいる
4. 利用する場所複数拠点、出張先、在宅から使う1拠点の社内だけで使う
5. 設備・現場との連携工場の機器や現場の端末と直接つながない生産設備・計量器・倉庫の機器とつなぎ、回線が止まっても作業を止められない
6. データの扱い保管場所や管理方法が、取引先との契約や社内規程の要件を満たせる契約や規程で、データの保管場所・管理方法に厳しい条件がある
7. 費用の出方初期費用を抑え、毎月・毎年の費用として払いたい初期にまとめて投資し、長く使いたい
8. 今のサーバの状況機器やOSの更新時期が近く、更新費用をかけたくない機器を更新したばかりで、まだ使える

たとえば「会計・購買はSaaS、生産設備とつながる工程管理は工場内のサーバ、両者はデータ連携」のように、業務ごとに分けた答えになることも珍しくありません。パッケージとスクラッチと同じく、クラウドとオンプレミスも二者択一ではありません。作り方ごとの比べ方は作り方の比較で解説しています。

8の「今のサーバの状況」では、OSのサポート期限も確認します。たとえばMicrosoftのライフサイクル情報では、Windows Server 2016の延長サポートは2027年1月12日(米国時間)に終了します。サポートが切れたOSのまま基幹システムを動かし続けると、セキュリティ更新が受けられません。更新期限は検討のきっかけになりますが、それだけで判断はしません(後述の「社内での検討の仕方」を参照)。

判断の例:業務ごとに分けた答え

次の表は、従業員80名・2拠点の機械部品卸売業を例に、8つの基準で業務ごとに判断した結果です。

業務判断主な理由(基準)
会計・経費精算SaaS標準に合わせられる(1)。税制改正への対応を提供者に任せたい(3)
受注・出荷・請求SaaS型の販売管理2拠点と外出先の営業が使う(4)。掛率と締め日は設定で対応できた(1)
倉庫の入出庫販売管理のSaaS+ハンディ端末回線が止まったときは紙の出荷指示で続ける手順を決めた(5)
独自の見積・値決め現行の仕組みを継続し、販売管理と連携競争力に直結し、改定が多い(1・2)。作り直す費用に見合わない(7)

※説明用の例です。

このように分けた場合は、取引先・品目などのマスタをどの仕組みが持つか(正とするか)を1つに決め、ほかの仕組みはそこから受け取る形にします。両方で登録できる状態にすると、コードと名称が少しずつずれていきます。

コンサルタントの現場メモ

判断するときは、製品やクラウドかどうかから入らず、対象の業務、その業務が競争力に直結するか、今後どのくらい変わるかを先に確認します。標準化できる業務は既存の製品を使い、競争力に直結する独自の業務だけを個別に作る、という組み合わせが合理的なケースが多いです。そのうえで、社内で運用・保守できるか、特定のベンダーや開発者に依存しすぎないかも必ず見ます。

費用は5年の総額で比べる

クラウドは初期費用が小さく見え、オンプレミスは初期費用が大きく見えます。しかし、比べるべきは5年程度の総保有コスト(TCO)です。次の表で、どの費目がどちらで発生するかを確認します。

費目オンプレミスクラウド(SaaS)
機器・設置サーバ・ネットワーク機器・設置場所・電源原則なし
ライセンス・利用料購入時の費用+年間保守毎月・毎年の利用料。利用人数や機能の追加で増える
機器の更新数年ごとに機器の入れ替えと再設定原則なし
社内の運用バックアップ・障害対応・OSの更新アカウント・権限・設定の管理
回線社内で使う分全員がインターネット経由で使うため、回線の増強や予備回線が必要になることがある
データ移行・連携・教育発生する発生する(クラウドでも減らない)

見落としやすいのは最後の行です。データ移行、外部システムとの連携、テスト、教育は、クラウドでもオンプレミスでも同じようにかかります。見積書では、金額と同じくらい「対象外項目」「前提条件」「発注側が行う作業」の欄を読みます。費目の考え方はERPの費用で詳しく解説しています。

比べるときは、次のように年ごとの表にすると、どの年に費用が集中するかが見えます。

年オンプレミスで出やすい費用クラウド(SaaS)で出やすい費用
1年目機器購入・ライセンス・導入・移行・教育初期設定・移行・教育・利用料
2〜4年目年間保守・社内運用の人件費利用料(人数や機能の追加で増減)
5年目前後機器・OSの更新と再移行利用料。契約更新時の料金改定の有無を確認

※説明用の例です。実際の金額は製品・規模・契約条件で大きく変わります。

クラウドにしても自社に残る責任

「クラウドにすれば、セキュリティも運用も提供者に任せられる」と考えるのは誤りです。総務省が2022年に公表した「クラウドサービス利用・提供における適切な設定のためのガイドライン」をわかりやすく解説した「クラウドの設定ミス対策ガイドブック」(2024年)は、提供者と利用者が責任を分担する考え方を前提に置いたうえで、SI事業者が行った設定であっても、最終的な責任は利用者が負うと明記しています。また、初期設定(デフォルト値)が安全とは限らないため、設定のルールを決めて確認することを求めています。

基幹システムをクラウドにするとき、自社で決めて管理するのは次のようなものです。

自社に残ること具体的に決めること
アカウントと権限部署・役職ごとの閲覧・入力・承認の権限。退職・異動時に誰がいつ削除するか
共有・公開の設定取引先や外部へデータを共有する機能を使うか、使うなら範囲と承認者
設定の確認設定する人とチェックする人を分ける。設定を変えたときの記録
データの持ち出し定期的にデータを出力して保管するか。解約時にどの形式で受け取れるか
提供者との窓口機能の更新や障害の連絡を受け、社内に伝える担当者

オンプレミスなら安全というわけでもありません。警察庁「令和7年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」によると、同期間のランサムウェア被害の報告は116件で、そのうち中小企業が77件と約3分の2を占めました。被害組織へのアンケートでは、VPNやリモートデスクトップ用の機器からの侵入が感染経路の8割以上を占めています。社外から社内のサーバにつなぐ仕組みを自社で管理している場合、その機器の更新とアカウント管理も自社の責任です。

SaaSの契約書・サービス仕様で確認する項目

SaaSは、提供者が用意した利用規約とサービス仕様に同意して使う形が一般的で、個別の交渉ができないことも多くあります。だからこそ、契約前に次の項目を読み、自社の業務に合わない点がないかを確認します。

項目確認すること
稼働率と計画停止稼働率の目標や保証の有無。計画停止の時間帯と事前通知の時期
障害時の対応障害の連絡方法、受付時間、復旧の目標。障害時に返金や減額があるか
バックアップ提供者がどの頻度で取得し、利用者の操作ミスによる削除から戻せるか
データの保管場所保管する国や地域。取引先との契約で国内保管が求められていないか
解約と終了解約時に受け取れるデータの形式と期間。サービス終了時の告知期間
料金の改定契約期間中や更新時に料金が変わる条件

特に「解約時のデータの受け取り方」は、次にシステムを替えるときの費用を左右します。契約前に、取引履歴や残高を他の仕組みに移せる形式で出力できるかを、テスト環境で試しておくと安心です。

提供者を選ぶときの参考として、政府には、政府が求めるセキュリティの要求を満たすクラウドサービスをあらかじめ評価・登録する制度(ISMAP)があります。どのような基準で評価されているかを知る手がかりになります。

社内での検討の仕方
NGサーバの更新時期が来たので、基幹システムをクラウドに移す。
OK販売・在庫・会計の各業務について、判断基準表の8項目で確認する。標準に合わせられる業務はSaaSを候補にし、設備とつながる業務は現行の仕組みとの連携を前提に、5年の総費用で比べる。

機器の更新はきっかけにはなりますが、判断の理由にはなりません。今の業務をそのまま移すだけでは、費用の出方が変わるだけで業務は良くなりません。

クラウドへの移行で気をつける6つの手順

  1. 今のシステムを棚卸しする
    使っている機能、帳票、他システムとの連携、夜間の一括処理を一覧にします。仕様書がない場合は、システムに詳しい人と業務に詳しい人の両方に確認します。
  2. 標準機能で足りるかを見極める(Fit&Gap)
    SaaSでは作り込みに限界があります。足りない部分は「業務を変える」「設定で対応する」「別の仕組みで補う」のどれにするかを、業務ごとに決めます。
  3. データを整える
    取引先や品目の重複、表記ゆれ、使い回されたコードを洗い出し、統一のルールと新旧コードの対応表を作ります。
  4. 連携と回線、止まったときの手順を決める
    会計・勤怠・EC・取引先とのデータのやり取りを、対象項目・頻度・エラー時の処理まで決めます。回線やサービスが止まったときに、出荷や請求をどう続けるかも決めておきます。
  5. 移行のリハーサルで照合する
    テスト移行で件数・金額・残高を照合し、業務担当者が実際の画面で確認します。重大な不整合が残ったら稼働を延期するか、元に戻すかを判断できる基準を、事前に決めておきます。
  6. 稼働後に使われているかを確認する
    稼働後1〜3か月は、使われていない機能や入力の負担が大きい箇所を確認し、改善する期間を設けます。

切り替える時期も先に決めます。会計は期首(新しい事業年度の初日)に切り替えると、期の途中の残高を二つの仕組みで突き合わせる手間が減ります。販売や在庫は、月末の締めと棚卸しの直後、かつ繁忙期を避けた月が候補です。稼働日から逆算して、テスト移行とリハーサルを少なくとも2回入れられる日程になっているかを確認します。日程に余裕がない場合は、業務ごとに稼働時期をずらす段階移行も検討します。

3と5の進め方は基幹システムのデータ移行で、稼働を延期するか判断する基準の作り方は稼働判定と本番切替で解説しています。

コンサルタントの現場メモ:「読み込めた」と「正しく使える」は別

同じ取引先が営業所ごと・担当者ごとに別の名称やコードで登録されていたり、過去のコードが別の取引先に使い回されていたりすると、そのまま移行しただけで取引の履歴が違う取引先に紐づいてしまいます。システム上はデータを読み込めても、売掛金の残高が合わない、数量は合っているのに商品コードが違う、ということが起きます。データ移行は、会社の業務情報を整理し直す作業だと考えてください。

稼働後に必要な社内の役割

クラウドにすると、サーバの保守はなくなりますが、社内の仕事がゼロになるわけではありません。提供者は数か月ごとに機能を更新することがあり、そのたびに業務への影響を確かめる人が必要です。情報システムの専任者がいない会社でも、次の役割は名前を決めて割り当てます。

役割主な仕事兼務の例
システム責任者利用範囲・予算・契約更新の判断。重大な障害時の社内への指示管理部門の部長
管理者(設定・権限)アカウントの追加・削除、権限の変更、設定変更の記録総務・経理の担当者(設定のチェックは別の人)
業務ごとのキーユーザー機能更新のお知らせを読み、業務への影響を確認。現場からの質問の一次窓口販売・購買・会計の各担当のうち1名
提供者・委託先との窓口障害・更新の連絡を受け、社内に伝える。問い合わせの記録管理者と同じ人でも可

※説明用の例です。

役割が決まっていないと、退職者のアカウントが残ったままになったり、機能の更新で帳票の形が変わったことに月末まで誰も気づかなかったりします。ガイドブックが求める「設定する人とチェックする人を分ける」も、この役割分担があって初めて回ります。また、特定の委託先しか設定を触れない状態は、将来の乗り換えを難しくします。防ぎ方はベンダーロックインとはで解説しています。

クラウドサービスを契約する前のチェックリスト

  • SaaS・PaaS・IaaSのどれを検討しているかが社内でそろっている
  • 業務ごとに、判断基準表の8項目を確認した
  • 利用人数や機能を増やしたときの料金の変わり方を確認した
  • 機能の更新の頻度と、事前の通知の方法を確認した
  • 計画停止(メンテナンス)の時間帯が、自社の業務時間と重ならない
  • 解約時にデータをどの形式で受け取れるかを確認した
  • 利用規約の免責条項・責任制限条項を読んだ
  • 権限の設計と、退職・異動時のアカウント削除の担当が決まっている
  • 回線やサービスが止まったときの業務の続け方が決まっている
  • データ移行の照合方法と、稼働を延期する判断基準が決まっている

システムに求める稼働時間や性能、移行の条件は、IPA(情報処理推進機構)の「非機能要求グレード」の6つの大項目(可用性、性能・拡張性、運用・保守性、移行性、セキュリティ、システム環境・エコロジー)に沿って整理すると漏れを防げます。中小企業向けの書き方は非機能要件とはで、古い独自システムからの移行はオフコンのリプレイスも参考にしてください。

よくある質問

クラウドはオンプレミスより安いのですか?

一概には言えません。初期費用はクラウドのほうが小さくなりやすい一方、利用料は毎年かかり、利用人数や機能の追加で増えます。機器の更新や社内の運用の手間を含め、5年程度の総額で比べて判断します。データ移行や連携、教育の費用はどちらでもかかります。

クラウドにすればセキュリティ対策は提供者に任せられますか?

任せられるのは提供者が管理する範囲だけです。アカウントや権限、共有の設定、退職者のアカウント削除などは利用者の責任です。総務省のガイドブックも、委託先が行った設定であっても最終的な責任は利用者にあるとしています。

今使っているパッケージをクラウドで動かすこともできますか?

IaaSのようにサーバを借りる形であれば、今のパッケージをそのまま移せる場合があります。ただし、パッケージの提供元がその環境での利用を認めているか、ライセンスの条件が変わらないかを事前に確認してください。業務は今のままなので、機器の管理は減っても業務の改善にはつながりません。

インターネット回線が止まったら業務も止まりますか?

SaaSは回線を通して使うため、社内の回線が止まると使えなくなります。出荷や請求のように止められない業務は、予備の回線(別の事業者の回線やモバイル回線)を用意するか、止まっている間の手順(紙の出荷指示、復旧後の後入力)を決めておきます。どこまで備えるかは、止まったときに困る時間と費用で判断します。

オンプレミスのまま使い続けるのは時代遅れですか?

そうとは限りません。工場の設備とつながる仕組みや、自社で作り込んだ独自の業務は、オンプレミスや自社管理のサーバのほうが合う場合があります。大切なのは、OSや機器のサポート期限、バックアップ、社外からの接続機器の管理を、誰が責任を持って続けるかが決まっていることです。それが続けられないなら、クラウドへの移行を検討する理由になります。

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まとめ

基幹システムのクラウド化は、業務ごとに判断基準表で確かめ、5年の総費用で比べ、クラウドでも残る自社の責任を決めておくことで判断を誤りにくくなります。移行では、データを整え、照合の基準と稼働を延期する基準を事前に決めることが欠かせません。成功したかどうかは、クラウドに移ったかではなく、業務が良くなったかで判断します。

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この記事の執筆・編集:基幹システム構築支援 編集部(株式会社Digital&)

中小企業の基幹システムの構想策定から導入・定着までを支援する「基幹システム構築支援」の編集部です。記事は、大手コンサルティングファーム出身/基幹システム刷新・業務改革の実務経験を持つ専門家の監修のもと、実務で得た知見と公的な資料をもとに作成しています。