採用に関するお役立ち情報
採用LPとは?デザイン事例やメリット・作り方をわかりやすく徹底解説
採用活動において「求人を出しても応募がなかなか集まらない」と悩んでいませんか?
その課題は、応募獲得に特化した「採用LP(ランディングページ)」を制作することで解決できるかもしれません。
本記事では、採用LPの基礎知識から、採用サイトとの違い、効果的な作り方、参考になるデザイン事例までをわかりやすく解説します。
採用LPの導入をご検討中のご担当者様は、ヨビコムにご相談ください。
採用LP(ランディングページ)とは?

採用LP(ランディングページ)とは、企業の人材募集に関する情報を1ページに集約し、求職者からの「応募」や「問い合わせ」「説明会への申し込み」といった具体的なアクションを促すことに特化したWebページのことです。
紙媒体で例えるなら、採用サイトが企業の詳細を網羅した「パンフレット」や「書籍」であるのに対し、採用LPはターゲットの目を引き、行動を促す「チラシ」のような役割を果たします。縦長のレイアウトで構成されることが多く、上から下へスクロールしながら読み進めることで、求職者の興味・関心を自然に高めるストーリー設計がなされています。
採用サイトとの違い
採用LPと採用サイトは、どちらも採用活動に用いられるWebページですが、その目的や構成には明確な違いがあります。
| 項目 | 採用LP | 採用サイト |
|---|---|---|
| 目的 | 応募や問い合わせの獲得(コンバージョン) | 企業理解の促進、ブランディング |
| ページ数 | 1ページ(縦長) | 複数ページ(会社概要、社員紹介など) |
| ターゲット | 特定の職種や属性に絞り込んだ層 | 幅広い求職者(新卒、中途など全般) |
| 費用 | 比較的安価(10万〜60万円程度) | 比較的高額(50万〜数百万円) |
| 集客方法 | Web広告(リスティング広告、SNS広告など) | 検索エンジン(SEO)、求人媒体 |
採用サイトは、企業の理念や事業内容、働く環境などを多角的に伝え、求職者に深く会社を理解してもらうために複数ページで構成されます。そのため、制作には時間とコストがかかります。
一方、採用LPは「特定のターゲットに刺さる情報」だけを厳選して1ページにまとめるため、制作期間が短く、コストも抑えやすいのが特徴です。ただし、情報量が少ないためSEO(検索エンジン最適化)には不向きであり、主にWeb広告を活用して集客を行います。
採用LPが果たす役割と重要性
採用LPの最大の役割は、「母集団形成」と「応募率の向上」です。
現代の求職者は、スマートフォンを使って隙間時間に求人情報を探すことが一般的です。複数のページを遷移しなければ情報が得られない採用サイトでは、途中で離脱されてしまうリスクが高まります。採用LPであれば、ページ遷移なしで必要な情報をスムーズに閲覧でき、そのまま応募フォームへ進めるため、機会損失を防ぐことができます。
採用LPを制作する4つのメリット

採用LPを導入することで、企業はどのような恩恵を受けられるのでしょうか。ここでは、主な4つのメリットを解説します。
①応募率(コンバージョン率)が向上しやすい
採用LPの最大のメリットは、応募に結びつきやすい点です。
採用サイトのように他のページへのリンク(ナビゲーション)が少ないため、求職者の意識が分散しません。企業側が意図した順番で情報を読み進めてもらい、「応募する」という一つのゴールに向かって一直線に誘導できるため、高いコンバージョン率(応募率)を期待できます。
一般的な採用サイトの応募率が1%未満であることも珍しくない中、最適化された採用LPでは3〜5%という高い応募率を叩き出す事例もあります。
②ターゲット(職種・属性)に特化した訴求ができる
採用LPは、特定のターゲット層に向けてメッセージを尖らせることができます。
例えば、「経験豊富なエンジニアの中途採用」と「未経験歓迎の営業職の採用」では、求職者が求める情報や響く言葉が全く異なります。採用サイトで両方の情報を混在させると、メッセージがぼやけてしまいがちです。
採用LPであれば、「エンジニア専用」「営業職専用」といった具合にターゲットごとにページを分け、それぞれの悩みやニーズに直結したキャッチコピーやデザインを採用できるため、訴求力が飛躍的に高まります。
③制作期間が短く、コストを抑えやすい
1ページ完結の採用LPは、複数ページを構築する採用サイトに比べて制作工数が少なく済みます。
そのため、制作にかかる期間が短く、費用も安く抑えることが可能です。「急な欠員が出てすぐに募集を開始したい」「新規事業の立ち上げに伴い、特定の職種だけを急募したい」といったスピード感が求められる場面で、採用LPは非常に有効なツールとなります。
④スマートフォン閲覧(スマホユーザー)と相性が良い
縦にスクロールして読み進める採用LPは、スマートフォンの操作性と非常に相性が良いです。
求職者の多くはスマートフォンで求人情報を検索しています。ページ遷移のたびに読み込み時間が発生する複数ページのサイトは、スマホユーザーにとってストレスになりがちです。1ページに情報が集約された採用LPなら、スワイプするだけで快適に情報を閲覧でき、離脱率を下げる効果があります。
採用LPのデメリットと注意点

メリットの多い採用LPですが、運用にあたってはいくつかの注意点も存在します。
情報量が限られるためストーリー設計が必要
1ページに情報を詰め込みすぎると、ページが長くなりすぎて求職者が途中で読むのをやめてしまいます。
そのため、掲載する情報を厳選し、「読者の悩みに共感する」→「解決策(自社で働くメリット)を提示する」→「具体的な業務内容や条件を伝える」→「応募を促す」といった、読者の心理に寄り添ったストーリー設計が不可欠です。単に情報を羅列するだけでは、採用LPの効果は発揮されません。
SEOには不向きなため広告集客が前提となる
採用LPはページ数が少なく、テキスト量も限られるため、Googleなどの検索エンジンで上位表示させる(SEO対策)のが難しいという弱点があります。
そのため、作っただけでは誰にも見てもらえません。リスティング広告(検索連動型広告)やSNS広告(Facebook、Instagram、Xなど)を活用し、ターゲットとなる求職者を意図的にページへ誘導する集客施策とセットで運用することが前提となります。
【目的別】採用LPの成功事例とデザインのポイント

採用LPは、ターゲット層によって最適なデザインや構成が異なります。ここでは、目的別の事例とデザインのポイントを紹介します。
中途採用(キャリア採用)向けの事例
中途採用向けの採用LPでは、「即戦力としての期待」や「キャリアアップの可能性」「具体的な待遇・労働環境」を明確に伝えることが重要です。
デザインのポイント
- 信頼感と誠実さ:
落ち着いたトーンの配色や、明朝体などのフォーマルなフォントを使用し、企業の安定感や信頼性をアピールします。 - 具体的な数値の提示:
「残業時間〇時間」「有給消化率〇%」「平均年収〇万円」など、求職者が転職において重視する条件を具体的な数値やグラフで示し、説得力を持たせます。 - 社員のリアルな声:
実際に中途入社で活躍している社員のインタビューを掲載し、入社後のキャリアパスをイメージしやすくします。
新卒採用向けの事例
新卒採用向けの採用LPでは、学生の不安を払拭し、「この会社で働いてみたい」「面白そう」と思わせるエンタメ性や親しみやすさが求められます。
デザインのポイント
- 動きのあるデザイン:
動画やアニメーション、ポップなイラストを多用し、視覚的に惹きつける工夫を凝らします。 - 企業カルチャーの伝達:
社内イベントの様子や、若手社員が和気あいあいと働く写真を豊富に使い、社風や人間関係の良さをアピールします。 - 成長環境の強調:
研修制度の充実度や、若手から挑戦できる環境であることを伝え、学生の成長意欲を刺激します。
アルバイト・パート向けの事例
アルバイトやパート向けの採用LPでは、応募へのハードルを極力下げ、気軽さをアピールすることがポイントです。
デザインのポイント
- 親しみやすいビジュアル:
明るくポップなカラーリングや、親しみやすいイラストを使用し、未経験でも歓迎される雰囲気を演出します。 - 柔軟な働き方の提示:
「週〇日からOK」「シフト自由」「まかないあり」など、ターゲットが重視するメリットをファーストビューで目立たせます。 - 簡単な応募フォーム:
入力項目を最小限に絞り、LINE応募やチャットボットを導入するなど、スマートフォンから数タップで応募できる仕組みを整えます。
構成は採りたい人物像から逆算すると、伝える順番が決まって迷いが減ります。
成果が出る採用LPの作り方・構成のポイント

ただ綺麗なページを作るだけでは、応募は集まりません。成果を出すための採用LPの作り方を5つのステップで解説します。
1. 採用ターゲット(ペルソナ)を明確にする
まずは、「誰に」向けてメッセージを発信するのかを具体的に設定します。年齢、性別、現在の職業、抱えている不満、転職に求める条件などを細かく言語化した「ペルソナ」を作成しましょう。
ターゲットが明確になることで、刺さるキャッチコピーや適切なデザインの方向性が定まります。
2. 掲載する情報を整理し、ストーリーを組み立てる
ペルソナが求めている情報を洗い出し、どのような順番で伝えれば心が動くのか、ストーリーを設計します。
一般的な採用LPの構成は以下の通りです。
- ファーストビュー:
ターゲットの目を引くキャッチコピーとビジュアル - 共感・課題提起:
「こんな悩みはありませんか?」とターゲットに寄り添う - 解決策の提示:
自社で働くことでその悩みがどう解決されるか(メリット) - 具体的な情報:
業務内容、募集要項、福利厚生など - 信頼性の担保:
社員インタビュー、数字で見る会社の実績など - クロージング(CTA):
応募フォームへの誘導
3. 応募者の心を動かすファーストビューを作る
ファーストビュー(ページを開いて最初に目に入る画面)は、採用LPの命です。ユーザーは最初の3秒で、そのページを読み進めるか離脱するかを判断すると言われています。
ターゲットの心に刺さる強力なキャッチコピーと、直感的に魅力が伝わるメインビジュアルを配置し、「自分に関係のある情報だ」と思わせることが重要です。
4. メリットだけでなく「Why(理由)」を伝える
「残業が少ない」「風通しが良い」といったメリットを羅列するだけでは、求職者に「本当かな?」と疑われてしまう可能性があります。
メリットを提示する際は、必ず「なぜそう言えるのか(Why)」という根拠をセットで伝えましょう。「業務効率化ツールを導入しているから残業が少ない」「定期的な1on1ミーティングを実施しているから風通しが良い」など、具体的な理由を添えることで説得力が増します。
5. 公開後は効果測定と改善(ABテスト)を繰り返す
採用LPは「作って終わり」ではありません。公開後は、Googleアナリティクスなどのツールを使ってユーザーの行動データを分析し、改善を繰り返すことが不可欠です。
「ファーストビューの離脱率が高いからキャッチコピーを変えてみる」「応募ボタンのクリック率が低いからボタンの色や配置を変えてみる」といった仮説検証(ABテスト)を継続的に行うことで、徐々に応募率を高めていくことができます。
予算に応じた進め方や内製との切り分けについてもご相談いただけます。
採用LPの費用相場と制作会社の選び方

採用LPの制作を外部に依頼する場合の費用相場と、制作会社を選ぶポイントを解説します。
採用LPの制作費用相場
採用LPの制作費用は、依頼する制作会社の規模や、求めるクオリティ(デザインのオリジナル性、原稿作成の有無、写真撮影の有無など)によって大きく変動します。
一般的な相場は以下の通りです。
- テンプレート活用(小規模):10万〜30万円程度
- オリジナルデザイン(中規模):30万〜60万円程度
- 戦略設計・撮影込み(大規模):60万円〜100万円以上
予算と目的に応じて、適切なプランを選択しましょう。
制作会社を選ぶポイント
制作会社を選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。
- 採用領域の知見があるか:
単にデザインが綺麗なだけでなく、採用マーケティングのノウハウを持っているかが重要です。 - 同業他社や同職種の制作実績があるか:
過去の事例を見せてもらい、自社のイメージに近いものが作れるか確認します。 - 公開後の運用・改善サポートがあるか:
前述の通り、採用LPは改善が命です。広告運用やLPO(ランディングページ最適化)まで一貫して任せられる会社を選ぶと安心です。
採用LPの制作におすすめの制作会社

ここでは、採用LPの制作において実績と定評のある制作会社を紹介します。
1. 株式会社ポストスケイプ(コンバージョンラボ)|450件超の実績とLPO改善力が強み

出典:株式会社ポストスケイプ
LP制作・改善支援サービス「コンバージョンラボ」を運営する東京・渋谷の制作会社です。「デザインの表現力」と「コンバージョン率の高さ」を両立することを強みとし、採用LPをはじめ、サービスサイトや通販LPなど幅広いジャンルで実績を積み上げています。
2. 株式会社 Ryuki Design(リューキデザイン )|豊富な実績と選べる価格帯

大阪に本社を構え、東京や福岡にも拠点を持つ制作会社です。「LP制作.jp」というサービスを展開しており、バナーやメルマガを含めたトータルのデザイン制作実績は40,000件を超えます。
採用LP制作においては、ライトプラン、スタンダードプラン、ハイクオリティプランの3つの価格帯が用意されており、自社の予算や掲載したい情報量に合わせて柔軟に選択できるのが大きな魅力です。
3. 株式会社Digital&(デジタルアンド )|業種特化の採用支援とDX推進

出典:株式会社デジタルアンド
「デジタルを用いた課題解決を通じて、豊かな日本社会を実現する」をミッションに掲げるソリューションカンパニーです。採用支援のほか、WebマーケティングやDX支援、新規事業開発など幅広い領域をカバーしています。
特に採用領域では、Indeedやengageの運用、Web広告の活用による効率化に加え、建設業界や介護業界といった人材不足が顕著な業界に特化した採用支援を得意としています。求人専用LPの制作とSNS広告運用を掛け合わせ、ターゲット層への認知拡大と応募増加を実現します。
採用LPに関するよくある質問(FAQ)

Q1. 採用LPの主な集客方法は何ですか?
採用LPはSEOに弱いため、主にWeb広告を活用して集客します。検索エンジンで特定のキーワードを検索したユーザーに表示させる「リスティング広告」や、ターゲットの属性(年齢、興味関心など)を絞り込んで配信できる「SNS広告(Facebook、Instagram、Xなど)」が一般的です。
Q2. 採用LPは自作できますか?
はい、可能です。「STUDIO」や「ペライチ」などのノーコードツールを使えば、プログラミングの知識がなくてもテンプレートを活用して自作することができます。
コストを極力抑えたい場合は有効な選択肢ですが、成果を出すためのストーリー設計やデザインの最適化には専門的なノウハウが必要となるため、本格的に応募を獲得したい場合はプロに依頼することをおすすめします。
Q3. 採用LPの制作期間はどのくらいですか?
制作内容によりますが、一般的には1ヶ月〜2ヶ月程度が目安です。採用サイト(数ヶ月〜半年)に比べると短期間で公開できます。原稿や写真素材を自社でスムーズに用意できれば、さらに期間を短縮することも可能です。
まとめ:採用LPで効果的な母集団形成を実現しよう

採用LP(ランディングページ)は、ターゲットに特化した情報を1ページに集約し、求職者を迷わせることなく応募へと導く強力な採用ツールです。
採用サイトと上手く使い分けることで、採用コストを抑えながら、質の高い母集団形成を実現することができます。自社の採用課題に合わせてターゲットを明確にし、求職者の心を動かすストーリーとデザインを備えた採用LPを制作しましょう。
「自社にノウハウがない」「プロの視点で効果の出る採用LPを作ってほしい」とお考えの採用担当者様は、ぜひ一度、採用広報の専門家である株式会社デジタルアンドにご相談ください。
採用LPの企画から制作・改善まで、ヨビコムが伴走してご支援します。

中小企業・地方企業の採用代行(RPO)を行うヨビコムの編集部です。飲食・建設・不動産・製造業・介護などの採用支援で得た知見をもとに、採用担当者の実務に役立つ情報をお届けしています。
