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経理が難しいと感じる理由とは?大変な業務内容と負担を減らす解決策

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経理の仕事は覚えることが多く、「難しい」「大変」と感じる方は少なくありません。経理が難しく感じられるのには専門知識や法改正対応などの明確な理由があり、仕組みと人材の両面から負担を軽くできます。本記事では、経理が難しいといわれる理由から具体的な業務内容、負担を減らす解決策までをわかりやすく解説します。

「経理の負担が特定の人に偏っている」「制度改正への対応に追われている」といった状態は、仕組みと人材の両面から見直せます。

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経理が「難しい」と言われる理由

経理が「難しい」と言われる理由

経理は、数字を正確に扱う緻密さと、幅広い知識の両方が求められる仕事です。まずは、多くの人が経理を難しいと感じる代表的な4つの理由を整理します。

幅広い専門知識が求められるため

経理には、日々の記帳に使う簿記の知識だけでなく、消費税や法人税といった税務、会計基準、社会保険など、関連する分野の理解が幅広く求められます。扱う範囲が広く、一つひとつの判断に根拠が必要になるため、初めて担当する方ほど難しさを感じやすい傾向があります。

たとえば、一つの支払いを処理するだけでも、どの勘定科目を使うか、消費税の課税区分はどうか、資産計上か費用処理かといった判断が発生します。こうした判断の積み重ねが、経理を専門性の高い業務にしていると考えられます。

法改正・制度対応が頻繁に発生するため

経理は、税制や会計に関する制度改正の影響を直接受ける仕事です。近年では、インボイス制度が令和5年(2023年)10月1日から開始されました。

出典:国税庁「No.6498 適格請求書等保存方式(インボイス制度)」

さらに、電子帳簿保存法では2024年1月から電子取引データの電子保存が義務化され、紙に出力して保存するだけでは要件を満たさなくなりました。制度が更新されるたびに、実務のやり方を見直す必要がある点も、経理が難しいといわれる要因です。

出典:国税庁「電子帳簿等保存制度特設サイト」

正確性と期限を同時に求められるため

経理が扱う数字は、決算書や納税額の基礎となるため、わずかなミスも許されにくい業務です。加えて、月次決算や年次決算、給与計算など締め切りのある業務が繰り返し発生する点も特徴といえます。

「正確さ」と「スピード」という、両立が難しい要素を同時に求められることが、精神的な負担につながりやすいと考えられます。特に月末や決算期は業務が集中しやすく、大変さを感じる場面が増える傾向があります。

業務が属人化しやすいため

経理は専門性が高いぶん、特定の担当者に業務が集中しやすい仕事です。マニュアルが整備されていないと、担当者しか処理の流れがわからない「属人化」の状態に陥りやすくなります。

属人化が進むと、担当者の急な休みや退職の際に業務が止まりやすく、引き継ぎも困難になります。少人数で経理を回している企業ほど、この課題に直面しやすい傾向があります。

経理の具体的な業務内容と大変なポイント

経理の具体的な業務内容と大変なポイント

経理の難しさを理解するうえで、実際の業務内容を知っておくことは役立ちます。経理の仕事は、大きく日次・月次・年次の3つのサイクルに分けて考えると整理しやすくなります。

サイクル主な業務大変なポイント
日次業務伝票処理、入出金管理、経費精算件数が多く、日々の正確な処理が必要
月次業務月次決算、請求・支払、給与計算締め切りが毎月あり、遅れが許されにくい
年次業務年次決算、税務申告、年末調整専門知識が必要で、期末に業務が集中する

日次業務(伝票処理・入出金管理)

日次業務は、日々発生する取引を記録し、お金の動きを管理する業務です。伝票の起票や仕訳入力、現金・預金の残高確認、従業員の経費精算などが含まれます。一件ごとの金額は小さくても、件数が多く積み重なるため、コツコツとした正確な処理が求められます。

たとえば、領収書の内容を確認して勘定科目を割り当てる作業は、一見単純に見えても判断を要します。日次業務の精度が、月次・年次の決算の正確さを支える土台になると考えられます。

月次業務(月次決算・請求業務)

月次業務の中心は、1か月の取引をまとめて業績を把握する月次決算です。売上や経費を締め、試算表を作成することで、経営判断に使える数字を整えます。あわせて、取引先への請求書発行や支払処理、給与計算なども発生します。

毎月決まったタイミングで締め切りが来るため、日次業務と並行して進める必要があります。人手が限られている場合、月末に業務が集中して負担が大きくなりやすい点が大変なポイントです。

年次業務(年次決算・税務対応)

年次業務は、1年間の経営成績と財政状態を確定させる年次決算が中心です。決算書の作成に加えて、法人税や消費税などの税務申告、年末調整といった業務も重なります。

年次決算は、税務や会計基準に関する専門知識が特に求められる業務です。1年の集大成として正確さが強く求められ、期末に業務が集中するため、経理の中でも難易度が高い局面といえます。

経理が難しくなっている背景|人手不足と制度対応

経理が難しくなっている背景|人手不足と制度対応

経理が「以前より難しくなった」と感じられる背景には、業務そのものの複雑さに加えて、人手不足と制度対応という2つの外的要因があります。

半数以上が人手不足を実感する経理の現状

経理担当者を対象とした調査では、半数以上が人手不足を感じており、そのうち約9割弱が「深刻」と回答しています。人手不足はすでに多くの経理現場で共通の課題になっているといえます。

出典:Sansan株式会社「経理の人手不足に関する実態調査」(2024年3月28日)

同調査では、人手不足による影響として「経理処理のミスや漏れが生じる」が48.5%、「残業や休日出勤などの時間外労働が増える」が47.7%、「月次決算の遅れが生じる」が32.9%という結果が示されています。人が足りないことで、正確性やスピードにしわ寄せが及んでいる実態がうかがえます。

一方で、経理の人手不足への対策を「している」と答えた企業は31.9%にとどまりました。課題を感じていても、対策まで踏み出せていない企業が多い傾向があると考えられます。

インボイス制度・電子帳簿保存法による業務負担の増加

近年の制度改正も、経理の負担を押し上げる要因です。前述の調査では、人手不足を感じる理由として「インボイス制度・電子帳簿保存法対応に伴う業務の増加」が51.3%で最多となりました。

出典:Sansan株式会社「経理の人手不足に関する実態調査」(2024年3月28日)

インボイス制度では、受け取った請求書が要件を満たしているかの確認が増え、電子帳簿保存法では電子取引データを要件どおりに保存する対応が必要になりました。既存の業務量が変わらないまま新しい対応が上乗せされたことが、難しさの実感につながっていると考えられます。

自社で抱えるべき業務と外部に任せられる業務の線引きから、一緒に整理できます。

経理の難しさを乗り越える4つの解決策

経理の難しさを乗り越える4つの解決策

経理の難しさは、業務の進め方と体制を見直すことで軽減が期待できます。ここでは、「仕組み」と「人材」の両面からアプローチする4つの解決策を紹介します。

解決策向いているケース主な効果
会計ソフトの活用手作業やExcel管理が多い入力・計算の自動化、ミス削減
標準化・マニュアル化業務が属人化している引き継ぎしやすくなる
アウトソーシング専門業務に手が回らないコア業務に集中できる
採用・育成の強化そもそも人手が足りない体制そのものを厚くできる

会計ソフト・クラウド会計を活用する

会計ソフトやクラウド会計を導入すると、仕訳入力や集計、帳票作成の多くを自動化できます。銀行口座やクレジットカードと連携すれば、取引データの取り込みも効率化しやすくなります。手作業を減らすことで、入力ミスや転記ミスの防止が期待できる点もメリットです。

また、多くのクラウド会計はインボイス制度や電子帳簿保存法への対応機能を備えています。制度改正のたびに手作業で対応する負担を抑えられるため、難しさの一因である制度対応の軽減につながりやすいと考えられます。

業務を標準化・マニュアル化する

属人化を防ぐには、業務の手順を「見える化」することが有効です。誰が対応しても同じ品質で処理できるよう、仕訳ルールや月次業務の流れをマニュアルにまとめておくと、担当者が不在でも業務が止まりにくい体制をつくりやすくなります。

標準化は、教育コストの削減にもつながります。新しく経理を担当する人がマニュアルを見ながら業務を覚えられるため、引き継ぎや育成にかかる負担を抑える効果が期待できます。

経理業務をアウトソーシングする

記帳代行や決算支援などをアウトソーシングし、外部の専門家に任せる方法もあります。専門知識を持つ人材に定型業務を委託することで、社内の担当者は付加価値の高い業務に集中しやすくなると考えられます。

特に、経理担当者が少人数の企業では、繁忙期だけ外部の力を借りるといった柔軟な使い方も可能です。自社で抱えきれない部分を切り分けることで、難しさや負担の集中を和らげる手段になります。

経理人材の採用・育成を強化する

仕組みづくりと並行して、経理を担う人材そのものを確保することも重要です。前述の調査でも、経理担当者が自社に求める対策として「人員増加のため、採用に力を入れてほしい」が56.1%で最多となっています。

出典:Sansan株式会社「経理の人手不足に関する実態調査」(2024年3月28日)

ただし、経理をはじめとするバックオフィス人材の採用は、専門性が高いぶん難しさもあります。求める経験やスキルを整理し、自社の魅力を適切に伝える採用活動が、人材確保の成否を左右すると考えられます。採用に課題を感じる場合は、採用の専門家に相談する方法も選択肢の一つです。

ヨビコム|採用課題をワンストップで支援するサービス

ヨビコム|採用課題をワンストップで支援するサービス

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経理が難しいと感じる人によくある誤解と注意点

経理が難しいと感じる人によくある誤解と注意点

経理を難しく感じる背景には、実態と異なる思い込みが影響していることもあります。ここでは、経理にまつわる代表的な2つの誤解を確認します。

「簿記資格がないと経理はできない」という誤解

経理を始めるにあたって、簿記の資格が必須というわけではありません。実務では、日々の処理を通じて知識を身につけていくケースも多く見られます。資格はあくまで知識を体系的に学ぶ手段の一つと捉えるとよいでしょう。

とはいえ、簿記の学習が実務の理解を助けることは確かです。難しさを感じる場合は、日商簿記3級・2級などから基礎を固めていくと、業務への納得感が高まりやすいと考えられます。

「経理はAIですべて自動化される」という誤解

会計ソフトやAIの進化により、定型的な処理の自動化は進んでいます。一方で、最終的な判断や例外対応、経営への数字の説明といった業務は人の役割として残ると考えられます。

自動化は、経理の仕事を奪うものというより、負担を減らす道具と捉えるのが実態に近いといえます。ツールに任せられる部分を任せ、人はより付加価値の高い業務に集中する流れが今後も続く傾向があります。

経理の難しさに関するよくある質問(FAQ)

画像 FAQ

Q1. 経理は未経験でも難しいですか?

未経験の段階では、専門用語や処理の多さから難しく感じることが一般的です。ただし、日次業務から段階的に慣れていくことで、無理なく習得できるケースも多く見られます。マニュアルや会計ソフトを活用すると、学習のハードルを下げやすくなります。

Q2. 経理が向いているのはどんな人ですか?

数字を正確に扱うことが苦にならない人や、コツコツとした作業を継続できる人は、経理に向いている傾向があります。ルールに沿って正確に処理を進める姿勢が、経理の適性として挙げられることが多いです。

Q3. 経理の難しさはどのくらいで慣れますか?

個人差はありますが、日次・月次の業務は数か月ほどで流れをつかめるようになる傾向があります。一方で、年次決算や税務対応は1年のサイクルを一巡して理解が深まることが多いと考えられます。焦らず経験を積むことが大切です。

Q4. 少人数の経理体制で難しさを減らすには?

少人数の場合は、会計ソフトによる自動化とマニュアル化を優先すると効果が期待できます。繁忙期だけアウトソーシングを併用するなど、社内で抱えきれない部分を外部に切り分ける方法も有効です。

Q5. 経理の採用が難しいときはどうすればよいですか?

経理などの専門職採用は難しさを伴うため、求める要件の整理と自社の魅力の発信が重要になります。自社だけで採用が進まない場合は、採用支援の専門家に相談することも選択肢です。採用に課題がある方は、ヨビコムのような採用支援サービスの活用も検討できます。

まとめ|経理の難しさは「仕組み」と「人材」で解消できる

画像 まとめ

経理が難しいといわれるのは、幅広い専門知識や頻繁な制度対応、正確性と期限の両立、属人化といった要因が重なっているためです。加えて、人手不足や制度改正が現場の負担をさらに押し上げています。

こうした難しさは、会計ソフトの活用・業務の標準化・アウトソーシング・採用の強化といった打ち手で軽減が期待できます。自社の状況に合わせて、仕組みと人材の両面から見直すことがポイントです。

特に、経理人材の不足が根本にある場合は、採用そのものの見直しが解決の近道になります。採用活動の強化・効率化をお考えの方は、ぜひヨビコムへお気軽にご相談ください。

経理の採用・記帳代行のいずれもご相談いただけます。自社に合う組み合わせを一緒に設計します。

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