電気工事会社でAIが役立つのは、施工計画書の下書き、試験成績書の記入漏れ点検、竣工図書・安全書類のそろえ漏れ確認です。どれも「決まった型に、現場の情報を正しく入れる」作業で、型と材料があればAIに下書きや点検を任せられます。
一方で、絶縁抵抗や接地抵抗の測定そのもの、合否の判断、電気工事士の資格の確認は、AIに任せられません。電気は事故が人命に直結します。AIは「書類を整える道具」と割り切り、測定と判断は今まで通り有資格者が行います。
この記事では、電気工事会社が扱う書類を、公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編)と電気工事業法・電気工事士法・電気事業法の一次情報で確認しながら整理します。書類ごとのAIの使い方、指示文と出力例、任せない部分もまとめました。
この記事でわかること
- 電気工事会社が扱う主な書類と、その根拠(仕様書・法令)
- 書類ごとに、AIに任せられる部分と人が担う部分
- 施工計画書・試験成績書・竣工図書で使える指示文と出力例
- 電気工事業法の帳簿、自家用電気工作物の手続きとAIの関わり方
- 電気工事でAIに任せてはいけないこと
施工計画・試験成績書・安全書類のAI活用を、電気工事会社向けにまとめた資料を用意しました。
電気工事会社の書類の全体像
電気工事会社の書類は、大きく「工事ごとの書類」と「会社として備える書類」に分かれます。工事ごとの書類は、発注者や元請の指定で内容が変わります。ここでは、国土交通省の「公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編)令和7年版」を基準に整理します。民間工事でも、この仕様書に沿って書類を求められることがあります。
| 時期 | 書類 | 主な根拠・提出先 | AIの使いどころ |
|---|---|---|---|
| 着工前 | 総合施工計画書・工種別施工計画書 | 標準仕様書1.2.2。監督職員に提出。品質計画に係る部分は承諾を受ける | 特記仕様・図面の情報から骨子と記載項目の下書き |
| 着工前 | 施工図等 | 標準仕様書1.2.3。施工に先立ち作成し、承諾を受ける | 他工事との調整事項の一覧化(図面そのものはCAD・人が作成) |
| 着工前 | 安全書類(作業員名簿など) | 元請の指定様式 | 名簿と資格・免状の有効期限の照合、記入漏れの点検 |
| 施工中 | 機材の試験成績書 | 標準仕様書1.4.5。試験が完了したら監督職員に提出 | 製造者の成績書の受領状況の一覧化 |
| 施工中〜完成時 | 施工の試験の試験成績書(接地抵抗、絶縁抵抗、絶縁耐力、点灯・動作確認など) | 標準仕様書1.5.4、2.18.2 | 測定記録の転記・様式への清書、記入漏れと基準値との照合の補助 |
| 完成時 | 完成図、保全に関する資料 | 標準仕様書1.7。特記がなければ1.7.2・1.7.3による | 提出図書一覧との照合、機器一覧表の整形、取扱説明の要約 |
| 常時 | 電気工事業法の帳簿 | 営業所ごとに備え付け、5年間保存 | 工事情報からの記入の下書き、記載漏れの点検 |
※標準仕様書は国の官庁営繕工事の基準です。自治体・民間の工事では、発注者の指定・特記仕様が優先します。
施工計画書:特記仕様から骨子を作る
標準仕様書では、工事の着手に先立ち「総合施工計画書」を作り、さらに工種ごとに「品質計画、施工の具体的な計画並びに一工程の施工の確認内容及びその確認を行う段階」を定めた「工種別施工計画書」を作るとしています。品質計画に係る部分は、監督職員の承諾が必要です。
電気工事の工種別施工計画書は、幹線・動力、電灯・コンセント、弱電、受変電、接地など、工種ごとに作ることが多い書類です。毎回ゼロから書くと時間がかかりますが、記載項目はほぼ決まっています。AIには、特記仕様と前回の計画書を材料に、骨子と記載項目の下書きを任せられます。
施工の確認を行う段階を表にしておく
工種別施工計画書では、どの段階で何を確認するかを書きます。標準仕様書の「施工の立会い」(表2.18.1)には、たとえば次の時期が示されています。
| 施工内容 | 立会い時期(標準仕様書 表2.18.1より) |
|---|---|
| 電線・ケーブル相互の接続及び端末処理 | 絶縁処理前 |
| 接地線の構造体への接続 | コンクリート打設前及び仕上げ材取付け前 |
| 接地極の埋設 | 掘削部埋戻し前 |
| 金属管・合成樹脂管・ケーブルラック等の敷設 | コンクリート打設前並びに二重天井及び壁仕上げ材取付け前 |
| 照明器具の取付け | 二重天井、壁仕上げ材取付け前 |
| 総合調整 | 調整作業過程 |
この表のように「隠れてしまう前に確認する」段階は、写真の撮り忘れが起きやすいところでもあります。施工計画書の確認段階と、写真の撮影計画をそろえておくと、検査前の手戻りを減らせます。施工計画書の一般的な書き方は施工計画書とは?書き方・記載項目とテンプレート、施工要領書との違いは施工要領書とは?で解説しています。
試験成績書・測定記録:転記と照合をAIに任せる
電気工事の書類で手間がかかるのが、試験成績書です。標準仕様書2.18.2「施工の試験」では、次の試験を行い、試験成績書を監督職員に提出するとしています。
| 試験 | 標準仕様書の内容(要約) | 記録の主な項目 |
|---|---|---|
| 接地抵抗測定 | 接地極埋設後に測定する | 接地の種別、測定値、測定日、測定器、測定者 |
| 絶縁抵抗試験(低圧配線) | 配線完了後、電線相互間・電線と大地間を測定。開閉器等で区切れる電路ごとに5MΩ以上。機器が接続された状態では1MΩ以上 | 回路名、測定電圧、線間・対地の測定値、判定 |
| 絶縁耐力試験(高圧配線) | 最大使用電圧の1.5倍の試験電圧を連続10分間加えて耐えること(交流用ケーブルは直流による試験も可) | 試験電圧、時間、結果 |
| 電源配線の確認 | 盤類への電源配線の電圧及び相回転の確認 | 盤名、電圧、相回転 |
| 盤類・照明・コンセント | 分電盤等は全数の構造試験・動作確認、照明器具は全数の点灯試験、コンセントは全数の極性・接地の導通の確認 | 器具番号、確認結果 |
※国土交通省「公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編)令和7年版」2.18.2の要約です。絶縁抵抗計の定格測定電圧は、一般の場合はいずれの電圧級も500V、制御機器等の損傷が予想される場合は100V級125V・200V級250V・400V級500Vとされています(表2.18.2)。法令上の基準値は電気設備技術基準で確認し、発注者の特記仕様が優先します。
AIに任せられる部分と任せない部分
試験成績書でAIに任せられるのは、「測定した値を、様式に正しく写し、抜けを見つける」部分です。測定値そのものと、合否の最終判断は人が担います。
- 任せられる:手書きの測定メモや測定器から書き出したデータの清書、回路一覧との突き合わせ(測定していない回路の洗い出し)、基準値を下回る値への印付け、単位や桁の不自然な値の指摘
- 任せない:測定、測定値の補完や推測、合否の確定、再測定の要否の判断、試験成績書への署名
基準値との比較は、表計算ソフトの数式で行うのが確実です。AIには「数式で判定した結果と、メモの内容が食い違っていないか」の点検を任せる、という分担がおすすめです。
竣工図書・保全に関する資料:そろえ漏れを防ぐ
標準仕様書では、完成時の提出図書は特記によるとし、特記がなければ「完成図」と「保全に関する資料」によるとしています。完成図は「各階配線図」「機器の仕様」「単線接続図」「系統図」「平面詳細図、配置図」「構内配線図」「主要機器一覧表」などです(表1.7.1)。
保全に関する資料は、次の5つです。
- 建築物等の利用に関する説明書
- 機器取扱い説明書
- 機器性能試験成績書
- 官公署届出書類
- 総合試運転報告書
竣工図書は書類の数が多く、工事の終盤に集中します。AIでは、提出図書一覧とフォルダの中身を突き合わせて不足を洗い出す、主要機器一覧表を機器の納入仕様書から整える、取扱説明書の要点を利用者向けに1枚にまとめる、といった作業を任せられます。図面の中身が完成時の状態と合っているかは、人が確認します。
会社として備える書類|電気工事業法・電気工事士法・電気事業法
電気工事会社には、工事ごとの書類のほかに、法令で求められる書類と手続きがあります。経済産業省の産業保安監督部の公式ページで確認した内容を整理します。
| 法令 | 主な内容(公式ページの要約) | AIの関わり方 |
|---|---|---|
| 電気工事業法(電気工事業の業務の適正化に関する法律) | 電気工事業を営む者は登録(自家用電気工作物のみの場合は通知)が必要。登録の有効期間は5年。一般用電気工事の営業所ごとに主任電気工事士を置く。営業所ごとに絶縁抵抗計などの器具を備え、標識を掲示し、帳簿を備えて5年間保存する | 帳簿の記載事項(注文者の氏名又は名称及び住所、電気工事の種類及び施工場所、施工年月日、主任電気工事士等及び作業者の氏名、配線図、検査結果)の下書きと記載漏れの点検 |
| 電気工事士法 | 資格の種類(第一種・第二種電気工事士、特種電気工事資格者、認定電気工事従事者)ごとに従事できる作業の範囲が決まっている。資格のない者は定められた作業に従事できない | 作業員名簿と免状・認定証の一覧の照合補助(資格の有無と範囲の最終確認は人が行う) |
| 電気事業法(自家用電気工作物) | 自家用電気工作物を新設する際、保安規程の届出、電気主任技術者の選任等の手続きがある。受電電圧1万V以上の需要設備の新設工事などは工事計画の届出が必要で、着工の30日前までに届け出る | 手続きの一覧と時期の整理、提出書類の準備状況の管理表づくり |
※各手続きの義務者・要件は、所轄の産業保安監督部・都道府県の最新情報を確認してください。電気事業法の手続きは、自家用電気工作物を設置する者(施主側)が行うものです。工事会社が資料づくりに協力する場合も、提出者と内容は設置者・電気主任技術者と確認してください。
安全書類(グリーンファイル)の作り方はグリーンファイル(安全書類)とは?、名簿の転記をAIとExcelで減らす方法は安全書類をAIとExcelで自動作成で紹介しています。
AIで楽にする方法|電気工事の書類で使える指示文
ここからは、ChatGPTやClaudeにそのまま貼って使える指示文を2つと、Claude Codeでフォルダを点検する指示文を1つ紹介します。【】の部分を差し替えてください。図面や発注者の資料をAIに入れてよいかは、契約と社内ルールを先に確認してください。
1. 工種別施工計画書の骨子を作る
コピーして使えるプロンプト
あなたは電気設備工事の施工管理の経験者です。 次の工事の「工種別施工計画書」の骨子を作ってください。 # 工事の情報 ・工事名:【○○庁舎改修電気設備工事】 ・工種:【電灯・コンセント設備】 ・主な内容:【照明器具更新○台、分電盤更新○面、配線更新】 ・特記仕様の要点:【公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編)令和7年版による。夜間作業あり】 ・施工条件:【執務中の建物。停電作業は休日に限る】 # 依頼 1. 章立て(見出し)を作ってください。 2. 各章に書くべき項目を箇条書きにしてください。 3. 「品質計画」と「施工の確認を行う段階」は表にしてください。 4. 特記仕様や現場でしかわからない内容は【要確認】としてください。 # 条件 ・数値や基準値は推測で書かない ・停電・活線近接作業の安全対策の項目を必ず入れる
出力イメージ(例)
1. 工事概要(工事名、場所、工期、工事内容) 2. 施工体制(現場代理人、主任技術者、電気工事士の配置)【要確認】 3. 使用機材(照明器具、分電盤、電線の仕様と製造者)【要確認】 4. 施工方法 4.1 既設器具・分電盤の撤去 4.2 配線・器具の取付け 4.3 停電作業の手順(休日、切替え手順、復電確認) 5. 品質計画 | 管理項目 | 管理方法 | 確認の段階 | 記録 | |---|---|---|---| | 電線の接続・端末処理 | 目視・写真 | 絶縁処理前 | 写真 | | 絶縁抵抗 | 絶縁抵抗計で測定 | 配線完了後 | 試験成績書 | | 照明器具 | 全数点灯 | 取付け・配線完了後 | 試験成績書 | 6. 安全対策(停電作業、活線近接、高所作業、夜間作業) 7. 執務への配慮(騒音、通路の確保、作業時間) ※説明用の例です。内容は特記仕様・監督職員の指示で確認してください。
2. 絶縁抵抗の測定記録を点検する
コピーして使えるプロンプト
次は絶縁抵抗測定の記録です。試験成績書に清書する前に点検してください。 # 判定基準(発注者の特記仕様で確認済みの値を入れる) ・低圧配線:電路ごとに【5】MΩ以上(機器接続状態は【1】MΩ以上) # 回路一覧 【L-1、L-2、L-3、L-4、L-5、P-1】 # 測定記録(現場メモの転記) 【L-1 線間 >100 対地 >100 L-2 線間 50 対地 3.2(機器接続) L-3 線間 >100 対地 0.8 L-5 線間 >100 対地 >100 P-1 線間 >100 対地 20】 # 依頼 1. 回路ごとに表にしてください(回路/線間/対地/機器接続の有無/基準との比較)。 2. 回路一覧にあって記録にない回路を挙げてください。 3. 基準を下回る値に「要確認」と付けてください。 4. 合否は確定しないでください。値の補完もしないでください。
出力イメージ(例)
| 回路 | 線間(MΩ) | 対地(MΩ) | 機器接続 | 基準との比較 | |---|---|---|---|---| | L-1 | >100 | >100 | 記載なし | 基準以上 | | L-2 | 50 | 3.2 | あり | 基準(1MΩ)以上 | | L-3 | >100 | 0.8 | 記載なし | 要確認(対地が5MΩ未満) | | L-5 | >100 | >100 | 記載なし | 基準以上 | | P-1 | >100 | 20 | 記載なし | 基準以上 | 記録にない回路:L-4 確認してほしい点: ・L-3の対地0.8MΩは、機器接続の有無が記録にありません。 ・測定電圧、測定日、測定器、測定者の記載がありません。 ※説明用の例です。合否の判断と再測定の要否は担当者が行ってください。
3. Claude Codeで竣工図書フォルダの不足を洗い出す
Claude Codeは、パソコン上のフォルダを読み、一覧化や点検を指示どおりに行えるAIです(ターミナル、IDE、デスクトップアプリ、ブラウザから利用可能。2026年10月1日、公式ドキュメントで確認)。竣工図書のようにファイルが多い書類の点検に向いています。
コピーして使えるプロンプト(Claude Codeへの指示文)
このフォルダは【○○庁舎改修電気設備工事】の竣工図書です。 「提出図書一覧.xlsx」と、フォルダの中身を突き合わせてください。 # 依頼 1. 一覧にあってフォルダにない書類を表にしてください。 2. フォルダにあって一覧にないファイルを挙げてください。 3. 試験成績書のPDFについて、ファイル名から回路・盤名を読み取り、 「回路一覧.xlsx」と比べて抜けている回路を挙げてください。 4. ファイルの移動・名前の変更・削除はしないでください。 5. 図面やPDFの中身の正しさは判断しないでください。
出力イメージ(例)
一覧にあってフォルダにない書類:2件 | No. | 書類名 | 区分 | |---|---|---| | 12 | 機器取扱い説明書(分電盤) | 保全に関する資料 | | 15 | 総合試運転報告書 | 保全に関する資料 | 一覧にないファイル:1件 ・照明器具_旧品番一覧.xlsx(提出対象か確認してください) 試験成績書で抜けている回路: ・絶縁抵抗:L-4 ※説明用の例です。ファイルの変更は行っていません。
工事写真の整理は工事写真台帳の作り方、設備工事の試運転記録は設備工事会社のAI活用もあわせてご覧ください。
電気工事でAIに任せてはいけないこと
| 任せないこと | 理由 | AIを使うならここまで |
|---|---|---|
| 測定・試験の実施と測定値の記入 | 測定は現場で有資格者・担当者が行うもの。値の推測は虚偽の記録になる | 測定済みの値の清書と記入漏れの指摘 |
| 合否・再測定の判断 | 安全と品質の責任は施工者にある | 基準値との比較結果の一覧化 |
| 資格の有無・作業範囲の確定 | 電気工事士法で、資格ごとに従事できる作業が決まっている | 名簿と免状一覧の照合補助 |
| 停電・活線作業の手順の確定 | 現場の系統と設備で手順が変わる。誤りは感電・停電事故につながる | 手順書の体裁の整え、抜けやすい確認項目の候補出し |
| 官公署・電力会社への届出内容の確定 | 義務者と要件が法令・地域で決まっている | 手続き一覧と期限の管理表づくり |
注意
この記事は、2026年10月1日時点で国土交通省「公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編)令和7年版」と、経済産業省の産業保安監督部の公式ページを確認して書いています。提出書類・試験項目・基準値は、発注者の特記仕様・元請の指定・最新の仕様書が優先します。法令の手続きは改正されることがあるため、所轄の産業保安監督部や都道府県で最新の情報を確認してください。AIの出力は下書きとして使い、測定・判断・最終確認は人が行います。
電気工事の書類をAIで整える前のチェックリスト
- 工事ごとに、発注者・元請の提出図書一覧と特記仕様を手元にそろえた
- 工種別施工計画書の前回分を、ひな形として整理した
- 試験成績書の様式と、判定基準(特記仕様の値)を確認した
- 回路一覧・盤一覧を表計算ソフトで作っている
- 基準値との比較は表計算ソフトの数式で行い、AIは点検に使うと決めた
- 作業員名簿と電気工事士免状・認定証の一覧をそろえた
- 電気工事業法の帳簿の記載事項を確認した
- 図面や発注者の資料をAIに入れてよいか、契約と社内ルールで確認した
- AIの出力を誰が確認するかを決めた
よくある質問
電気工事会社はAIをどの業務から使うとよいですか?
毎回同じ型で作る書類から始めるのが効果的です。工種別施工計画書の骨子づくり、試験成績書の清書と記入漏れの点検、竣工図書のそろえ漏れ確認などが向いています。測定と判断は人が行い、AIは書類を整える部分に使います。
絶縁抵抗の合否判定をAIに任せてもよいですか?
合否の確定は人が行ってください。基準値との比較は表計算ソフトの数式で行い、AIには数式の結果と記録の食い違い、測定していない回路、単位の誤りなどの点検を任せる分担がおすすめです。
電気工事業法の帳簿には何を書きますか?
経済産業省の産業保安監督部の案内では、注文者の氏名又は名称及び住所、電気工事の種類及び施工場所、施工年月日、主任電気工事士等及び作業者の氏名、配線図、検査結果を記載し、5年間保存するとされています。最新の要件は所轄の産業保安監督部で確認してください。
図面をAIに読み込ませても大丈夫ですか?
発注者から受け取った図面や資料は、契約や発注者の指示で外部サービスへの入力が制限されている場合があります。先に契約書・特記仕様と社内ルールを確認し、必要な部分だけを入力してください。法人向けの設定やデータの扱いも事前に確認しておくと安心です。
民間工事でも公共建築工事標準仕様書に従う必要がありますか?
標準仕様書は国の官庁営繕工事の基準です。民間工事では、設計図書や特記仕様でこの仕様書を準用すると書かれている場合に従います。書類の種類や試験項目は、発注者・元請の指定を確認してください。
まとめ
- 電気工事会社でAIが役立つのは、施工計画書の下書き、試験成績書の点検、竣工図書・安全書類のそろえ漏れ確認です。
- 公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編)では、施工計画書、施工図、試験成績書、完成図、保全に関する資料の提出が定められています。
- 試験成績書は、測定値の清書と抜けの点検をAIに任せ、測定と合否の判断は人が行います。
- 電気工事業法の帳簿、電気工事士の資格、自家用電気工作物の手続きは、一覧と期限の管理にAIを使えます。
- 提出書類と基準値は、発注者の特記仕様・最新の仕様書が優先です。
電気工事会社の書類業務、AIでどこまで減らせるか確かめませんか
「電気工事会社のAI活用ガイド」では、施工計画書・試験成績書・安全書類について、AIに任せる部分と人が担う部分、指示文の例を整理しています。社内での検討にお使いください。
参考・出典(2026年10月1日確認)
