採用・労務・経理に関するお役立ち情報
リクルートダイレクトスカウトの料金体系|費用相場と費用対効果を解説
リクルートダイレクトスカウトの導入を検討する際、「料金はいくらかかるのか」「費用対効果は見合うのか」が気になる方は多いのではないでしょうか。結論として、初期費用や月額費用は無料で、採用が決定したときにのみ理論年収の15%が発生する成功報酬型です。本記事では、料金体系の仕組みから費用シミュレーション、注意点までをわかりやすく解説します。
「成功報酬型は結局いくらかかるのか」「自社の採用単価に見合うのか」といった疑問は、採用計画と照らして試算すると判断しやすくなります。
リクルートダイレクトスカウトとは?料金の前に知っておきたい基本

リクルートダイレクトスカウトは、株式会社リクルートが運営するハイクラス・エグゼクティブ層向けのスカウト型(ダイレクトリクルーティング)サービスです。2021年に「CAREER CARVER(キャリアカーバー)」から名称変更されたサービスで、企業が求職者に直接アプローチできる点が特徴です。
料金を正しく理解するうえでは、まずサービスの仕組みを押さえておくとイメージがつかみやすくなります。ここでは基本の機能と、どのような採用に向いているのかを整理します。
ハイクラス採用に強いスカウト型サービス
リクルートダイレクトスカウトでは、求職者が職務経歴や希望条件を「レジュメ」に登録し、企業やヘッドハンターがそのレジュメを見てスカウトを送る流れで採用活動が進みます。求人媒体のように応募を待つのではなく、企業側から候補者にアプローチできるため、母集団形成を能動的に進められる点が強みです。
サービス登録者の平均転職決定年収は925万円以上(2022年度実績)とされており、年収800万円〜2,000万円といったハイクラス層の採用に強みがあるサービスです。
出典:リクルートダイレクトスカウト公式サイト「サービス紹介ページ」
管理職や専門職など、通常の求人媒体では出会いにくい人材層にアプローチしたい企業に適していると考えられます。
料金理解のカギとなる「AIレコメンド」と「スカウト無制限」
リクルートダイレクトスカウトには、作成した求人票と求職者のレジュメ情報をもとに、採用要件にマッチする可能性の高い候補者をAIが自動でレコメンドする機能があります。担当者は表示された候補者の中からスカウト対象を選び、スカウトを送信していきます。
また、スカウト送信数・求人掲載数に制限がないため、緊急度の高い採用から「良い人がいれば検討したい」というニーズまで柔軟に対応できます。
出典:リクルートダイレクトスカウト企業向け公式「よくある質問」
送信数に応じた追加課金がない点は、後述する料金体系を理解するうえで重要なポイントです。
リクルートダイレクトスカウトの料金体系【成功報酬型】

リクルートダイレクトスカウトの料金体系は、採用が決定したときにのみ費用が発生する成功報酬型です。公式サイトでも「完全成果報酬型」と案内されており、導入時のコストリスクを抑えて始めやすい仕組みになっています。
ここでは「初期費用」「採用決定手数料」「理論年収」という3つの観点から、料金の全体像を具体的に見ていきます。
初期費用・月額費用は無料
リクルートダイレクトスカウトは、導入時の初期費用が無料で、月額の固定利用料もかかりません。費用が発生するのは採用が決定した入社時のみで、それまでは実質的にコストをかけずに採用活動をスタートできます。
出典:リクルートダイレクトスカウト企業向け公式「費用・料金」
掲載しているだけで費用が発生する求人広告型と異なり、採用に至らなければ費用負担が生じない点が成功報酬型の大きな特徴です。この仕組みは、採用予算のリスクを抑えたい企業にとってメリットになりやすいと考えられます。
採用決定手数料は「理論年収×15%」
採用が決定した場合の手数料は、入社者の理論年収の15%です。たとえば理論年収600万円の人材を採用した場合、手数料は約90万円となります。
出典:リクルートダイレクトスカウト企業向け公式「費用・料金」
手数料は採用する人材の年収水準に連動するため、年収が高いハイクラス人材ほど1名あたりの費用も高くなる傾向があります。あらかじめ採用ターゲットの想定年収から費用感を把握しておくと、予算計画が立てやすくなります。
なお、企業向けの契約はリクルートの人材紹介サービス「リクルートエージェント」を含めた形での契約となり、こちらも導入時の費用は無料の成果報酬型です。
手数料の基準となる「理論年収」とは?
理論年収とは、その人材が企業に1年間在籍した場合の想定年収を指します。一般的には「月額固定額(基本給+諸手当)×12カ月+賞与」で算出されます。
出典:リクルートダイレクトスカウト中途採用ガイド「ダイレクトリクルーティングの費用は?」
手数料は実際の支給額ではなく、この理論年収をベースに計算される点に注意が必要です。採用予定のポジションの給与テーブルから理論年収を試算しておくと、より正確な費用見込みを立てられます。
ここまでの費用項目を整理すると、以下のとおりです。
| 費用項目 | 金額・内容 |
|---|---|
| 初期費用 | 無料 |
| 月額固定費 | 無料 |
| スカウト送信・求人掲載 | 無制限(追加課金なし) |
| 採用決定手数料 | 入社者の理論年収×15%(入社時のみ) |
想定年収と採用人数によって総額は大きく変わります。試算のすり合わせだけでもご相談いただけます。
リクルートダイレクトスカウトの料金シミュレーション(早見表)

成功報酬は「理論年収×15%」で決まるため、採用ターゲットの年収帯がわかれば費用の目安を事前に試算できます。ここでは理論年収別の手数料早見表を用意しました。自社の採用ポジションに近い年収帯を目安にご活用ください。
理論年収別・採用決定手数料の早見表
以下は、理論年収に15%を掛けて算出した1名あたりの手数料の目安です。実際の金額は契約内容によって異なる場合があるため、詳細は資料請求で確認することをおすすめします。
| 理論年収 | 採用決定手数料(理論年収×15%) |
|---|---|
| 400万円 | 約60万円 |
| 500万円 | 約75万円 |
| 600万円 | 約90万円 |
| 700万円 | 約105万円 |
| 800万円 | 約120万円 |
| 1,000万円 | 約150万円 |
| 1,200万円 | 約180万円 |
このように、年収帯が上がるほど1名あたりの手数料も比例して増えるのが成功報酬型の特徴です。ハイクラス採用では1名で100万円を超えることも珍しくないため、採用計画の段階で費用感を把握しておくことが大切です。
複数名を採用した場合の費用イメージ
成功報酬型では、手数料は採用が決定した人数分だけ発生します。たとえば理論年収600万円の人材を3名採用した場合、約90万円×3名=約270万円が費用の目安となります。
一方で、掲載や利用に対する固定費がないため、採用に至らなかった月に無駄なコストがかからない点はメリットです。年間の採用人数と平均年収帯をもとに総額を試算すると、他の採用手法とのコスト比較がしやすくなります。
リクルートダイレクトスカウトの料金|メリットと注意点

成功報酬型の料金体系には、他の料金形態にはないメリットがある一方で、事前に理解しておきたい注意点もあります。ここでは料金形態の違いを整理したうえで、成功報酬型のメリットと注意点を解説します。
他の料金形態との違い
採用サービスの料金形態は、大きく次の3つのタイプに分けられます。リクルートダイレクトスカウトは、このうち成功報酬型に該当します。
| 料金形態 | 費用が発生するタイミング | 特徴 |
|---|---|---|
| 掲載課金型 | 求人掲載時 | 採用の有無にかかわらず掲載費が発生する |
| 定額型 | 契約期間中(定額) | 一定期間の利用料を先に支払い、採用数は問わない |
| 成功報酬型 | 採用決定時 | 採用が決まった分だけ費用が発生する |
掲載課金型や定額型は先に費用が発生するのに対し、成功報酬型は採用が決まるまで費用が発生しない点が最大の違いです。少人数をじっくり採用したい場合や、初期コストを抑えたい場合に選ばれやすい料金形態と言えます。
成功報酬型のメリット
成功報酬型の最大のメリットは、採用できなければ費用が発生しないため、コストリスクを抑えやすい点です。初期費用や月額固定費がないため、採用活動の立ち上げ時の負担を軽減できます。
加えて、スカウト送信数や求人掲載数に制限がないため、費用を気にせず積極的に候補者へアプローチできます。新規事業の立ち上げや特定の専門職など、少人数を効率的に採用したいケースと相性が良いと考えられます。
成功報酬型のデメリット・注意点
一方で、ハイクラス人材を採用するほど1名あたりの手数料が高額になりやすい点には注意が必要です。理論年収1,000万円の人材であれば、手数料は約150万円に達します。
また、大量採用を行う場合は採用人数に比例して総額が膨らむため、母集団形成のためのスカウト運用工数と合わせて、費用対効果を見極めることが重要です。求人広告型のように定額で多数を採用したいケースでは、他の手法と比較検討する余地があります。
media任せにせず、返信率を高める運用まで含めて設計すると費用対効果が変わります。
リクルートダイレクトスカウトの料金を検討する際に押さえたいポイント

料金体系そのものはシンプルですが、契約条件や運用面を理解しておかないと想定外のコストや手間が発生することもあります。ここでは導入前に確認しておきたい3つのポイントを紹介します。
返金規定と契約更新の条件を確認する
リクルートダイレクトスカウトでは、入社後6カ月以内に退職等となり、一定の条件を満たす場合には返金規定の適用があります。
出典:リクルートダイレクトスカウト企業向け公式「よくある質問」
早期離職のリスクに備える仕組みがあるため、条件の詳細は事前に確認しておくと安心です。
また、サービスは年次での自動更新となります。翌年の利用意向がない場合は期間終了の1カ月前までに連絡が必要とされているため、更新のタイミングを社内で管理しておくことが望ましいでしょう。
スカウト運用にかかる社内リソースを見込んでおく
成功報酬型は費用面のリスクが小さい一方で、候補者の選定やスカウト文面の作成、返信対応といった運用工数は社内で負担する必要があります。スカウト型採用は「送って終わり」ではなく、返信率を高める運用が採用成果を左右します。
採用担当者の工数が確保できない場合、スカウトの送信数が伸びず、結果として母集団形成が進まないケースも見られます。料金だけでなく、運用にかけられるリソースも含めて検討することが大切です。
費用対効果を高める運用の工夫
費用対効果を高めるには、AIレコメンドを活用してターゲットに合致した候補者に絞り込み、スカウト文面を候補者ごとに最適化することが有効と考えられます。ターゲットとずれたスカウトを大量に送るより、要件に合う候補者へ質の高いスカウトを送るほうが返信率の向上が期待できます。
採用支援の現場では、スカウト運用の型が定まらないまま送信を続け、返信率が伸び悩むケースが多く見られます。運用ノウハウが社内に蓄積されていない場合は、外部の採用支援サービスを活用して立ち上げを効率化する方法もあります。
スカウト運用に不安があるときの選択肢|採用支援サービスの活用

リクルートダイレクトスカウトは料金面のリスクを抑えやすいサービスですが、成果を出すにはスカウト運用や採用ターゲットの設計といった実務が欠かせません。運用リソースやノウハウに不安がある場合は、採用支援サービスに運用や採用基盤づくりを任せる選択肢もあります。
ヨビコム|スカウト運用から採用サイトまでワンストップで支援
ヨビコムは、株式会社Digital&が運営する採用支援サービスです。スカウト型採用の運用支援に加え、採用サイト制作・採用ブランディング・採用SNS運用までをワンストップで支援し、データ分析にもとづく改善(PDCA)まで一貫してサポートします。
たとえば介護事業を手がける株式会社ideinでは、ナーシングホームの新規立ち上げにあたり複数職種を短期間で採用する必要がありながら、採用の専任担当を置けていませんでした。採用サイトと求人運用の強化を通じて、35名以上の採用につながっています(事例詳細:採用サイト・求人運用を強化し35名以上の採用に成功|株式会社ideinの採用支援事例)。
スカウトの運用工数を社内で確保しづらい企業や、採用サイト・ブランディングを含めて採用基盤ごと整えたい企業に適したサービスです。
- スカウト運用支援(ターゲット設計・文面作成・運用改善)
- 採用サイト制作(採用戦略にもとづくサイト企画・UX設計)
- 採用ブランディング
- 採用SNS運用・SNS広告運用
- データ分析にもとづく採用施策の改善
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社Digital& |
| 所在地 | 東京都文京区本駒込6丁目25番5号 |
| 設立 | 要問い合わせ |
| 資本金 | 要問い合わせ |
| 従業員数 | 60名(業務委託含む) |
| 可能なサービス | 採用サイト制作/採用ブランディング/スカウト運用支援/採用SNS運用 など |
| 費用・料金 | 月額10万円〜40万円(税別)/初期費用なし/成功報酬0円 |
| 問い合わせ先 | ヨビコム お問い合わせページ |
ヨビコムのサービス内容や費用について詳しく知りたい方は、ぜひヨビコムへお気軽にご相談ください。
リクルートダイレクトスカウトの料金に関するよくある質問

最後に、リクルートダイレクトスカウトの料金について企業からよく寄せられる質問をまとめました。導入検討の参考にしてください。
Q1. 結局、料金はいくらかかりますか?
初期費用・月額費用は無料で、採用が決定した入社時にのみ理論年収の15%が手数料として発生します。たとえば理論年収600万円の人材を採用した場合、費用は約90万円が目安です。
Q2. 初期費用や月額の固定費はかかりますか?
導入時の初期費用は無料で、月額の固定利用料もかかりません。費用が発生するのは採用が決定したときのみのため、導入時のコストリスクを抑えられます。
Q3. スカウト送信数や求人掲載数に制限はありますか?
スカウト送信数・求人掲載数ともに制限はありません。送信数に応じた追加課金がないため、費用を気にせず積極的に候補者へアプローチできます。
Q4. 早期に離職した場合、返金はありますか?
入社後6カ月以内に退職等となり、一定の条件を満たす場合には返金規定の適用があります。適用条件の詳細は契約内容によって異なるため、事前の確認をおすすめします。
Q5. 手数料の基準となる「理論年収」はどう決まりますか?
理論年収は、1年間在籍した場合の想定年収を指し、「月額固定額(基本給+諸手当)×12カ月+賞与」で算出されるのが一般的です。実際の支給額ではなく理論年収をもとに手数料が計算される点に注意しましょう。
まとめ|リクルートダイレクトスカウトの料金を理解して採用を成功させよう

リクルートダイレクトスカウトは、初期費用・月額費用が無料で、採用決定時に理論年収の15%が発生する成功報酬型のサービスです。スカウト送信数や求人掲載数に制限がなく、コストリスクを抑えながらハイクラス採用に取り組める点が特徴です。
一方で、年収帯が上がるほど1名あたりの手数料は高くなり、成果を出すにはスカウト運用の工数やノウハウも欠かせません。料金の安さだけでなく、運用体制まで含めて費用対効果を見極めることが、採用成功のポイントになります。
リクルートダイレクトスカウトをはじめとするスカウト採用の運用や、採用サイト・採用ブランディングを含めた採用基盤づくりでお悩みの方は、ぜひヨビコムへお気軽にご相談ください。
スカウトの運用工数に不安がある場合は、代行や部分支援も含めてご相談ください。
