整骨院・接骨院の新患は、「近い」「通える時間」「信頼できそう」の3点で選ばれています。この判断はほぼすべて、来院前にスマートフォンの画面上で行われます。
本レポートは、SNSとポータルサイトという2つのチャネルを、役割を分けて使う方法として整理したものです。どちらも運用が続かず止まってしまうケースが多いため、継続できる設計に重点を置いています。
このレポートでわかること
どちらも集患のチャネルですが、患者が接触する段階が異なります。同じ使い方をすると、どちらも効果が薄くなります。
| 項目 | SNS | ポータルサイト |
|---|---|---|
| 接触する段階 | 日常の中で目にする | 探しているとき |
| 主な役割 | 認知と信頼の形成 | 比較して選ばせる |
| 届く相手 | 地域の住民 | いま院を探している人 |
| 費用 | 人件費中心 | 掲載料が継続 |
| 即効性 | 低い(積み上げ型) | 高い |
| 資産性 | フォロワーが残る | 掲載をやめると止まる |
短期の新患確保はポータル、中長期の指名獲得はSNSという役割分担が基本になります。どちらか一方に寄せると、費用か時間のどちらかで苦しくなります。
SNSで成果が出ない最大の原因は、投稿内容が「宣伝」になっていることです。
投稿が止まる原因は、完成度を求めすぎることです。スタッフが施術の合間に撮れる内容に絞り、頻度を優先してください。週2回を1年続けるほうが、毎日投稿して1か月で止まるより成果が出ます。
「本日も営業しています」という投稿は、誰の役にも立ちません。見た人が得るものがある内容に絞ってください。
ポータルサイトは掲載料が継続的に発生するため、費用に見合う新患が来ているかを測る必要があります。
ポータル経由の新患は、掲載をやめれば止まります。来院した患者を次回以降は直接予約につなげる導線を、必ず用意してください。
整骨院を探している人は、ほぼ必ず口コミを読みます。口コミの内容と数が、選定の最終判断になります。
口コミの投稿に対して金銭や割引などの対価を提供することは、表示に関する規制上の問題となる可能性があります。依頼はあくまで任意の投稿を促す範囲にとどめてください。
否定的な口コミがゼロの院より、対応が丁寧な院のほうが信頼されます。返信の姿勢まで読まれていると考えてください。
SNSとポータルは、つなげることで効果が上がります。
最終的な目標は、ポータル依存を下げることです。SNSと直接予約の比率が上がるほど、掲載料の負担は軽くなります。
| 章 | 内容 |
|---|---|
| SNSの活用法による集患力の向上 | 地域密着型の情報発信の考え方 |
| ポータルサイトの選び方と運用方法 | 選定基準と掲載内容の整備 |
| SNS運用の実践方法 | 投稿頻度と内容の設計 |
| デジタル施策の重要性 | 広告とSNSの連携 |
| SNSとポータルサイトの連携方法 | 新患獲得を効率化する導線設計 |
次のような課題をお持ちの経営者に向けた内容です。
まとめ
短期の新患確保はポータル、中長期の指名獲得はSNSという役割分担で運用してください。
SNSは宣伝ではなく、見た人が得るものがある内容に絞ってください。頻度より継続が重要です。
ポータル経由の患者を次回は直接予約につなげる導線を必ず用意してください。掲載をやめれば流入は止まります。
SNSとポータル、どちらから始めるべきですか
短期で新患が必要な場合はポータルから始めてください。ただし掲載料は継続的に発生するため、並行してSNSと直接予約の導線を育てることをおすすめします。
SNSの投稿が続きません
完成度を求めすぎている可能性があります。スタッフが施術の合間に撮れる内容に絞り、週2回程度の無理のない頻度で設計してください。毎日投稿して1か月で止まるより成果が出ます。
口コミの投稿をお願いしてもよいですか
任意の投稿を促す範囲であれば問題ありませんが、金銭や割引などの対価を提供することは表示に関する規制上の問題となる可能性があります。依頼の方法は院内で統一しておいてください。
否定的な口コミが付いたらどうすればよいですか
反論せず、改善の姿勢を示す冷静な返信をしてください。個別の施術内容には触れないことが重要です。否定的な口コミがゼロの院より、対応が丁寧な院のほうが信頼されます。
現在の新患の流入経路、ポータル掲載費、SNSの運用状況を拝見したうえで、着手すべき施策を整理します。まずは無料の経営相談をご利用ください。
RE71