「DXを進めたいが、社内に分かる人がいない」「ツールは導入したのに、現場が使っていない」。DX人材育成のご相談は、この2つから始まります。DXが進まない理由の大半は、ツールの選定ミスではなく、使いこなす人が社内にいないことにあります。
Digital&のDX人材育成・研修は、ITの一般知識を教える講座ではありません。自社で実際に困っている業務を題材に、改善案をつくり、実際にツールで組み、現場に定着させるところまでを受講者が経験する実践型のプログラムです。研修が終わった時点で、業務が1つ改善されている状態を目指します。
このページでわかること
DX人材とは、プログラムが書ける人のことではありません。いまの業務のどこに無駄があるかを見つけ、それをデジタルで解決できる形に分解し、ツールを選んで実装し、現場に使ってもらえる人のことです。この4つのうち、外部に頼めるのは実装だけで、残りの3つは社内に必要です。
カリキュラム設計、講義、実務課題への伴走、成果発表会の運営までを担当します。受講者が組んだ仕組みが本番運用に耐えるかどうかの技術レビューも行います。
| 項目 | よくある現状(Before) | 育成後(After) |
|---|---|---|
| 改善の起点 | ベンダーから提案されたものを検討 | 現場が自分で無駄を見つけて起案 |
| ツール選定 | 機能の多さと価格で判断 | 解決したい課題から逆算して選定 |
| 実装 | すべて外注、小さな修正も依頼 | 簡単な仕組みは社内で作り、複雑なものだけ外注 |
| 定着 | 導入したが使われない | 手順書と説明会があり、現場が使い続ける |
| 効果 | 削減効果が測られていない | 削減時間と件数を数字で報告できる |
| スピード | 企画から稼働まで半年以上 | 小さな改善は2〜4週間で回る |
現在の業務でどこに手作業が集中しているかを伺い、育成すべき人材像と、最初に取り組むべき改善テーマの候補をお伝えします。研修より先にツール導入を優先すべきケースもあり、その判断材料までお持ち帰りいただけます。
オンライン講座やセミナーで基礎知識を得ても、自社の業務に適用する段階で止まります。知識と、自社の業務に当てはめる力は別物です。
当社のプログラムでは、受講者が自分の担当業務から改善テーマを1つ持ち込み、研修期間中にそれを実際に改善します。研修が終わったときに、成果物が1つ残っている状態を必ずつくります。
DXの起点は、業務の無駄を最もよく知っている現場です。情報システム担当だけを育てても、何を作るべきかの判断が現場から出てきません。
おすすめしているのは、現場部門から2〜4名、管理部門から1〜2名を選ぶ構成です。異なる部門の受講者が互いの業務を見ることで、部門をまたいだ改善案が生まれます。
研修は受けたが、通常業務に戻ったら改善に使う時間がない。これが最も多い失敗のパターンです。
対策は明快で、研修期間中および終了後3か月は、週に2〜4時間を改善活動に充てることを経営者が明言することです。この時間を確保できない場合、育成の投資は回収できません。
受講人数、期間、実装支援の範囲によって変わります。以下は4〜8名を対象とした標準的なプログラムの目安です。
| 支援の範囲 | 主な内容 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 基礎研修 | 業務可視化、改善の考え方、ツールの選び方 | 1か月(半日×4回) |
| 実践プログラム | 基礎研修+自社課題への伴走+成果発表会 | 3か月 |
| 本格プログラム | 実践内容+実装支援+本番運用への移行支援 | 6か月 |
| 継続支援 | 改善テーマの追加、次期受講者への展開 | 継続 |
費用は人数と期間で変わります。人材開発支援助成金などの公的な助成制度が使える場合があり、活用可否の確認もあわせてご相談いただけます。
改善テーマ一覧があることで、研修が終わっても次に何をすべきかが明確になります。
DX人材育成は、実際の改善プロジェクトと組み合わせると効果が明確になります。中小企業向けDXコンサルティング、バックオフィス改革、生成AIとCopilotのDX研修との併用が代表的です。制度面では補助金活用支援もご検討ください。
製造業、建設業、運送業、卸売業、医療介護、宿泊業など、紙とExcelでの手作業が多く残っている業種で特に効果が出やすい支援です。
この記事のまとめ
DX人材とは、業務の無駄を見つけ、デジタルで解決できる形に分解し、ツールを選んで実装し、現場に定着させられる人のことです。このうち外部に頼めるのは実装だけで、残りは社内に必要です。
つまずきの多くは、一般的なIT研修で終わること、情報システム担当だけを対象にすること、研修後の時間が確保されていないことの3点です。Digital&は自社の実務課題を題材に、改善が1つ完成するまで並走します。
ITに詳しくない社員でも受講できますか?
できます。むしろ業務をよく知っている現場の方が対象の中心です。プログラミングは扱わず、ノーコードツールと生成AIを使うため、日常的にパソコンで業務をしている方であれば問題なく進められます。
何名くらいで受講するのが適切ですか?
4〜8名をおすすめしています。部門をまたいで選ぶことで、互いの業務を知り、部門横断の改善案が生まれます。1部門だけで完結すると、視野が狭くなりがちです。
研修中の業務時間はどれくらい必要ですか?
講義が半日×4回程度、加えて実装演習に週2〜4時間を見込んでいただきます。この時間を確保できるかどうかが成否を分けるため、開始前に経営者から明言していただくようお願いしています。
生成AIの活用も扱いますか?
扱います。文書作成、要約、データ整理、問い合わせ対応の下書きなど、すぐに効果が出る使い方から入ります。あわせて、社内で使う際の情報の取り扱いルールづくりも支援します。
助成金は使えますか?
人材開発支援助成金などが対象になる場合があります。年度や訓練内容によって要件が変わるため、計画段階での確認が必要です。申請時期を踏まえたスケジュール調整もご相談いただけます。
研修後、社内で改善が続くか不安です。
改善テーマ一覧と効果測定シートを残すこと、そして本番運用に移行するまで3か月並走することで、続く可能性を高めています。あわせて、四半期ごとの振り返りの場を社内に設けることをおすすめしています。
無料の経営相談では、現在の業務でどこに手作業が集中しているかを伺い、育成すべき人材像と最初に取り組むべき改善テーマの候補をお伝えします。オンラインで60分、着手の順番までお持ち帰りいただけます。