ブランディングは感覚的な取り組みだと思われがちですが、実際には手元のデータから判断できる部分が多くあります。誰が買っているのか、なぜ選ばれたのか、どの言葉に反応したのか。これらを把握したうえで発信内容を決めると、印象論に頼らないブランドづくりが可能になります。本セミナーでは、その進め方を具体的に解説します。
ブランディングの相談で多いのは、「どんなイメージを打ち出すべきか」という問いです。しかしこの答えは、社内での議論からは出てきません。すでに自社を選んでいる顧客が、何を評価しているかを見るほうが確実です。
セミナーの前半では、手元にあるデータから顧客像を描く方法を扱います。購入履歴、問い合わせ内容、レビュー、検索されている言葉。特別な調査をしなくても、これらを整理するだけで相当のことが分かります。
後半では、把握した内容を発信に落とす方法を扱います。顧客が評価している点を強調し、そうでない点は控える。この判断ができると、限られた発信の機会を効果的に使えます。あわせて、ブランド価値を価格に反映させる際の考え方もお伝えします。
全体は60分。現状把握、発信設計、測定の順に扱います。
| 時間 | 内容 | ゴール |
|---|---|---|
| 12:00-12:10 | データから始めるブランディング | 進め方の前提を揃える |
| 12:10-12:30 | 顧客像をデータから描く | 自社の顧客を言語化する |
| 12:30-12:45 | 発信内容の決め方 | 伝えるべき軸を定める |
| 12:45-12:55 | 価格と成果の測定 | 取り組みを継続する基盤を作る |
| 12:55-13:00 | 質疑応答 | 個別の相談 |
印象づくりではなく、既に評価されている点を強める考え方を共有します。
購入データ、レビュー、問い合わせ、検索語。4つの情報源からの読み取り方を扱います。
強調する点、控える点、使う言葉。発信の軸を決める手順を示します。
価値を価格に反映させる考え方と、成果を測る指標を扱います。
調査会社に依頼しなくても、既にある情報から相当のことが分かります。
| 情報源 | 分かること | 取得の手間 |
|---|---|---|
| 購入履歴 | どの層が何を買っているか | 低(既にある) |
| レビュー・感想 | 何を評価しているか | 低(既にある) |
| 問い合わせ内容 | 何に不安を感じているか | 低(記録があれば) |
| 検索されている言葉 | どう探されているか | 中(解析ツール) |
| 既存顧客への聞き取り | 選んだ理由 | 中(5社程度) |
顧客が繰り返し使っている言葉が、自社が評価されている点です。「丁寧」「早い」「相談しやすい」。こうした言葉を拾い出し、頻度順に並べると、強みが客観的に見えてきます。
想定していた顧客層と、実際に買っている層が異なることは珍しくありません。実際の層に合わせて発信を調整するほうが、成果が早く出ます。
よく寄せられる質問は、購入をためらわせている要因です。これらを先回りして発信に含めると、検討段階での離脱が減ります。
すべての強みを同じ強さで打ち出すと、印象が散ります。優先順位をつけます。
「品質も価格も対応も良い」では記憶に残りません。顧客が最も多く挙げている点を主軸に据え、他は補足として扱います。
社内で整えた表現より、顧客が実際に使った言葉のほうが、同じ立場の人に届きます。レビューから拾った表現を、そのまま発信に使います。
サイト、SNS、営業資料。媒体は違っても、伝える中心は同じにします。媒体ごとに違うことを言うと、印象が定着しません。
値引き訴求をしない、特定の層向けの表現は使わない。避けることを決めておくと、日々の判断が速くなり、一貫性も保てます。
ブランディングの目的は、最終的に価格と選ばれ方に表れます。
同じ価格でも、なぜその価格なのかが伝わっていれば納得されます。素材、工程、対応範囲、保証。説明を充実させてから価格を見直す順序が安全です。
社名や商品名で検索される回数は、認知の広がりを表す分かりやすい指標です。月次で記録すると、取り組みの効果が見えてきます。
ブランドが育っている状態では、紹介と再購入の比率が上がります。新規獲得数だけでなく、この比率を並べて見ます。
ブランドづくりの効果は数か月から年単位で表れます。四半期ごとに指標を確認し、方向性が合っているかを見る運用にします。
| 日時 | 2024年6月5日(水) |
|---|---|
| 時間 | 12:00-13:00 |
| 参加費用 | 無料 |
| 場所 | WEBによるオンライン開催 |
| 視聴方法 | Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します) |
| スケジュール | 開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。 |
| 諸注意 | 本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
| 主催 | 株式会社Digital& |
| セミナー番号 | D09 |
データが少ない場合はどうすればよいですか。
既存顧客5社への聞き取りから始められます。当日は聞き方も扱います。
BtoB企業でも有効ですか。
有効です。BtoBでは信用と指名の獲得に表れます。
ロゴやデザインの刷新は必要ですか。
必ずしも必要ありません。当日は優先順位の考え方を説明します。
アーカイブ配信はありますか。
お申し込みいただいた方に後日ご案内します。
既にあるデータを見るだけで、打ち出すべき軸は絞り込めます。無料経営相談では、顧客層と販売状況をうかがい、発信の軸を整理してお伝えします。
本セミナーは終了しました