株式会社下田商店
代表取締役 下田 裕介様
──まず、SNS導入を検討された背景について教えてください。
下田様:
弊社が主に扱っている金属外壁材の市場は、人口減少や住宅着工件数の減少によって、長期的には縮小が予測されています。このまま従来通りの営業活動だけを続けていては、いずれ先細りになるのではないかという危機感がありました。
──単なるシェア争いではないと。
下田様:
そうですね。同業他社とのシェア争いではなく、「外壁市場全体」の中で金属外壁の可能性を広げたいと考えました。サイディングなど他素材から金属への需要転換を起こせないかと。そこに挑戦したいという思いが、SNS活用のきっかけでした。
──御社はB2B主体の企業ですが、その点は影響しましたか?
下田様:
大きく影響しています。弊社は基本的に業者向けの販売が中心です。いわゆるB2Bモデルですね。そのため一般消費者への認知がほとんどありませんでした。
ただ、最終的に住宅を選ぶのはエンドユーザーです。そこに情報が届いていなければ、素材選択の段階で候補にすら上がりません。
──SNS活用には期待を持たれていたのでしょうか?
下田様:
SNSが選挙や様々なマーケティングで活用されているのは見ていましたので、認知拡大には有効だろうという感覚はありました。ただ、具体的にどう始めればいいのか分からない。社内にもノウハウがなく、リソースも不足していました。そこが最大の課題でした。
──数ある支援会社の中でDigital&を選ばれた理由は何でしょうか?
下田様:
一番印象に残っているのは、業界理解のスピードです。金属外壁というかなりニッチな業界にも関わらず、打ち合わせを重ねるごとに理解度が深まっていくのを感じました。
こちらの話を聞くだけでなく、「自分たちで業界を理解しよう」という姿勢が強く伝わってきました。それが信頼につながりました。
──コスト面やスケジュール面はいかがでしたか?
下田様:
SNSは直接的な売上がすぐに発生する施策ではありません。間接的なキャッシュポイントをどう評価するかは正直悩みました。
その中で、弊社の事情やスケジュールを丁寧にヒアリングし、柔軟に対応していただけたことは大きな決め手でした。他社にはない安心感がありました。
──実際に運用を始めてみていかがですか?
下田様:
まず、「何もしていない状態」から脱却できたことが大きいです。SNSを通じて、金属外壁の魅力や施工事例を発信できるようになりました。
また、社内でもSNSを通じた情報発信の重要性が共有され始めています。以前は他人事だったデジタル施策が、少しずつ自分事になってきた感覚があります。
──効果実感はありますか?
下田様:
直接的な売上というよりは、「認知の種まき」ができている感覚ですね。今後も継続し、外壁市場全体の中で金属という選択肢を広げていきたいと考えています。
私たちDigital&は、株式会社下田商店様の「金属外壁の可能性を外壁市場全体の中で広げていきたい」という中長期の意思を起点に、SNS運用の設計と伴走をご一緒しました。
B2B主体の企業がB2Cへ認知を広げていくには、単発の投稿や表面的な“映え”ではなく、業界特性・商流・意思決定構造を踏まえた発信の土台づくりが欠かせません。だからこそ、私たちはニッチ領域である金属外壁材の情報を迅速にキャッチアップし、下田商店様の言葉と強みを整理しながら、継続できる運用の形へ落とし込んでいきました。
SNSは短期で売上が立つ施策ではない一方で、認知の“種まき”を積み重ねることで、需要転換を生む入口になり得ます。下田商店様の取り組みが、金属外壁という選択肢を広げる一歩として着実に進むよう、今後も運用体制の強化と発信の精度向上を支援していきます。