ECの売上が一定水準で止まり、施策を打っても変化がない——この状態で最も多い原因は、どの数字を上げるべきかが定まらないまま、複数の施策を同時に動かしていることです。売上は4つの要素の掛け算で説明でき、どれが弱いかを特定すれば、打つべき手は絞り込めます。本セミナーでは、その分解方法と、要素ごとの改善策を解説します。
売上は「訪問数 × 転換率 × 客単価 × 購入回数」で表せます。停滞している事業では、このうち1つか2つが明確に低く、それが全体の頭を押さえています。すべてを均等に改善しようとすると、労力が分散して変化が出ません。
セミナーの前半では、自社の数値を分解し、同業の一般的な水準と比較して弱点を特定する方法を扱います。転換率が1%を下回っているのに広告で訪問数を増やしても、費用が無駄になるだけです。
後半では、要素ごとの具体的な改善策を扱います。とくに転換率と客単価は、サイト内の改善で比較的短期間に動かせる領域です。広告や新規集客に投資する前に、こちらを先に手当てするほうが、同じ費用で得られる成果が大きくなります。
全体は60分。分解、特定、改善の順に扱います。
| 時間 | 内容 | ゴール |
|---|---|---|
| 12:00-12:10 | 売上を4要素に分解する | 自社の構造を把握する |
| 12:10-12:25 | 弱点の特定 | 手をつける対象を決める |
| 12:25-12:50 | 要素別の改善策 | 具体的な打ち手を持ち帰る |
| 12:50-13:00 | 効果測定と質疑応答 | 正しく評価できるようにする |
4要素の算出方法と、期間ごとの推移の見方を確認します。
業界の一般的な水準と比較し、最も改善余地の大きい要素を特定します。
要素ごとに、短期で効くものと時間がかかるものを分けて提示します。
施策ごとの効果を切り分けて測る方法を扱います。
同じ「売上が伸びない」でも、原因によって対策はまったく異なります。
| 弱い要素 | 症状 | 主な原因 | 優先すべき対策 |
|---|---|---|---|
| 訪問数 | そもそもアクセスが少ない | 検索・SNSからの流入不足 | 商品ページのSEO、SNS運用 |
| 転換率 | 見られているが買われない | 価格・送料・情報不足 | 商品情報の充実、送料表示 |
| 客単価 | 1回の購入額が小さい | 単品購入で終わる | セット販売、関連提案 |
| 購入回数 | リピートがない | 購入後の接触がない | 購入後の自動配信 |
転換率1%のサイトに訪問数を倍にしても、増える売上は限られ、広告費だけがかさみます。まず転換率を2%に改善すれば、同じ訪問数で売上が倍になります。
まとめ買いの割引、送料無料までの金額表示、関連商品の提案。これらはサイト側の設定で対応でき、数週間で結果が出ます。
リピート率の改善は、効果が積み上がる一方、成果が見えるまで数か月かかります。短期の施策と並行して着手します。
転換率は、購入直前の不安をどれだけ取り除けるかで決まります。
カートに進んでから送料に気づいて離脱するケースが多くあります。商品ページの価格の近くに明記するほうが、結果として購入率は上がります。
サイズ感、質感、実際の使用イメージ。写真の不足は購入をためらう最大の要因です。購入者からのレビューと写真を集める仕組みを作ります。
会員登録を必須にしない、住所は郵便番号から自動入力する、入力欄をスマートフォンで押しやすい大きさにする。細かい改善の積み上げが効きます。
サイズ交換の可否、使い方、保証。問い合わせの多い内容を商品ページに載せると、迷っている人がその場で判断できます。
新規獲得の費用が上がるなか、一人あたりの売上を高めることが収益の鍵になります。
「あと800円で送料無料」という表示があるだけで、追加購入が発生します。実装が容易で効果の大きい施策です。
一緒に使う商品をセットにして、単品合計よりわずかに安く提供します。選ぶ手間が減り、客単価も上がります。
使い方、活用のコツ、補充の案内。購入日を起点とした自動配信は、一度組めば継続的にリピートを生みます。
複数の施策を同時に実施すると、どれが効いたか分かりません。2週間程度の期間を区切り、1つずつ検証する運用にします。
| 日時 | 2024年5月23日(木) |
|---|---|
| 時間 | 12:00-13:00 |
| 参加費用 | 無料 |
| 場所 | WEBによるオンライン開催 |
| 視聴方法 | Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します) |
| スケジュール | 開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。 |
| 諸注意 | 本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
| 主催 | 株式会社Digital& |
| セミナー番号 | E01 |
数値の分析経験がありません。
カートシステムの管理画面から取得できる範囲で説明します。
商材によって水準は違いますか。
大きく異なります。当日は業種ごとの目安にも触れます。
モール出店でも同じ考え方が使えますか。
使えます。取得できる数値の範囲が異なる点を当日補足します。
アーカイブ配信はありますか。
お申し込みいただいた方に後日ご案内します。
どの要素が停滞の原因かが分かれば、打つべき手は決まります。無料経営相談では、現在の売上構造をうかがい、優先すべき改善箇所を整理してお伝えします。
本セミナーは終了しました