売りたいけれど売れない空き家。相続したが使い道が決まらない実家。不動産会社にとって空き家は「扱いにくい物件」ですが、再生のノウハウを持てば競合の少ない収益源になります。
Digital&の空き家再生ビジネス支援は、リフォームの請負を増やす話ではありません。空き家の掘り起こし、再生の判断基準、再生費用と売価の設計、出口までの設計を整え、仕入れから販売までを自社で回せる形をつくります。
このページでわかること
空き家再生の収益は、販売価格 −仕入価格 −再生費用 −諸経費で決まります。ここで最も読み違えやすいのが再生費用です。解体してみないと分からない部分をどう見積もるかが、この事業の要点になります。
| 項目 | 検討が浅い状態(Before) | 設計後(After) |
|---|---|---|
| 物件評価 | 外観と間取りで判断 | 構造・基礎・再建築可否まで確認 |
| 再生費用 | 見積書の金額のみ | 想定外を織り込んだ予備費を確保 |
| 出口 | 再生してから考える | 仕入れ前に売却か賃貸かを決定 |
| 仕入れ | 持ち込まれるのを待つ | 相続や地域の情報網から継続的に |
| 仕様 | 物件ごとに都度検討 | 標準仕様があり、費用が読める |
| 販売 | 一般的な売却活動 | 想定顧客に合わせた見せ方で訴求 |
検討中の物件や地域の空き家の状況を伺い、再生ビジネスとして成立するかの見立てをお伝えします。物件評価で確認すべき項目まで、その場でお持ち帰りいただけます。
古い家は、解体してみて初めて分かる問題が出ます。基礎のひび割れ、土台の腐食、配管の劣化、断熱材の不足。これらは着工前の見積には現れません。
対策は、見積額に一定割合の予備費を織り込むことです。そのうえで、予備費を使っても利益が残る価格でしか仕入れない。この規律が、事業を続けられるかどうかを分けます。
安く手に入るからという理由で仕入れると、再生後に売れない、貸せないという事態になります。
仕入れの前に、誰に、いくらで、どう売るかを決める。この想定があれば、再生の仕様も費用の上限も自動的に決まります。出口が見えない物件は、安くても仕入れません。
接道義務を満たさない物件は、建て替えができません。この場合、金融機関の融資も付きにくく、買い手が限られます。
接道、用途地域、建ぺい率と容積率、既存不適格かどうか。これらは仕入れ前に必ず確認すべき項目です。再建築不可の物件でも、賃貸で出口を作れる場合はあります。
物件の規模と再生の範囲によって変わります。以下は進め方の目安です。
| 段階 | 主な内容 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 事業設計 | 商圏の空き家状況の調査、収支モデル、資金計画 | 1〜2か月 |
| 仕入れ経路の構築 | 相続案件、空き家バンク、地域の情報網の整備 | 2〜3か月 |
| 標準仕様の設計 | 再生の標準仕様と費用の基準づくり | 1〜2か月 |
| 1棟目の実行 | 物件評価、仕入れ、再生工事、販売 | 6〜12か月 |
| 横展開 | 2棟目以降の仕入れと再生の継続 | 継続 |
1棟目で判断基準と標準仕様ができれば、2棟目以降は速くなります。最初の1棟を慎重に進めることが重要です。
物件評価チェックリストがあれば、仕入れの判断が速くなります。
不動産分野の他のテーマとしては、賃貸管理ビジネスの成長戦略、会員制賃貸ビジネスモデル、自社サイトでの集客方法をご覧ください。
リフォーム事業との組み合わせは中古住宅+リフォームビジネス、戸建てリノベーションビジネスもご参考になります。介護分野への転用は空き家活用による住宅型老人ホームをご覧ください。
この記事のまとめ
空き家再生の収益は、販売価格から仕入価格と再生費用を引いた金額で決まります。最も読み違えやすいのが再生費用で、予備費を織り込んだうえで利益が残る価格でしか仕入れないという規律が必要です。
出口は仕入れの前に決めます。誰に、いくらで、どう売るかが決まっていれば、再生の仕様も費用の上限も自動的に定まります。再建築の可否は、仕入れ前に必ず確認すべき項目です。
どんな物件が再生に向いていますか?
構造がしっかりしており、再建築が可能で、周辺に需要がある物件です。逆に、基礎に大きな問題がある物件や再建築不可の物件は、慎重な判断が必要です。評価の基準をご提供します。
再生費用はどれくらい見ておくべきですか?
建物の状態と仕様によって幅があります。重要なのは、見積額に予備費を織り込むことです。解体してから判明する問題に対応できる余裕がないと、利益が消えます。
自社にリフォーム部門がなくても始められますか?
協力業者との体制を整えれば可能です。ただし、費用の妥当性を判断できる知識は必要になります。標準仕様と費用の基準をつくることで、その判断ができるようになります。
空き家の情報はどう集めますか?
相続の相談、空き家バンク、地域の自治会や金融機関、既存顧客からの紹介が主な経路です。継続的に情報が入る関係をつくることが、事業の安定につながります。
再建築不可の物件は扱えませんか?
売却は難しくなりますが、賃貸で出口を作れる場合があります。ただし融資が付きにくいため、自己資金での取得が前提になります。判断基準を明確にしておくことが重要です。
どれくらいで収益が出ますか?
1棟目は仕入れから販売まで6〜12か月が目安です。判断基準と標準仕様ができれば、2棟目以降は期間が短縮され、複数棟を並行して進められるようになります。
無料の経営相談では、検討中の物件や地域の空き家の状況を伺い、再生ビジネスとして成立するかの見立てをお伝えします。オンラインで60分、物件評価で確認すべき項目までお持ち帰りいただけます。