求人を出しているのに応募が来ない——その原因の多くは、媒体選びではなく掲載後の運用にあります。本セミナーでは、Indeed PLUSの配信の仕組みと、Airワーク 採用管理のアプローチ機能(スカウト)を組み合わせ、応募を待つだけの状態から抜け出す方法を解説しました。このページでは当日お話しした内容を、参加者からいただいた質問とあわせてまとめています。
Indeed PLUSは、ひとつの求人原稿を複数の求人サイトへ横断的に配信できる仕組みです。従来は媒体ごとに原稿を作り、掲載期間と費用をそれぞれ管理する必要がありましたが、求人情報を一度登録すれば対応する求人サイトへまとめて配信されます。その求人を作成・管理する入口になるのがAirワーク 採用管理です。
本セミナーは、この2つを前提に「応募が来ない」状態をどう立て直すかに絞って構成しました。前半で仕組みと原稿、後半でスカウトと運用改善を扱い、最後に質疑応答の時間を設けています。中小企業で採用を兼務されている方が、翌日から自分で手を動かせる状態になることを目標としています。
「応募が来ない」というご相談を分解すると、原因はほぼ次の3つに収まります。どこで止まっているかによって、打つべき手はまったく変わります。当日はこの整理から始め、3部構成で解説しました。
| 症状 | 止まっている場所 | 優先して直すこと |
|---|---|---|
| 表示数が少ない | 検索に引っかかっていない | 職種名・キーワード・掲載設定 |
| 表示はあるがクリックされない | 一覧で選ばれていない | 職種名・給与表記・勤務地の見せ方 |
| クリックされるが応募されない | 詳細ページで離脱している | 仕事内容の具体性・写真・応募条件 |
第一部の結論は、費用を増やす前に「露出される条件」を満たすほうが先だということです。求人が表示されるかどうかは、求職者の検索語と求人原稿の記載内容がどれだけ一致しているかに大きく左右されます。同じ職種でも、社内で使っている呼称のまま掲載していると、検索語と噛み合わず表示機会を失います。
あわせて、無料掲載と有料掲載の違いも整理しました。有料化を検討する判断材料は、応募数そのものではなく表示数が伸びているかどうかです。表示が出ていないのに費用を足しても、原稿が変わらなければ結果は大きく変わりません。逆に、表示は十分あるのにクリックが少ない場合は、原稿の問題であって予算の問題ではありません。
第二部では、応募を待つだけでなく、条件に合う候補者へ自社から接点をつくるスカウトの進め方を扱いました。ポイントは「誰に送るか」「何を書くか」「どう続けるか」の3つです。条件を広げすぎると返信率が下がり、送信の手間だけが増えます。勤務地・経験・希望条件の3点で現実的に入社が見込める層に絞ることから始めます。
文面では、件名と冒頭3行が返信率を左右します。テンプレートをそのまま送っても開かれません。件名に職種と勤務地を入れ、冒頭で「なぜあなたに送ったのか」を具体的に書く。会社紹介は後半で十分です。送信は一度に大量に行うより、週あたりの本数を決めて継続するほうが成果が安定します。
第三部の結論は、見る指標を3つに絞れば、改善は週30分で回せるということです。表示数・クリック数・応募数を毎週同じ形で記録し、前週と比べます。数字が動かない箇所が、いま直すべき場所です。
運用でつまずきやすいのは、複数の変更を同時に行ってしまうことです。職種名と写真と給与を一度に変えると、何が効いたのか判断できません。週に1か所ずつ変更し、翌週に結果を確認する進め方をおすすめしました。売り手市場が続くなかでは、条件面だけで競うのではなく、働く環境や育成体制をどう伝えるかが差になります。
原稿は4つの要素に分けて考えると、直すべき箇所が見つかりやすくなります。
社内の呼称や独自の役職名は、求職者が検索する言葉とは限りません。まず一般的な職種名を置き、そのうえで勤務地や働き方などの条件を添える構成にします。記号や過度な装飾を並べた職種名は読みにくく、クリック率を下げる要因になります。
業務の羅列ではなく、始業から終業までの流れとして書くと、求職者が働く姿を想像できます。未経験者を採用したい場合は、入社後どの順で仕事を覚えるのかを併記すると、応募のハードルが下がります。
給与に幅を持たせる場合、その幅がどの経験・資格に対応するのかを書き添えます。金額だけが並んでいると比較対象にされやすく、記載の条件が曖昧なほど入社後の認識違いにもつながります。
条件面で差がつきにくい場合、判断材料になるのは職場の様子です。実際に働く人が写っている写真、設備や現場の写真は、文章よりも早く雰囲気を伝えます。自由記述欄には、先輩社員の入社理由や一日の働き方など、条件表には現れない情報を入れます。
改善は、見る指標と直す箇所を固定すると継続できます。当日ご紹介した手順は次のとおりです。
| タイミング | やること | 判断 |
|---|---|---|
| 毎週月曜 | 表示数・クリック数・応募数を記録 | 前週と比較して動いた指標を確認 |
| 週の前半 | 変更は1か所だけ行う | どの要素を変えたかを記録に残す |
| 翌週 | 変更前後を比較 | 改善しなければ元に戻して別の箇所へ |
| 日時 | 2024年1月17日(水) |
|---|---|
| 時間 | 12:00-13:00 |
| 参加費用 | 無料 |
| 場所 | WEBによるオンライン開催 |
| 視聴方法 | Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します) |
| スケジュール | 開始10分前より入室いただけます。第一部・第二部・第三部の後、質疑応答のお時間を設けています。 |
| 諸注意 | 本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
| 主催 | 株式会社Digital& |
| セミナー番号 | R01 |
Indeed PLUSは無料掲載でも応募は増えますか?
無料掲載でも応募は発生します。ただし掲載順位が下がりやすく、時間の経過とともに露出が細る傾向があります。原稿の改善と有料枠の併用によって成果が安定します。
求人原稿は自社で書いたままでも大丈夫ですか?
求職者が検索する言葉が入っていない原稿は、そもそも表示回数が伸びません。職種名と仕事内容の2か所を直すだけでも変化が出ることがあります。
採用担当が兼務でも運用できますか?
週に一度、30分の確認時間を固定できれば運用できます。指標を3つに絞り、変更は1か所ずつ。この形であれば兼務でも継続している企業が多くあります。
無料の経営相談では、現在の求人原稿と応募状況を伺い、どこで止まっているのか、最初に直すべき箇所はどこかをお伝えします。オンラインで60分、媒体の費用対効果の考え方までお持ち帰りいただけます。
本セミナーは終了しました