「10年前に作ったまま、社長挨拶の年号だけ直して使っている」「採用面接に来た学生から、ホームページを見て不安になったと言われた」。コーポレートサイトのご相談は、この2つの言葉から始まることがほとんどです。Digital&のコーポレートサイト構築支援は、デザインを新しくするだけの制作ではありません。取引先・求職者・金融機関という三者がそれぞれ何を確認しに来るのかを分解し、信用・採用・受注の3つに同時に効く一枚のサイトをつくります。
地方の中小企業にとって、コーポレートサイトは会社案内の代わりであると同時に、初対面の相手が最初に会社を判断する場所です。名刺交換のあと、求人票を見たあと、金融機関の担当者が稟議を書く前に、必ず一度は開かれています。そこで「この会社となら取引できる」と思ってもらえるかどうかが、その後の商談速度を大きく左右します。
このページでわかること
コーポレートサイトの役割は、会社の情報を並べることではなく、訪問した人の不安を先回りして消すことです。取引先は事業の継続性と実績を、求職者は働く人の顔と待遇を、金融機関は沿革と財務姿勢を見ています。誰に何を確認させるページなのかを決めないまま制作に入ると、情報量だけが増えて誰にも刺さらないサイトになります。
制作会社への丸投げにならないよう、戦略設計から原稿・写真・公開後の運用までを並走します。すでに取引のある制作会社がある場合は、その会社への発注仕様書づくりとディレクションだけを担当することも可能です。
| 項目 | よくある現状(Before) | 構築支援後(After) |
|---|---|---|
| サイトの目的 | 会社案内の代わり。目的が定義されていない | 取引先の信用獲得と採用応募の2つに目的を明文化 |
| 掲載情報 | 事業内容と沿革のみ。実績数や体制が不明 | 有資格者数・設備・取引実績・対応エリアを数字で明示 |
| 写真 | フリー素材のオフィス写真 | 自社の現場・社員・製品を撮影した写真に差し替え |
| 問い合わせ導線 | フッターに電話番号があるだけ | 各ページ下部にフォーム導線+採用エントリーを分離 |
| 更新 | 制作会社に依頼しないと直せない | お知らせ・実績・求人は社内で当日中に更新できる |
| 採用への影響 | 求人媒体からの応募のみ | 自社サイト経由の直接応募が発生する状態 |
現在のサイトを一緒に見ながら、訪問者が離脱している箇所、掲載が不足している情報、他社と比較したときに弱く見えるポイントを具体的にお伝えします。作り直しが本当に必要か、既存サイトの改修で足りるのかの判断材料も、その場でお持ち帰りいただけます。
最初の打ち合わせが「この色は社長の好みではない」から始まると、その後の判断がすべて感覚論になります。決めるべき順番は、誰に何をしてほしいサイトなのか → 必要なページと情報 → 導線 → デザインです。目的が先に決まっていれば、デザインの選択も「採用応募を増やすならこちら」と根拠を持って判断できます。
社内で意見が割れたときのために、判断基準を1行で書いた文書を最初に作っておくことをおすすめしています。「30代の中途採用者が、応募をためらわない状態をつくる」といった一文があるだけで、議論の収束速度が変わります。
リニューアルの会議では「あれも載せたい」「この部署のページも」という声が必ず出ます。結果としてナビゲーションの項目が15個を超え、訪問者が目的のページにたどり着けなくなります。
実際のアクセスを見ると、コーポレートサイトの閲覧の大半は数ページに集中します。会社概要、事業内容、実績、採用、問い合わせ。まずこの5つを磨き切り、それ以外は下層に整理する。この判断ができるかどうかで、公開後の成果が変わります。
公開日を目標に走り切ったあと、更新担当が決まっていないまま数か月が過ぎるケースは非常に多く見られます。お知らせの最終更新日が2年前のサイトは、訪問者に「この会社は今も動いているのか」という疑問を与えます。
対策はシンプルで、公開前に「誰が・何を・月に何回更新するか」を決めておくことです。実績を月1件、お知らせを月2件と決めるだけで、1年後には36件の更新が積み上がります。この積み上げは検索評価にも効きます。
ページ数、原稿と写真をどちらが用意するか、既存サイトからの移行有無によって変わります。以下は地方中小企業の一般的なコーポレートサイトを想定した目安です。
| 支援の範囲 | 主な内容 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| サイト診断のみ | 現状サイトの課題整理、優先順位づけ、改善提案書の提出 | 2〜3週間 |
| 設計・仕様書づくり | 訪問者定義、サイトマップ、ページ構成案、制作会社への発注仕様書 | 1か月 |
| 構築一式(10〜20ページ) | 設計・原稿作成・写真撮影ディレクション・制作管理・公開 | 3〜4か月 |
| 公開後の運用伴走 | 更新体制の定着支援、月次のアクセス確認と改善提案 | 月次・継続 |
費用は範囲によって幅がありますので、初回の無料経営相談で現状を伺ったうえで、必要な範囲と概算をその場でお伝えします。ものづくり補助金や小規模事業者持続化補助金の対象になるケースもあり、活用可否の判断もあわせてご相談いただけます。詳しくは補助金活用支援もご覧ください。
支援が終わったあとも自社で回せることを前提に、次の成果物をお渡しします。
この5点があることで、制作会社への依存度が下がり、更新のたびに費用と時間がかかる状態から抜け出せます。
コーポレートサイトは単体でも効果がありますが、目的に応じて他の施策と組み合わせると成果が早く出ます。取引先からの問い合わせを増やしたい場合はSEOコンサルティングを、サービス単位で受注を取りたい場合はサービスサイト構築を、採用応募を増やしたい場合は採用サイトの分離をあわせてご提案します。
製造業・建設業・住宅不動産・運送業・医療介護など、実績と体制が信用に直結する業種で特に効果が出やすい支援です。取引先が法人中心の企業ほど、サイトの整備が商談の入口を変えます。
この記事のまとめ
コーポレートサイトは、デザインを新しくする仕事ではなく、取引先・求職者・金融機関が確認したいことに先回りして答える仕組みをつくる仕事です。つまずきの多くは、目的を決めずに議論を始めること、情報を足しすぎること、公開後の更新が止まることの3点に集約されます。
Digital&は、訪問者の定義から原稿・撮影・公開後の更新体制までを並走し、設計書と手順書を社内に残します。制作会社に依存せず、自社で育て続けられるサイトを目指します。
コーポレートサイトのリニューアルにはどれくらいの期間がかかりますか?
10〜20ページ規模で、設計から公開まで3〜4か月が目安です。原稿と写真を自社で用意できる場合は短縮でき、現場取材や撮影を含める場合は4か月前後を見ていただくと安全です。公開日から逆算したスケジュールは、初回のご相談時にお出しします。
既存のサイトを活かして部分改修することもできますか?
可能です。むしろ、全面リニューアルより先に既存ページの改修を提案することが多くあります。すでに検索で評価されているページがある場合、作り直すことで一時的に順位が下がることもあるためです。診断のうえで、改修と作り直しのどちらが適切かをお伝えします。
原稿や写真は自社で用意する必要がありますか?
どちらでも対応できます。原稿は取材のうえでこちらで作成し、ご確認いただく進め方が最も多いパターンです。写真については、現場や社員の撮影をおすすめしており、撮影の手配またはスマートフォンでの撮影ガイドの提供という2つの方法をご用意しています。
公開後、自社で更新できるようになりますか?
なります。公開時に更新操作の研修を行い、画面キャプチャ付きの手順書をお渡しします。お知らせ・実績・求人といった頻度の高い更新は、パソコン操作に不慣れな方でも当日中に反映できる状態を目指して設計します。
補助金は使えますか?
ホームページ制作は、小規模事業者持続化補助金やIT導入補助金の対象になる場合があります。ただし年度や公募回によって条件が変わるため、申請時点の要件確認が必要です。当社では補助金活用の支援も行っており、使える制度があるかどうかから一緒に確認できます。
採用サイトは別に作ったほうがよいですか?
応募数を本気で増やしたい場合は分けることをおすすめしますが、まずはコーポレートサイト内の採用ページを充実させる方法から始めるのが現実的です。社員インタビュー、1日の流れ、待遇の具体的な記載を加えるだけで、応募の質と数が変わるケースが多くあります。
無料の経営相談では、現在のサイトを一緒に見ながら、訪問者が離脱している箇所、不足している情報、他社と比べて弱く見えるポイントを具体的にお話しします。オンラインで60分、作り直しが必要かどうかの判断材料までお持ち帰りいただけます。