セミナーレポート 2026年4月1日(水) 12:00-13:00 開催終了

製造現場から始めるDX|データ収集と不良低減の実践

開催日時2026年4月1日(水) 12:00-13:00
形式WEBによるオンライン開催(Zoomウェビナー)
参加費無料
対象製造業の経営者・生産技術責任者の方
製造現場から始めるDX|データ収集と不良低減の実践

不良を減らしたいが、原因が特定できない。改善活動は続けているが、効果が見えない——現場のデータが取れていないことが背景にあります。感覚と経験だけで進める改善には限界があります。本セミナーでは、現場から必要なデータを取る方法と、それを不良低減につなげる分析の進め方を解説します。

このページでわかること

  • 現場で取るべきデータの優先順位
  • 現場の負担を増やさない記録の方法
  • 不良データを分解して原因を絞る
  • 設備稼働データの活用
  • 改善活動につなげる運用

セミナー概要

製造現場の改善で最も難しいのは、原因の特定です。不良が出ていることは分かっても、どの工程で、どんな条件のときに発生しているかが分からなければ、対策の打ちようがありません。

セミナーの前半では、データの取り方を扱います。すべてを記録しようとすると現場の負担が過大になります。まず不良と停止時間、この2つを分類して記録するところから始めます。

後半では、分析と改善への接続を扱います。データを取ることが目的化すると、記録だけが増えて改善が進みません。月1回、上位3項目に絞って対策を打つ。この運用が、確実に成果を生みます。

  • 不良の原因が特定できない
  • 改善活動が続かない
  • データはあるが活用できていない
  • どこから手をつけるか分からない

セミナー内容

全体は60分。データ収集、分析、改善の順に扱います。

時間内容ゴール
12:00-12:10現場のデータの現状何が足りないかを把握する
12:10-12:30記録の仕組みをつくる負担を増やさず取る
12:30-12:45不良データの分解と分析原因を絞り込む
12:45-12:55改善活動への接続成果につなげる
12:55-13:00質疑応答個別の相談

第1部:現状

何が記録され、何が記録されていないかを整理します。

第2部:記録

分類、入力方法、現場の負担を抑える工夫を扱います。

第3部:分析

工程別、時間帯別、製品別。分解の軸を扱います。

第4部:改善

対象の絞り込み、対策の実施、効果の確認を扱います。

まず記録すべき2つのデータ

すべてを記録しようとせず、効果の大きいものから始めます。

データ記録する内容記録の方法分かること
不良発生工程、発見工程、内容、数量選択式の入力どこで何が起きているか
設備の停止停止理由(5〜6分類)、時間ボタンまたは選択式どこで時間を失っているか
生産数工程別、時間帯別設備信号または入力ボトルネックの特定
作業時間工程別の所要時間記録または計測標準時間の把握

発生工程と発見工程を分けて記録する

最終検査で見つかった不良が、どの工程で発生したか。この2つを分けて記録することが、原因究明の第一歩です。多くの現場では発見工程しか記録されていません。

分類は最初5〜6種類に絞る

細かく分けすぎると記録されなくなります。まず大分類で記録を始め、比率の高い項目が判明してから、その項目だけを細分化します。

入力は選択式にして数秒で終える

自由記述を求めると記録されません。タブレットやボタンで理由を選ぶだけの形にすると、現場の負担がほぼなくなります。

写真も一緒に残す

数字だけでは判断できない不良もあります。発生時に写真を撮り、記録に紐づけておくと、後の検討が具体的になります。

データを分解して原因を絞る

全体の不良率を見ているだけでは、原因にたどり着けません。

工程別に分けて発生箇所を特定する

どの工程で発生しているかが分かれば、対策の範囲が絞れます。最も基本的で効果の大きい分解です。

時間帯・曜日で見ると条件の影響が分かる

始業直後、昼休み明け、残業時間帯。特定の時間に集中している場合、設備の温度条件や作業者の疲労といった要因が疑われます。

製品別・ロット別で材料の影響を確認する

特定のロットに集中していれば、材料や外注部品の問題である可能性が高くなります。仕入先へのフィードバックにも使えます。

設備稼働データと突き合わせる

不良の発生時刻と、設備の稼働状況を照合すると、設備の状態との関連が見えることがあります。

改善活動につなげる

データを取ることが目的化すると、改善は進みません。

月1回、上位3項目だけを対象にする

すべての課題に取り組もうとすると、どれも進みません。不良金額または停止時間の上位3項目に絞り、翌月までに対策を実施する運用にします。

対策の前後で同じ指標を比較する

対策前の1か月と対策後の1か月を、同じ指標で比べます。この比較があると、効果のない対策を続けずに済みます。

現場に結果を返す

記録している人に結果が返らないと、記録が形骸化します。月次で改善の成果を現場に共有することが、データの精度を保つ最も確実な方法です。

記録の仕組みは1ラインで試してから広げる

全ラインに一斉導入すると、問題が起きたときの影響が大きくなります。協力的なラインで2〜3か月試し、手順を固めてから展開します。

セミナー開催日・場所

日時2026年4月1日(水)
時間12:00-13:00
参加費用無料
場所WEBによるオンライン開催
視聴方法Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します)
スケジュール開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。
諸注意本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
主催株式会社Digital&
セミナー番号D17

よくある質問

古い設備でもデータは取れますか。

後付けの計測機器で信号を取得する方法があります。当日は選択肢を紹介します。

多品種少量生産でも有効ですか。

段取り時間の比率が高いため、むしろ効果が大きい傾向があります。

分析の専門知識がありません。

表計算ソフトでできる範囲の分析方法を中心に扱います。

アーカイブ配信はありますか。

お申し込みいただいた方に後日ご案内します。

記録の仕組みを一緒に設計しませんか

何を記録すべきかが決まれば、改善の対象は自然に見えてきます。無料経営相談では、現在の生産状況と記録方法をうかがい、着手すべき箇所を整理してお伝えします。

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