売上が伸びるほど出荷が追いつかず、発送の遅延と誤出荷が増える——EC事業が拡大するときに必ず直面する壁です。物流と在庫の設計は、件数が増えてから見直すのでは間に合いません。本セミナーでは、自社出荷の限界の見極めと、外部委託への切り替えの判断を含めて解説します。
EC事業の物流は、件数が少ないうちは自社で対応できます。しかし件数が増えると、梱包、伝票、在庫の確認といった作業が急激に膨らみ、他の業務を圧迫します。
セミナーの前半では、自社出荷の効率化を扱います。作業の動線、梱包資材の標準化、伝票の一括発行。これらの改善で、対応できる件数は相当に伸びます。
後半では、外部委託と在庫管理を扱います。委託には固定費と柔軟性の面で判断があり、単純に件数だけでは決まりません。あわせて、欠品と過剰在庫を防ぐ発注の考え方もお伝えします。
全体は60分。効率化、委託、在庫の順に扱います。
| 時間 | 内容 | ゴール |
|---|---|---|
| 12:00-12:15 | 自社出荷の効率化 | 対応件数を伸ばす |
| 12:15-12:35 | 外部委託の判断 | 切り替えの目安を得る |
| 12:35-12:50 | 在庫の設計 | 欠品と過剰を防ぐ |
| 12:50-13:00 | 質疑応答 | 個別の相談 |
動線、梱包、伝票、検品。自社での改善余地を扱います。
費用構造、判断の基準、選定の観点を扱います。
発注点、回転率、季節変動への対応を扱います。
委託を検討する前に、改善できることがあります。
| 改善点 | よくある状態 | 改善後 | 効果 |
|---|---|---|---|
| 作業動線 | 商品を探して歩き回る | よく出る商品を手前に | 1件あたり数十秒 |
| 梱包資材 | その都度サイズを選ぶ | 数種類に標準化 | 判断の時間を削減 |
| 伝票の発行 | 1件ずつ印刷 | 一括で発行 | 大幅な短縮 |
| 検品 | 目視のみ | バーコードで照合 | 誤出荷の削減 |
| 出荷の締め | 随時対応 | 1日1〜2回に集約 | 集中して処理 |
注文が入るたびに処理すると、他の業務が中断されます。1日1〜2回の締め時刻を決め、まとめて処理する運用にすると、作業効率が大きく上がります。
商品の配置を出荷頻度順に変えるだけで、1件あたりの作業時間が短縮されます。費用のかからない改善です。
商品ごとに最適なサイズを選んでいると、判断に時間がかかります。3〜4種類に絞り、多少の余裕は許容するほうが、全体では速くなります。
誤出荷は、返品対応と信用の損失という二重の損害を生みます。バーコードでの照合など、簡単な仕組みでも効果があります。
件数だけでは決まりません。
月間の出荷件数が一定を超える、繁閑の差が大きい、商品が小型で標準的。この条件に当てはまるほど、委託の効果が高くなります。
自社出荷は人件費と保管場所が固定費、委託は件数に応じた変動費が中心です。繁閑の差が大きい事業では、変動費のほうが有利になります。
全商品を一度に委託せず、回転の速い商品から試して収支と品質を確認します。
手書きのカード、季節の同梱物、ギフト包装。自社の強みになっている対応が委託先でできるかを、契約前に確認します。
年間を通じて委託せず、ピーク時のみ外部の能力を使う方法もあります。固定費を増やさずに処理能力を確保できます。
欠品は機会損失、過剰は資金の固定化を招きます。
在庫がいくつを下回ったら発注するか。調達までの日数と平均の出荷数から算出します。感覚で発注していると、欠品と過剰が繰り返されます。
よく売れる商品は多めに、動きの遅い商品は最小限に。均等に在庫を持つと、資金が動かない商品に固定されます。
販路ごとに在庫を分けていると、片方で欠品しながら片方で余るという事態が起きます。一元化が前提です。
ピーク時の出荷数を前年の実績から見積もり、在庫と人員を計画します。感覚での準備では、必ず不足か過剰が生じます。
動かない在庫を持ち続けると、保管費と資金が固定されます。一定期間動かない商品の処分基準を決めておきます。
| 日時 | 2026年8月5日(水) |
|---|---|
| 時間 | 12:00-13:00 |
| 参加費用 | 無料 |
| 場所 | WEBによるオンライン開催 |
| 視聴方法 | Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します) |
| スケジュール | 開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。 |
| 諸注意 | 本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
| 主催 | 株式会社Digital& |
| セミナー番号 | E08 |
月間何件から委託を検討すべきですか。
商品特性によりますが、当日は目安をお伝えします。
委託先はどう選べばよいですか。
対応可能な商品、費用体系、繁忙期の対応力。当日は観点を説明します。
在庫管理のツールは必要ですか。
商品点数と販路数によります。当日は判断の目安を扱います。
アーカイブ配信はありますか。
お申し込みいただいた方に後日ご案内します。
現在の件数と体制が分かれば、改善の余地と委託の要否は判断できます。無料経営相談では、出荷の状況をうかがい、進め方を整理してお伝えします。
本セミナーは終了しました