採用しても人が集まらない状況が続くなか、現在の人員で事業を維持・成長させる方法を考える必要があります。デジタル化は、単に作業を速くするだけでなく、これまで人が張り付いていた業務を無人化し、判断が必要な業務に人を配置し直す手段になります。本セミナーでは、省人化の対象の選び方と、進め方を解説します。
人手不足への対応は、採用強化と省人化の二本立てになりますが、採用が難しい地域や業種では後者の比重が高まります。ただし、闇雲に自動化を進めても効果は限定的です。
セミナーの前半では、省人化の対象を見極める方法を扱います。人が張り付いている理由が「判断が必要だから」なのか「単に手が必要だから」なのか。後者であれば、多くは代替できます。
後半では、人を配置し直す先を扱います。省人化の目的は人員削減ではなく、限られた人員をより価値の高い業務に振り向けることです。この転換先を先に決めておかないと、現場の協力は得られません。
全体は60分。対象選定、手段、配置転換の順に扱います。
| 時間 | 内容 | ゴール |
|---|---|---|
| 12:00-12:10 | 人手不足への対応方針 | 投資の方向を定める |
| 12:10-12:30 | 省人化できる業務の判別 | 対象を特定する |
| 12:30-12:45 | 具体的な手段と投資規模 | 実行可能な計画を持つ |
| 12:45-12:55 | 配置転換と現場の理解 | 協力を得る進め方を得る |
| 12:55-13:00 | 質疑応答 | 個別の相談 |
採用強化と省人化の使い分け、投資の優先順位を整理します。
判断の有無、作業の定型性、発生頻度。3条件で判別します。
自動化、外部化、機器導入。それぞれの投資規模と効果を扱います。
浮いた人員をどこに配置するか、現場にどう説明するかを扱います。
人が必要な理由を分解すると、代替できる部分が見えてきます。
| 人が必要な理由 | 省人化の可否 | 代替手段 |
|---|---|---|
| 単純に手が必要 | 可能 | 機器の導入、自動化 |
| 情報を転記している | 可能 | システム連携 |
| 確認・チェックしている | 一部可能 | 自動チェック+抜き取り |
| 問い合わせに答えている | 一部可能 | よくある質問の整備 |
| 例外を判断している | 困難 | 人が担い続ける |
| 顧客と関係を築いている | 困難 | 人が担い続ける |
受注情報を別のシステムに入力する、紙の記録をExcelに打ち直す。こうした作業は、システム連携や読み取りの仕組みで無人化できます。効果が最も明確な領域です。
すべてを人が確認している業務は、自動チェックで異常を検出し、人は異常分だけを見る形に変えられます。品質を保ちながら工数を大きく減らせます。
例外への対応、顧客との交渉、品質の最終判断。これらは代替せず、むしろここに人を集中させることが目的になります。
省人化の効果は、配置転換先が決まっていて初めて成果になります。
人員を減らすのではなく、既存社員の労働時間を適正化する。これが最も理解を得やすく、定着率の改善にもつながります。
顧客への定期的な訪問、既存顧客のフォロー、業務手順の整備。重要だが後回しになっていた業務に人を配置すると、中長期の成果につながります。
人手不足の状況では、教育の時間が最初に削られます。省人化で生まれた時間の一部を意図的に育成に配分することが、数年後の人員問題への備えになります。
「省人化」という言葉は、現場には人員削減と受け取られます。何のために行い、生まれた時間を何に使うのかを、着手前に説明することが協力を得る前提です。
採用にかかる費用と比較すると、判断がしやすくなります。
一人採用するのにかかる費用(募集費、教育費、定着までの期間)と、省人化への投資額を比較します。多くの場合、省人化のほうが確実性が高くなります。
投資額を年間の削減額で割り、何年で回収できるかを計算します。3年以内であれば実行、といった基準を持つと判断が速くなります。
設備投資やシステム導入に使える制度があります。交付決定前の発注は対象外になるため、制度のスケジュールに合わせて計画します。
1業務・1部門で試し、削減効果を数字で確認してから範囲を広げます。この順序が、投資の失敗を避ける最も確実な方法です。
| 日時 | 2024年12月12日(木) |
|---|---|
| 時間 | 12:00-13:00 |
| 参加費用 | 無料 |
| 場所 | WEBによるオンライン開催 |
| 視聴方法 | Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します) |
| スケジュール | 開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。 |
| 諸注意 | 本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
| 主催 | 株式会社Digital& |
| セミナー番号 | D23 |
現場から反発が出ないか心配です。
配置転換先を先に示すことが有効です。当日は説明の仕方も扱います。
どの業務から着手すべきですか。
転記業務が最も効果が明確です。当日は判別の手順を説明します。
投資の目安を知りたいです。
手段別の概算を当日お示しします。
アーカイブ配信はありますか。
お申し込みいただいた方に後日ご案内します。
人が必要な理由を分解すると、代替できる範囲が見えてきます。無料経営相談では、現在の業務と人員配置をうかがい、着手すべき領域を整理してお伝えします。
本セミナーは終了しました