図面は紙、施工の記録は手書き、保守の履歴は担当者の記憶——建築設備業では、情報が現場ごと・担当者ごとに分断されがちです。この状態は、担当者の異動や退職で情報が失われるリスクを抱えるだけでなく、保守や改修の受注機会も逃しています。本セミナーでは、情報をつないで資産にする進め方を解説します。
建築設備業の情報は、設計、施工、保守という時間軸で流れていきます。しかし各段階で使われる情報の形式が異なり、次の段階に引き継がれないことが多くあります。竣工図が更新されていない、施工中の変更が記録されていない、保守の履歴が残っていない。
この分断が最も影響するのは、数年後の改修や保守の場面です。図面と履歴が揃っていれば、現地調査を減らして迅速に見積を出せますが、情報がなければ調査からやり直すことになります。
セミナーでは、現場の負担を増やさずに情報を残す方法と、蓄積した情報を保守・改修の受注につなげる仕組みを扱います。
全体は60分。記録、共有、活用の順に扱います。
| 時間 | 内容 | ゴール |
|---|---|---|
| 12:00-12:10 | 情報の分断が生む損失 | 課題の所在を把握する |
| 12:10-12:30 | 現場での記録の仕組み | 負担を増やさず残す方法を得る |
| 12:30-12:45 | 協力会社との共有 | 関係先を含めた設計ができる |
| 12:45-12:55 | 保守・改修への活用 | 受注につなげる方法を持つ |
| 12:55-13:00 | 質疑応答 | 個別の相談 |
設計、施工、保守の各段階で情報がどう失われるかを確認します。
写真、図面、変更履歴。現場で数分で残せる仕組みを扱います。
協力会社、元請、施主。関係先との情報のやり取りを設計します。
蓄積した情報を保守提案と改修見積に使う方法を扱います。
記録が残らないのは、意識の問題ではなく手間の問題です。
| 記録する内容 | 従来の方法 | デジタル化後 | 現場の負担 |
|---|---|---|---|
| 施工写真 | カメラ→事務所で整理 | その場で工事・工程に紐づけ | 軽い |
| 図面の変更 | 紙に赤入れ | 写真または図面上に記録 | 軽い |
| 使用機器・型番 | 手書きメモ | 型番を撮影して登録 | 軽い |
| 作業内容・人員 | 紙の日報 | 選択式で入力 | 軽い |
| 検査結果 | 紙の帳票 | 様式に沿って入力 | 中 |
後から整理する運用は必ず滞ります。撮影時に工事名と工程を選ぶだけで自動的に分類される仕組みにすると、整理の作業がなくなります。
保守や部品交換の際に最も必要になるのが、設置した機器の型番と製造番号です。銘板を撮影して保存しておくだけで、後の対応が格段に速くなります。
施工中の変更が図面に反映されないまま竣工すると、次の工事で必ず問題が起きます。変更のたびに記録し、竣工時にまとめる手順を決めます。
自社だけがデジタル化しても、協力会社との間で紙のやり取りが残れば効果は半減します。
すべてを共有しようとせず、図面と工程、変更連絡の3つから始めます。範囲を絞ると、協力会社側の負担も小さく、導入しやすくなります。
入力までを求めると協力会社の負担が大きくなります。最新の図面と工程を見られる状態にするだけでも、確認の手間と手戻りが減ります。
協力会社の多くは現場で作業しています。パソコンを前提とした仕組みは使われません。
全員に同じ方法を強いる必要はありません。デジタルで管理し、必要な相手には印刷して渡す運用で構いません。
記録は管理のためだけでなく、営業の資産になります。
設置した機器の型番と設置年月が分かれば、更新時期が予測できます。時期に合わせて提案すると、競合が入る前に商談化できます。
図面と施工記録が揃っていれば、概算の見積を短時間で提示できます。この速さが受注につながります。
撮りためた写真と工事内容を、用途別・規模別に整理すると、提案時の実績資料になります。
いきなり統合システムを導入せず、写真管理と図面共有から始めます。効果を確認しながら範囲を広げるほうが、確実に定着します。
| 日時 | 2024年8月28日(水) |
|---|---|
| 時間 | 12:00-13:00 |
| 参加費用 | 無料 |
| 場所 | WEBによるオンライン開催 |
| 視聴方法 | Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します) |
| スケジュール | 開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。 |
| 諸注意 | 本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
| 主催 | 株式会社Digital& |
| セミナー番号 | D06 |
小規模な工事が中心でも効果はありますか。
件数が多いほど、記録の蓄積が資産になります。
既存の図面が紙しかありません。
すべてを電子化する必要はありません。当日は優先順位の考え方を扱います。
協力会社の理解が得られるか不安です。
閲覧のみから始める方法を紹介します。
アーカイブ配信はありますか。
お申し込みいただいた方に後日ご案内します。
どこで情報が途切れているかが分かれば、着手すべき箇所は決まります。無料経営相談では、現在の管理方法をうかがい、進め方を整理してお伝えします。
本セミナーは終了しました