DXの方針は決まったが、誰が進めるのか、何をどこで決めるのかが曖昧なまま止まっている——中小企業で最も多い停滞の形です。技術の問題ではなく、体制と意思決定の設計が欠けていることが原因です。本セミナーでは、限られた人員でDXを推進するための体制づくりと、部門をまたぐ調整を進める方法を解説します。
DXは複数の部門にまたがるため、通常の業務ラインでは進みません。誰かが横串を通す役割を担う必要がありますが、その人に権限がなければ、各部門の協力は得られません。
セミナーの前半では、推進体制に必要な役割を整理します。全体を見る責任者、業務を知る推進担当、技術面を支える担当、そして各部門の窓口。専任である必要はなく、兼任でも役割が明確であれば機能します。
後半では、意思決定の設計を扱います。どこまでを現場で決め、どこから経営が判断するか。この線引きが曖昧だと、些細なことで止まるか、逆に大きな判断が現場任せになります。月次の場を設けて、そこで決めていく運用が現実的です。
全体は60分。役割、意思決定、外部連携の順に扱います。
| 時間 | 内容 | ゴール |
|---|---|---|
| 12:00-12:10 | なぜ推進が止まるのか | 原因を構造で捉える |
| 12:10-12:30 | 必要な役割と体制 | 自社の体制案を描く |
| 12:30-12:45 | 意思決定の設計 | 決め方のルールを持つ |
| 12:45-12:55 | 外部パートナーの使い方 | 役割分担を明確にする |
| 12:55-13:00 | 質疑応答 | 個別の相談 |
権限、時間、優先度。推進が止まる3つの要因を整理します。
責任者、推進担当、技術担当、部門窓口。それぞれの役割と兼任の可否を扱います。
決裁の範囲、会議体、記録の残し方を設計します。
ベンダー、コンサルタント、支援機関。それぞれの使い方を整理します。
人数ではなく、役割が揃っているかが重要です。1人が複数を兼ねても構いません。
| 役割 | 担うこと | 兼任の可否 | 適した人 |
|---|---|---|---|
| 責任者 | 投資判断、部門間の調整 | 経営層が兼任 | 経営者・役員 |
| 推進担当 | 計画と実行、進捗管理 | 業務と兼任可 | 業務に詳しい中堅 |
| 技術担当 | 手段の検討、ベンダー対応 | 兼任可 | 情報システムまたは外部 |
| 部門窓口 | 現場の要件と調整 | 業務と兼任 | 各部門の実務者 |
技術に詳しい人より、現場の業務を理解している人が向きます。技術面は外部で補えますが、業務の実態と部門の事情は社内の人しか分かりません。
通常業務をそのままに推進役を任せると、緊急度の高い日常業務が優先され、DXは進みません。週の何割を割くかを決め、その分の業務を調整します。
推進担当が各部門に個別に依頼して回ると、疲弊します。部門ごとに窓口を決め、その人を通す形にすると、調整の負荷が分散します。
決め方が定まっていないことが、停滞の最大の原因です。
案件が出るたびに会議を設定していると、日程調整だけで数週間かかります。月次で日時を固定し、そこで判断する運用にすると、進行の速度が安定します。
経営の役割は、投資の可否と部門間の優先順位を決めることです。手段の細部に口を出すと、推進担当が判断できなくなります。
「◯万円まで、部門内で完結する案件は推進担当の判断で進めてよい」と決めておくと、小さな改善が速く回ります。
口頭で決まったことは、後から解釈が分かれます。決定事項、理由、担当、期限を記録し、関係者に共有する運用を徹底します。
外部に任せる範囲と、社内に残す範囲を明確にします。
何をしたいかを外部に決めてもらうと、自社に合わない仕組みになります。要件は社内で整理し、実現手段を外部に提案してもらう分担が基本です。
構築だけを依頼すると、運用開始後に自社で対応できません。操作研修と簡単な手順書の作成を契約範囲に含めておきます。
領域ごとに別のベンダーに依頼すると、連携部分の責任が曖昧になります。全体を見る立場を社内に置くか、主担当のパートナーを決めます。
商工会議所や産業支援機関には、無料または低額で相談できる窓口があります。方針の整理段階では有効な選択肢です。
| 日時 | 2024年8月21日(水) |
|---|---|
| 時間 | 12:00-13:00 |
| 参加費用 | 無料 |
| 場所 | WEBによるオンライン開催 |
| 視聴方法 | Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します) |
| スケジュール | 開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。 |
| 諸注意 | 本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
| 主催 | 株式会社Digital& |
| セミナー番号 | D23 |
専任を置く余裕がありません。
兼任前提の設計を中心に解説します。
推進担当が孤立しています。
部門窓口の設置と経営の関与が有効です。当日は具体策を扱います。
どこまでを外部に任せるべきですか。
判断の基準を当日整理してお伝えします。
アーカイブ配信はありますか。
お申し込みいただいた方に後日ご案内します。
役割と決め方が定まると、止まっていた案件が動き始めます。無料経営相談では、組織構成と現在の状況をうかがい、体制案を整理してお伝えします。
本セミナーは終了しました