20年前に作った基幹システムが今も動いているが、保守できる人がいない、改修に高額な費用がかかる、新しい仕組みと連携できない——多くの中小企業が抱える課題です。全面刷新は費用も期間も大きく、簡単には決断できません。本セミナーでは、刷新・延命・部分置換の3つの選択肢を、判断基準とともに整理します。
古いシステムを使い続けることのリスクは、動かなくなることだけではありません。保守できる技術者がいなくなる、部品が調達できない、法改正に対応できない、他システムと連携できない。これらは徐々に事業の制約になっていきます。
セミナーの前半では、自社のシステムが抱えるリスクを整理し、緊急度を評価する方法を扱います。すべてのリスクが同じ重さではないため、優先順位をつけて対応することが現実的です。
後半では、3つの選択肢を比較します。全面刷新が最善とは限りません。今の仕組みを維持しながら、周辺だけを新しくする部分置換で、当面の課題が解決できる場合も多くあります。
全体は60分。リスク評価、選択肢の比較、計画の順に扱います。
| 時間 | 内容 | ゴール |
|---|---|---|
| 12:00-12:10 | レガシーシステムのリスク | 自社の状況を評価する |
| 12:10-12:30 | 3つの選択肢の比較 | 判断の基準を持つ |
| 12:30-12:45 | 部分置換の進め方 | 現実的な打ち手を得る |
| 12:45-12:55 | 移行計画と費用 | 計画を立てられるようにする |
| 12:55-13:00 | 質疑応答 | 個別の相談 |
保守体制、法対応、連携性、性能。4つの観点で緊急度を評価します。
全面刷新、延命、部分置換。費用・期間・リスクを並べて比較します。
どこから切り出せるか、連携をどう保つかを具体的に扱います。
データ移行、並行稼働、切り替え。移行の実務を整理します。
一律に刷新を選ぶのではなく、リスクと予算に応じて判断します。
| 選択肢 | 費用 | 期間 | 適する状況 |
|---|---|---|---|
| 全面刷新 | 大 | 1〜3年 | 業務全体を見直したい、法対応が困難 |
| 延命(保守継続) | 小 | — | 当面の運用に支障がなく、数年以内の廃止予定がある |
| 部分置換 | 中 | 3か月〜1年 | 特定機能だけが課題、段階的に進めたい |
| クラウド移行 | 中〜大 | 6か月〜2年 | ハードウェアの保守が課題 |
現状維持は判断の先送りに見えますが、明確な期限を決めたうえでの延命は有効な選択です。3年後に廃止すると決めれば、その間の投資判断も明確になります。
受注管理だけ、請求だけ、在庫だけ。課題の大きい機能を切り出して新しい仕組みに置き換え、既存システムとはデータ連携でつなぐ。投資を抑えながら課題を解消できます。
現行の業務をそのまま新システムに再現すると、費用が膨らみ、古い非効率も引き継ぎます。刷新するなら、業務プロセスの見直しを同時に行う前提で計画します。
刷新でも部分置換でも、データ移行が最も工数を要する作業になります。
すべての過去データを移す必要はありません。直近3年分だけを移行し、それ以前は参照用に別途保存する方法で、工数を大幅に削減できます。
取引先、商品、勘定科目。重複や表記ゆれがある状態で移行すると、新システムでも同じ問題が続きます。移行前の整理が実質的な作業の中心です。
本番の切り替え前に、実データでの移行を1〜2回試します。想定外のエラーは必ず出るため、この期間を計画に含めます。
新旧両方を動かす期間は、現場の負荷が倍になります。期間を最小限に区切り、その間の人員体制を確保します。
判断が先送りされ続けるのは、リスクが数字で示されていないためです。
システムが3日停止した場合の損失、法対応ができない場合の影響、改修費用の年間累計。金額で示すと、投資判断の議論が具体的になります。
年間の保守費と改修費を5年分積み上げると、刷新費用と比較できる金額になることがあります。この比較が判断材料になります。
システム刷新に使える制度があります。ただし公募時期と交付決定の順序があるため、計画段階から確認が必要です。
現行システムの仕様を知る人が退職すると、刷新の難易度が跳ね上がります。判断を先送りする場合でも、仕様の記録だけは進めておきます。
| 日時 | 2024年8月7日(水) |
|---|---|
| 時間 | 12:00-13:00 |
| 参加費用 | 無料 |
| 場所 | WEBによるオンライン開催 |
| 視聴方法 | Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します) |
| スケジュール | 開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。 |
| 諸注意 | 本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
| 主催 | 株式会社Digital& |
| セミナー番号 | D24 |
現行システムの仕様書がありません。
現物からの調査が必要になります。当日は進め方を説明します。
ベンダーが対応してくれません。
他社への切り替えや部分置換の選択肢を扱います。
費用の目安はどれくらいですか。
規模と方式で大きく異なります。当日は見積の見方を説明します。
アーカイブ配信はありますか。
お申し込みいただいた方に後日ご案内します。
リスクの緊急度が分かれば、判断の方向は絞れます。無料経営相談では、現在のシステム状況をうかがい、選択肢と概算の進め方を整理してお伝えします。
本セミナーは終了しました