セミナーレポート 2024年5月22日(水) 12:00-13:00 開催終了

製造現場の生産性を上げる|設備稼働と不良のデータをどう使うか

開催日時2024年5月22日(水) 12:00-13:00
形式WEBによるオンライン開催(Zoomウェビナー)
参加費無料
対象製造業の工場長・生産技術・品質管理・生産管理の方
製造現場の生産性を上げる|設備稼働と不良のデータをどう使うか

生産性を上げたいが、どこがボトルネックか分からない——現場の感覚だけで改善を進めると、効果の小さい工程に労力を使うことになります。設備の稼働状況と不良の発生状況をデータで捉えると、手を入れるべき箇所が明確になります。本セミナーでは、データの取り方から、改善につなげる分析の進め方までを解説します。

このページでわかること

  • 設備稼働率の正しい捉え方
  • 停止の理由を分類して記録する方法
  • 不良データから原因を絞り込む手順
  • 現場の負担を増やさない記録の仕組み
  • 改善効果を数字で示す方法

セミナー概要

生産性の改善では、まず「どこで時間が失われているか」を把握します。設備が動いていない時間には、段取り替え、材料待ち、故障、検査、休憩といった複数の理由があり、それぞれ対策が異なります。合計の稼働率だけを見ても、打つべき手は決まりません。

セミナーの前半では、停止時間を理由別に分類して記録する方法を扱います。記録の粒度を細かくしすぎると現場の負担が増えるため、最初は5〜6分類程度から始めるのが現実的です。

後半では、不良データの扱いを扱います。不良率の推移を追うだけでなく、工程別、製品別、時間帯別、作業者別に分解すると、原因の候補が絞られます。分解の軸をどう選ぶかが、分析の精度を決めます。

  • どこがボトルネックか特定できていない
  • 不良の原因究明に時間がかかる
  • 改善活動が続かない
  • データはあるが活用できていない

セミナー内容

全体は60分。データ取得、分析、改善の順に扱います。

時間内容ゴール
12:00-12:10生産性を数字で捉える見るべき指標を定める
12:10-12:30設備稼働データの取り方記録の仕組みを設計する
12:30-12:45不良データの分析原因の絞り込み方を得る
12:45-12:55改善活動への接続継続する仕組みを作る
12:55-13:00質疑応答個別の相談

第1部:指標の整理

稼働率、可動率、良品率。混同されやすい指標の定義を揃えます。

第2部:稼働データ

停止理由の分類、記録の方法、現場負担を抑える工夫を扱います。

第3部:不良分析

分解の軸の選び方と、原因の絞り込み手順を実例で確認します。

第4部:改善への接続

分析結果を改善活動につなげる進め方と、効果の測り方を扱います。

停止時間を理由別に記録する

稼働率が80%という数字だけでは、残り20%に何が起きているか分かりません。分類して初めて対策が決まります。

停止理由よくある割合対策の方向改善の難易度
段取り替え5〜15%手順の標準化、外段取り化
材料・部品待ち3〜10%発注点の見直し、工程間の同期
設備故障2〜8%予防保全、部品の在庫中〜高
検査・測定2〜5%抜き取り基準の見直し
作業者不在1〜5%多能工化、応援体制

分類は最初5〜6種類に絞る

細かく分けすぎると記録されなくなります。まず大分類で記録を始め、比率の高い項目が判明してから、その項目だけを細分化します。

記録は選択式にして入力を数秒で終える

自由記述を求めると記録されません。タブレットやボタンで理由を選ぶだけの形にすると、現場の負担がほぼなくなります。

段取り替えは最も改善効果が大きいことが多い

多品種少量生産では、段取り時間が稼働時間の1割以上を占めることがあります。作業を機械停止中に行うものと稼働中に行えるものに分けるだけで、大きく短縮できます。

不良データは分解して見る

全体の不良率を追っているだけでは、原因にたどり着けません。分解の軸を持つことが要点です。

工程別に分けて発生箇所を特定する

最終検査で見つかった不良が、どの工程で発生したかを記録します。発見工程と発生工程を分けて記録することが、原因究明の第一歩です。

時間帯・曜日で見ると条件の影響が分かる

始業直後、昼休み明け、残業時間帯。特定の時間に集中している場合、設備の温度条件や作業者の疲労といった要因が疑われます。

製品別・ロット別で材料の影響を確認する

特定のロットに集中していれば、材料や外注部品の問題である可能性が高くなります。仕入先へのフィードバックにも使えます。

現物と写真を必ず紐づけて残す

数字だけでは判断できない不良もあります。発生時に写真を撮り、記録に紐づけておくと、後の検討が具体的になります。

分析を改善活動につなげる

データを取ることが目的化すると、改善は進みません。分析から行動までを一連の流れにします。

月1回、上位3項目だけを対象にする

すべての課題に取り組もうとすると、どれも進みません。停止時間または不良金額の上位3項目に絞り、翌月までに対策を実施する運用にします。

対策の前後で同じ指標を比較する

改善の効果は、対策前の1か月と対策後の1か月を同じ指標で比べます。この比較があると、効果のない対策を続けずに済みます。

現場に結果を返す

記録している人に結果が返らないと、記録が形骸化します。月次で改善の成果を現場に共有することが、データの精度を保つ最も確実な方法です。

セミナー開催日・場所

日時2024年5月22日(水)
時間12:00-13:00
参加費用無料
場所WEBによるオンライン開催
視聴方法Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します)
スケジュール開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。
諸注意本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
主催株式会社Digital&
セミナー番号D17

よくある質問

古い設備でもデータは取れますか。

後付けの計測機器で信号を取得する方法があります。当日は選択肢を紹介します。

多品種少量生産でも有効ですか。

段取り時間の比率が高いため、むしろ効果が大きい傾向があります。

分析の専門知識がありません。

表計算ソフトでできる範囲の分析方法を中心に扱います。

アーカイブ配信はありますか。

お申し込みいただいた方に後日ご案内します。

現場のデータ活用を一緒に設計しませんか

記録の仕組みが整えば、改善の対象は自然に見えてきます。無料経営相談では、現在の生産状況と記録方法をうかがい、着手すべき箇所を整理してお伝えします。

本セミナーは終了しました

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