セミナーレポート 2024年5月9日(木) 12:00-13:00 開催終了

建設業のバックオフィス改革|原価管理と事務作業をデジタル化する

開催日時2024年5月9日(木) 12:00-13:00
形式WEBによるオンライン開催(Zoomウェビナー)
参加費無料
対象建設・設備工事業の経営者・工事部門責任者・管理部門担当の方
建設業のバックオフィス改革|原価管理と事務作業をデジタル化する

建設業では、現場ごとに発生する原価の把握が遅れ、赤字が判明するのが完成後という状況が珍しくありません。加えて、日報、出面、請求、支払といった事務作業が紙とExcelに分散し、担当者に大きな負荷がかかっています。本セミナーでは、工事原価をリアルタイムに近い形で把握する仕組みと、事務作業を減らす具体的な進め方を解説します。

このページでわかること

  • 工事原価が見えなくなる構造的な原因
  • 現場からの情報を早く集める方法
  • 原価管理システム導入時に決めておくこと
  • 日報・出面・請求の処理を減らす順序
  • 現場に負担をかけずに定着させる工夫

セミナー概要

建設業の収益管理が難しいのは、原価が現場で発生し、その情報が事務所に届くまでに時間がかかるためです。材料の発注、外注への発注、労務の投入。これらが月末にまとめて集計される運用では、途中で手を打つことができません。

セミナーの前半では、この時間差をどう縮めるかを扱います。すべてをリアルタイムにする必要はなく、金額の大きい外注費と材料費だけでも発生時点で把握できれば、着地見込みの精度は大きく上がります。

後半では、事務作業の削減を扱います。日報の入力、出面の集計、請求書の作成、支払いの管理。これらは現場と事務所の両方に負荷がかかる業務ですが、入力を一度で済ませる設計にすることで、二重三重の転記をなくすことができます。

  • 工事の利益が完成後にしか分からない
  • 事務担当者の負荷が高く属人化している
  • 日報や出面の集計に時間がかかっている
  • システムを導入したが現場が使ってくれない

セミナー内容

全体は60分。原価管理と事務効率化を扱います。

時間内容ゴール
12:00-12:10原価が見えない構造課題の所在を特定する
12:10-12:30情報を早く集める仕組み着地見込みの精度を上げる
12:30-12:45事務作業の削減手順転記をなくす設計を得る
12:45-12:55現場への定着使われる状態にする
12:55-13:00質疑応答個別の相談

第1部:構造の把握

発生から集計までの時間差が、どこで生じているかを工程ごとに確認します。

第2部:原価把握

外注費、材料費、労務費。それぞれの捕捉方法と、優先順位を整理します。

第3部:事務効率化

日報から請求までの流れを一本化し、転記をなくす手順を扱います。

第4部:定着

現場の入力負担を最小化する工夫と、段階的な移行方法を共有します。

原価を早く捉えるための優先順位

すべての原価を即時に把握しようとすると、現場の入力負担が過大になります。金額の大きい項目から着手します。

原価項目工事原価に占める割合の目安捕捉のしやすさ優先度
外注費40〜60%注文書の時点で確定最優先
材料費20〜30%発注・納品時に把握可能高い
労務費10〜20%出面の集計が必要
経費5〜10%領収書の回収が必要低い

外注は注文書の発行時点で原価を計上する

請求書が届いてから計上すると、1〜2か月遅れます。注文書を発行した時点で発注額を原価に反映させれば、工事途中でも着地見込みが立ちます。

実行予算との差異を月次ではなく随時見る

月末の締めを待たず、発注のたびに予算残を確認できる状態にします。予算超過の兆候が早く分かれば、追加変更の交渉や工程の調整で対応できます。

現場ごとの粗利を工事担当者に見せる

原価情報が事務所だけに留まると、現場は原価意識を持ちにくくなります。担当者が自分の現場の状況を確認できるようにすると、行動が変わります。

事務作業の転記をなくす

建設業の事務負荷の多くは、同じ情報を複数の帳票に書き写す作業から生じています。

日報の入力を一度で済ませる

現場で入力した作業内容と人員が、出面集計と原価計上の両方に反映される仕組みにします。紙の日報を事務所で入力し直す運用が残っていると、負荷は減りません。

写真と日報を紐づける

施工写真を工事と日付に紐づけて保存すると、後の報告書作成や検査対応が大幅に楽になります。撮影の時点で整理される仕組みが理想です。

請求は工事データから自動生成する

出来高や契約金額の情報が入っていれば、請求書は自動で作成できます。手作業での作成は、金額の誤りと二重請求の原因にもなります。

紙で残す書類を明確に区別する

法令上の保存義務があるもの、取引先が紙を求めるもの。これらを整理し、それ以外は電子化する方針を決めます。「念のため紙も」が続くと効率化が進みません。

現場に定着させる

現場は工事を進めることが本業です。入力が負担になれば、必ず形骸化します。

入力項目は最小限にする

現場に求めるのは、作業内容、人員、進捗、写真程度に絞ります。分析に必要な項目は、事務所側で補完する設計にします。

スマートフォンで完結する形にする

事務所に戻ってパソコンで入力する運用は続きません。現場で数分で終わる入力方法を用意することが前提です。

一部の現場で試してから広げる

全現場に一斉導入すると、問題が起きたときの影響が大きくなります。協力的な現場で2〜3か月試し、手順を固めてから展開します。

入力したことで楽になる部分をつくる

日報を入力すれば報告書が自動で作られる、写真が自動で整理される。入力の見返りが現場に返る設計にすると、定着します。

セミナー開催日・場所

日時2024年5月9日(木)
時間12:00-13:00
参加費用無料
場所WEBによるオンライン開催
視聴方法Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します)
スケジュール開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。
諸注意本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
主催株式会社Digital&
セミナー番号D05

よくある質問

既存の会計システムは変更が必要ですか。

連携できる場合が多くあります。当日は接続の考え方を説明します。

一人親方や協力会社への対応はどうなりますか。

入力を求める範囲の決め方を含めて扱います。

補助金は使えますか。

システム導入に使える制度があります。当日は概要に触れます。

アーカイブ配信はありますか。

お申し込みいただいた方に後日ご案内します。

原価管理と事務フローを一緒に点検しませんか

どこに時間差と転記が生じているかは、工程を追うと明確になります。無料経営相談では、現在の業務の流れをうかがい、優先して手を入れる箇所を整理してお伝えします。

本セミナーは終了しました

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