モチベーションの低下から脱却 現場に寄り添った支援で組織に一体感が戻った

モチベーションの低下から脱却 現場に寄り添った支援で組織に一体感が戻った

ここ数年、社内の空気がどこか重く感じられていました。業務はこなしていても、活気がない。目標に向かって動く力が弱くなっていて、チームとしての一体感も失われている状態でした。生産性も徐々に落ち込み、「このままじゃまずい」と感じていた時、デジタルアンドさんに相談しました。

最初に驚いたのは、「まず社員の話を聞かせてください」という姿勢でした。ヒアリングを通じて、日々の不満や孤立感、小さな達成感の欠如といった“見えにくい問題”が整理されていきました。外から指摘されて初めて、社内で起きていたことがはっきり見えた気がします。

提案されたのは、部署ごとにできることから始めてみること。最初から全社で大きな改革を打つのではなく、「まず動き出す」ための小さな仕掛けを積み上げていきました。

たとえば、外食事業部では月1回の小さなディスカッションを導入。日常業務では話せなかった本音が共有されるようになり、空気が変わりました。宅配部門ではリーダー研修をスタート。受け身だった社員が、自分から提案するようになる変化が見えてきました。

次のステップは、全社的なDX化の推進でした。デジタルツールを入れることで、業務を軽くし、社員が本来の仕事に集中できる環境をつくる狙いです。ただ、最初は「新しい仕組みには抵抗がある」という声も多く、なかなかスムーズにはいきませんでした。

そこでも、デジタルアンドさんが現場に入り込んで伴走してくれたことで、段階的に理解が進み、定着につながりました。ツール導入によって作業の流れが見えるようになり、「なんでこれをやってるのか」が腹落ちするようになったのも大きかったです。

さらに、次世代のリーダー育成にも踏み込みました。「期待されている」という実感を持てる場をつくり、研修やフォローを重ねていく中で、自分の役割に誇りを持つ社員が増えてきました。リーダー層が前向きになると、周りの雰囲気にも自然と波及していきます。

印象に残っているのは、ある若手社員が「最近、自分がこの会社に必要だって思えるようになった」と話してくれたことです。こうした変化が、社内の空気を変え、チームの結束を強めていった実感があります。

結果として、生産性が向上したのはもちろんですが、それ以上に「前を向いて働ける空気」が戻ってきたのが一番の成果でした。

仕組みだけでは変わらなかった。人に寄り添い、動けるように支援してくれる人がいたことが、この変化の大きな原動力だったと感じています。

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