以前のうちは、営業と開発の連携がうまくいっていませんでした。
営業が拾ってきたお客様の声が、開発に正しく伝わらない。伝わったとしても遅れる。
そのせいで対応ミスが増え、クレームも増加。現場はどこも余裕がなく、ただ目の前のことを回すだけで精一杯でした。
加えて、業務の多くがアナログのまま。顧客対応も、マーケティング活動も、基本的には手作業がベース。
データは散らばり、集計や共有に時間がかかり、正確性にも不安がありました。日常業務そのものが非効率だったのです。
「何かを変えなければ」と思いながら、何から手をつければいいか分からない──そんな時にご縁があったのがデジタルアンドさんでした。
最初に取り組んだのは、業務プロセスの全体的な見直し。それに合わせて、段階的にDXツールを導入していきました。
変化に対する不安の声は当然ありましたが、デジタルアンドさんは現場の温度感に合わせて、使い方の説明や運用サポートも丁寧に行ってくれたため、無理なく移行できました。
結果的に、営業と開発の情報共有がリアルタイムで行えるようになり、意思疎通が格段にスムーズになりました。
開発がタイムラグなしで顧客の要望を把握できるようになり、フィードバックへの対応スピードが上がったことで、問い合わせ数自体も2倍に増え、顧客との接点が広がりました。
さらに、手作業だった業務の多くが自動化され、入力ミスや確認漏れが激減。
社員一人ひとりが本来取り組むべき業務に集中できるようになり、結果として生産性は30%向上。
顧客対応も、これまでよりずっと早く、的確に動けるようになりました。その影響でリピート率も20%アップ。
以前は後手に回っていた顧客対応が、今では「早くて助かる」と言っていただけるようになりました。
今回の取り組みは、単なるツールの導入ではなく、現場が“変わり続ける力”をつけるプロセスだったと思っています。
仕組みの導入から定着までしっかり伴走してくれたデジタルアンドさんがいたからこそ、ここまでの改善が実現しました。
まだ改善の余地はたくさんありますが、ようやく“前を向ける状態”が整ってきた実感があります。
これからもこの体制を土台に、さらに質の高いサービスを届けていきたいと考えています。