生産性を30%向上!介護・シニア業界のM&Aと事業承継コンサルティング

生産性を30%向上!介護・シニア業界のM&Aと事業承継コンサルティング

人材が採れない。物価と人件費が上がる。それでも報酬は簡単には増えない。介護・シニア業界で規模の拡大が急がれているのは、一定の規模がないと管理部門と採用のコストを吸収できないからです。

このページでは、譲り受ける側(買い手)の視点で、M&Aによる規模拡大の進め方を整理します。譲渡・事業承継をご検討の方は、介護・シニア業界の事業承継をご覧ください。

このページでわかること

  • 介護事業のM&Aで、買い手が最初に確認すべき指標
  • 指定の承継、人員基準、実地指導の履歴など介護特有の確認事項
  • 検討から成約、統合までの費用と期間の目安
  • 統合後に生産性を上げるための、管理部門と採用の共通化

介護M&A(譲受)支援で、何がどう変わるのか

介護事業のM&Aは、製造業や小売業とは確認すべき点が大きく異なります。指定の承継方法、人員基準の充足、実地指導での指摘履歴、加算の算定状況。これらを見誤ると、成約後に報酬返還や指定取消のリスクを引き継ぐことになります。

項目個別に運営している状態(Before)統合後(After)
管理部門各拠点で経理・請求・労務を実施本部に集約し、拠点は現場に専念
採用拠点ごとに募集し、単価が高い法人単位で採用し、配属で調整
稼働率拠点間で大きくばらつく空き情報を共有し、法人内で調整
加算拠点ごとに算定状況がまちまち算定できる加算を全拠点で取得
仕入・委託拠点単位で契約法人単位で交渉し、条件を改善
人材育成拠点任せ法人共通の研修と、キャリアパスの提示

こんな法人を支援しています

無料の経営相談でお伝えできること

買収方針が固まっていない段階でも、現在の事業構成から見て、どのエリア・どのサービス種別を狙うべきかをお伝えします。候補案件がある場合は、確認すべき項目の一覧までお持ち帰りいただけます。

介護M&Aでよくある3つのつまずき

1. 稼働率と利益だけを見て判断する

決算書の数字が良くても、加算の算定要件を満たしていない状態で算定していれば、返還の対象になります。実地指導での指摘履歴、記録の整備状況、人員配置の実態は必ず確認が必要です。

特に、常勤換算での人員基準を満たしているかは、書類上と実態が異なるケースがあります。シフト表と出勤簿を突き合わせる確認が欠かせません。

2. キーパーソンの継続を前提にしない

管理者や機能訓練指導員が退職すると、指定基準を満たせなくなり事業が止まります。譲渡が決まった時点で退職を考える職員は必ず出ます。

対策として、成約前にキーパーソンとの面談機会を設け、継続勤務の意向を確認することが重要です。処遇の維持や、統合後の役割を具体的に示せるかどうかが分かれ目になります。

3. 統合の設計を後回しにする

成約がゴールになると、統合が進まず「拠点が増えただけ」の状態になります。管理部門のコストは二重のまま、採用も別々。これでは規模のメリットが出ません。

成約前に、統合後1年間で何を共通化するかを計画しておく。経理・請求、労務、採用、記録システム。順番と期限を決めておくことで、統合が進みます。

費用と期間の目安

案件規模、探索の要否、統合支援の範囲によって変わります。以下は進め方の目安です。

段階主な内容期間の目安
方針策定買収方針の設定、財務余力の確認、資金計画1か月
候補探索仲介会社との連携、地域での情報収集、初期評価3〜12か月
調査(デューデリジェンス)財務・労務・法務・介護特有事項の調査1〜2か月
交渉・契約価格と条件の交渉、契約締結、指定の承継手続き2〜3か月
統合管理部門の共通化、採用の一本化、システム統一6〜12か月

候補探索に最も時間がかかります。方針を明確にしておくことで、案件が出たときの判断が速くなり、良い案件を逃しにくくなります。

支援の進め方

  1. 買収方針の策定(1か月)エリア、サービス種別、規模、投資可能額を決めます。資金面の余力の確認も行います。
  2. 候補の探索と初期評価(3〜12か月)仲介会社との連携と地域での情報収集を並行し、候補が出たら初期評価を行います。
  3. 調査の実施(1〜2か月)財務・労務に加え、加算算定の妥当性、実地指導履歴、人員基準の充足を確認します。
  4. 交渉と契約(2〜3か月)価格と条件を交渉し、キーパーソンの継続勤務条件を含めて契約します。指定の承継手続きを進めます。
  5. 統合の実行(6〜12か月)管理部門の共通化、採用の一本化、記録システムの統一を計画に沿って進めます。

法人に残るもの

調査チェックリストと統合計画があれば、2件目以降は自社で進められます

関連する支援

譲渡・事業承継をご検討の場合は、介護・シニア業界の事業承継をご覧ください。事業の多角化としては、空き家活用による住宅型老人ホームリハビリ特化型デイサービス身元保証ビジネスもご参考になります。

統合後の組織づくりには、組織開発コンサルティング人事評価制度策定もあわせてご検討ください。

この記事のまとめ

介護事業のM&Aは、稼働率と利益だけでは判断できません。加算算定の妥当性、人員基準の充足、実地指導の履歴という介護特有のリスクを確認することが不可欠です。

成約はゴールではなく出発点です。管理部門の共通化、採用の一本化、システムの統一を成約前に計画しておくことで、規模のメリットが実際の利益になります。

よくある質問

どれくらいの規模から検討すべきですか?

既存事業で管理部門を持っている法人であれば、小規模な事業所の譲受でも効果が出ます。逆に1事業所のみで運営している場合は、管理部門の整備を先に進めるほうが順序として適切です。

指定はそのまま引き継げますか?

事業譲渡か株式譲渡かで扱いが変わります。株式譲渡であれば法人格が変わらないため指定は継続しますが、事業譲渡の場合は新たに指定を受ける手続きが必要です。空白期間が生じないよう、行政との事前協議が重要になります。

職員の待遇はどうすべきですか?

引き下げは離職に直結するため、当面は維持することが基本です。統合による効率化の効果が出た段階で、法人共通の制度へ移行する順序が現実的です。移行の考え方は、事前に職員へ説明する必要があります。

仲介会社は使うべきですか?

案件の探索には有効です。ただし、介護特有の確認事項まで踏み込んだ調査は、仲介会社の業務範囲外であることが多くあります。買い手側に立って評価する第三者を別に置くことをおすすめしています。

資金はどう調達しますか?

金融機関からの借入が一般的です。事業計画と統合後の収支見通しの精度が、調達条件を左右します。計画書の作成と金融機関への説明も支援いたします。

過去に譲り受けたが統合が進んでいません。

その状態からのご相談も承っています。共通化できていない業務を洗い出し、優先順位をつけて進める計画を立て直します。時間が経つほど拠点ごとのやり方が固まるため、早い着手が有効です。

まずは、狙うべきエリアと種別をお伝えします

無料の経営相談では、現在の事業構成と財務状況を伺い、どのエリア・どのサービス種別を狙うべきかをお伝えします。候補案件がある場合は、確認すべき項目の一覧までお持ち帰りいただけます。

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