補助金は要件を満たせば必ず受給できるものではなく、提出した事業計画が審査されて採択が決まります。同じ取り組みでも、書き方によって評価は変わります。本セミナーでは、審査で何が見られているのかを整理し、評価される事業計画に共通する構成と表現を、具体例とともに解説します。
審査は、限られた予算のなかでどの事業に配分するかを決める作業です。審査する側は、その事業が実際に実施され、政策目的に沿った成果を生むかどうかを判断します。この視点を理解すると、書くべき内容が定まります。
セミナーの前半では、審査の観点を整理します。多くの制度で共通するのは、課題の妥当性、取り組みの具体性、実現可能性、効果の測定可能性、そして政策目的との合致です。
後半では、具体的な書き方を扱います。とくに重要なのは、抽象的な表現を数値と事実に置き換えることです。「生産性を向上させる」ではなく「1日あたりの加工数を◯個から◯個に」と書くことで、審査する側が評価できる計画になります。
全体は60分。審査の観点と書き方を扱います。
| 時間 | 内容 | ゴール |
|---|---|---|
| 12:00-12:15 | 審査の仕組みと観点 | 評価の視点を理解する |
| 12:15-12:40 | 評価される計画の書き方 | 構成と表現を身につける |
| 12:40-12:55 | 加点項目と不採択の要因 | 取りこぼしを防ぐ |
| 12:55-13:00 | 質疑応答 | 個別の相談 |
予算枠、審査体制、評価の流れ。採否が決まる仕組みを整理します。
課題、取り組み、効果、体制、資金。項目ごとの書き方を扱います。
加点項目の取り方と、不採択につながりやすい書き方を確認します。
制度によって配点は異なりますが、見られる観点はおおむね共通します。
| 観点 | 見られる内容 | 書くべきこと |
|---|---|---|
| 課題の妥当性 | 解決すべき課題が明確か | 現状を数値で示す |
| 取り組みの具体性 | 何をどう実施するか | 設備・工程・スケジュール |
| 実現可能性 | 本当に実行できるか | 体制、実績、資金計画 |
| 効果の測定 | 成果を確認できるか | 数値目標と測定方法 |
| 政策目的との合致 | 制度の趣旨に沿うか | 公募要領の記載に対応 |
「人手不足で生産が追いつかない」ではなく「受注に対して月◯個の生産能力が不足しており、◯件の受注を断っている」と書きます。数値があると、その後に述べる効果の説得力が変わります。
導入する設備やシステムが、先に挙げた課題のどれをどう解決するのか。この対応関係が明確でないと、投資の必要性が伝わりません。
その制度が何を目的としているかは、公募要領に書かれています。その趣旨に沿った表現で書くことで、政策目的との合致が伝わります。
計画が立派でも、実行できないと判断されれば採択されません。
誰が責任者で、誰が実務を担当し、外部にどこまで依頼するか。人名と役割を書くことで、実行の裏づけになります。
補助金は後払いです。事業実施中の資金をどう用意するかを示さないと、実現可能性の評価が下がります。自己資金か融資か、明記します。
発注、納品、設置、稼働、効果測定。各工程の時期を月単位で示すと、計画の現実性が伝わります。
類似の取り組みを行った経験、既存設備の稼働実績、取引先との関係。実行できる根拠として使えるものは記載します。
内容が良くても、書き方で評価を落としていることがあります。
「大幅に」「飛躍的に」「積極的に」。こうした表現は評価の材料になりません。すべて数値と具体的な行動に置き換えます。
導入したい設備が先にあり、後から理由を書いている計画は見抜かれます。課題から出発して手段を選んだ論理になっているかを確認します。
実現できそうにない数値を書くと、計画全体の信頼が下がります。また採択後には実績報告が求められるため、達成できる範囲で設定します。
記載を求められている項目が抜けていると、その分の点数が入りません。提出前に要領と照らし合わせる確認を必ず行います。
| 日時 | 2023年12月14日(木) |
|---|---|
| 時間 | 12:00-13:00 |
| 参加費用 | 無料 |
| 場所 | WEBによるオンライン開催 |
| 視聴方法 | Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します) |
| スケジュール | 開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。 |
| 諸注意 | 本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
| 主催 | 株式会社Digital& |
| セミナー番号 | G01 |
自社で書けますか。
骨子は自社で書くべきです。当日は書き方の手順を扱います。
不採択の理由は確認できますか。
制度によっては開示されます。当日は確認方法をご案内します。
どの制度が向いているか相談できますか。
セミナー後に個別のご相談を承っています。
アーカイブ配信はありますか。
お申し込みいただいた方に後日ご案内します。
課題と効果が数値で書ければ、計画の説得力は大きく上がります。無料経営相談では、検討中の取り組みをうかがい、計画の骨子を整理してお伝えします。
本セミナーは終了しました