複数の制作会社から見積を取ったが、内容も金額もばらばらで比較できない——これは発注側の要件が固まっていないことが原因です。RFP(提案依頼書)を用意すると、各社が同じ前提で提案するため、比較が可能になり、発注後の認識のずれも減ります。本セミナーでは、RFPに書くべき項目と、その前提となる要件の整理方法を解説します。
RFPは形式的な文書ではなく、発注側が自社の要件を整理するための作業そのものです。何のために作るのか、誰に見てもらいたいのか、公開後に何を測るのか。これらが決まっていないまま依頼すると、制作会社は推測で提案するしかなくなります。
セミナーの前半では、RFPに記載すべき項目を扱います。目的、対象、現状の課題、必要な機能、予算、スケジュール、体制、評価基準。それぞれ何をどこまで書くべきかを具体的に示します。
後半では、提案を受けた後の比較方法を扱います。金額だけで選ぶと、後から追加費用が発生したり、運用が回らなくなったりします。評価の観点をあらかじめ決めておくことが、適切な選定につながります。
全体は60分。要件整理、RFP作成、比較の順に扱います。
| 時間 | 内容 | ゴール |
|---|---|---|
| 12:00-12:10 | RFPを作る意味 | 発注準備の重要性を理解する |
| 12:10-12:35 | 記載すべき項目 | RFPの構成が分かる |
| 12:35-12:50 | 提案の比較と選定 | 評価基準を持つ |
| 12:50-13:00 | 質疑応答 | 個別の相談 |
RFPが発注側にもたらす効果と、作らない場合に起きることを整理します。
目的、対象、課題、機能、予算、スケジュール、体制、評価基準。項目ごとの書き方を扱います。
提案を評価する観点と、選定後の契約時に確認すべき事項を共有します。
すべてを詳細に書く必要はありません。制作会社が提案の前提を揃えられる程度の情報があれば足ります。
| 項目 | 書く内容 | 書かないとどうなるか |
|---|---|---|
| 目的 | 何を増やしたいか(問い合わせ・応募など) | デザイン重視の提案しか来ない |
| 対象 | 見てほしい相手の属性 | 訴求がずれる |
| 現状の課題 | 数値と具体的な症状 | 推測での提案になる |
| 必要な機能 | 更新方法、フォーム、多言語など | 後から追加費用が発生 |
| 予算 | 上限または範囲 | 比較できない見積が届く |
| スケジュール | 公開希望日と社内の制約 | 無理な工程が組まれる |
| 体制 | 自社側の担当と作業分担 | 原稿準備で進行が止まる |
| 評価基準 | 何を重視して選ぶか | 各社の提案がばらつく |
「問い合わせを増やす」ではなく「月5件を月15件に」と書きます。数値があると、そのために必要な施策を制作会社が提案しやすくなります。
予算を伏せると、各社が異なる規模で提案し、比較不能になります。範囲でよいので示すほうが、その予算内での最善案が出てきます。
原稿は自社で用意するのか、取材から依頼するのか。写真は既存のものを使うのか、撮影が必要か。ここが曖昧だと、見積の金額が大きく変わります。
アクセス数、流入経路、よく見られているページ。これらのデータを渡すと、提案の具体性が大きく変わります。
金額の安さだけで選ぶと、公開後に困ることになります。
目的の理解度、提案内容の具体性、実績、体制、費用、公開後の支援。項目ごとに配点を決めておくと、社内での議論が感覚論になりません。
一式での記載は比較できません。ページ数、機能、原稿作成の有無、修正回数の上限。内訳を求め、同じ条件で並べます。
自社で更新できる範囲、更新を依頼した場合の費用、不具合時の対応。公開して終わりではないため、ここを契約前に確認します。
提案書の内容が良くても、実際に担当する人との相性が進行を左右します。提案時に、実際の担当者が同席するよう依頼します。
| 日時 | 2024年7月23日(火) |
|---|---|
| 時間 | 12:00-13:00 |
| 参加費用 | 無料 |
| 場所 | WEBによるオンライン開催 |
| 視聴方法 | Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します) |
| スケジュール | 開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。 |
| 諸注意 | 本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
| 主催 | 株式会社Digital& |
| セミナー番号 | M14 |
RFPはどれくらいの分量が必要ですか。
A4で5〜10枚程度が目安です。当日は構成の例をお見せします。
社内で要件がまとまりません。
関係者へのヒアリング手順から扱います。
何社に依頼すべきですか。
3社程度が比較しやすい数です。当日は選定の進め方も説明します。
アーカイブ配信はありますか。
お申し込みいただいた方に後日ご案内します。
要件が固まれば、提案の質も見積の精度も上がります。無料経営相談では、実現したいことをうかがい、RFPに記載すべき内容を整理してお伝えします。
本セミナーは終了しました