文書のマニュアルは作っても読まれない、口頭で教えると人によって内容が変わる——この問題を解決する手段が、短い動画マニュアルです。特別な機材や編集技術は必要なく、スマートフォンがあれば作れます。本セミナーでは、撮るべき単位の決め方から、現場で実際に使われる形にするまでの手順を解説します。
作業手順を伝えるとき、文章と静止画では手の動きや力加減が伝わりません。動画であれば、実際の動作をそのまま見せられるため、理解が速く、教える側の負担も減ります。
ただし、長い動画は見られません。1本1作業、1〜3分という単位に分けることが、実際に使われるための条件です。セミナーの前半では、この単位の決め方と、撮影の手順を扱います。
後半では、現場で使われる形にする工夫を扱います。作っても、どこにあるか分からなければ見られません。作業場所に掲示したQRコードから即座に開ける、といった配置の工夫まで含めて設計します。
全体は60分。設計、撮影、運用の順に扱います。
| 時間 | 内容 | ゴール |
|---|---|---|
| 12:00-12:10 | 動画マニュアルが有効な場面 | 文書との使い分けを理解する |
| 12:10-12:30 | 単位の決め方と撮影手順 | 撮るべき内容を決められる |
| 12:30-12:45 | 編集と仕上げ | 見やすい形にする |
| 12:45-12:55 | 現場での配置と管理 | 実際に使われる状態にする |
| 12:55-13:00 | 質疑応答 | 個別の相談 |
動作を伴う作業は動画、判断基準や数値は文書。適した形式を整理します。
作業の分割、撮影の角度、押さえるべき要素を扱います。
カット、テロップ、速度調整。最低限の作業を確認します。
保管場所、アクセス方法、更新のルールを設計します。
長い動画は見られません。使われる形にするには、単位の設計が最も重要です。
| 作業の種類 | 1本の尺 | 分割の単位 | 撮影の角度 |
|---|---|---|---|
| 機器の操作 | 1〜2分 | 1操作=1本 | 手元のアップ |
| 組立・加工 | 2〜3分 | 1工程=1本 | 正面+手元 |
| 点検・確認 | 1〜2分 | 1箇所=1本 | 対象物のアップ |
| 接客・応対 | 2〜3分 | 1場面=1本 | 全身が入る位置 |
| トラブル対応 | 2〜3分 | 1事象=1本 | 状況+対処 |
一連の作業を1本にまとめると、見返したい箇所を探せません。工程ごとに分け、番号をつけて並べると、必要な部分だけをすぐ見られます。
全身が映っていても、手の動きは分かりません。作業する手元に近づけて撮ると、力の入れ方や工具の当て方まで伝わります。
作業しながらの撮影は不安定になります。二人一組で、一人が作業、一人が撮影する形にします。
標準的なやり方を残すことが目的です。最も正確に作業できる人に実演してもらい、それを標準として登録します。
凝った編集は不要です。3つの作業だけで、実用に耐える品質になります。
準備、移動、言い直し。作業に関係のない部分を切るだけで、尺が半分近くになります。
現場は騒音があり、音声が聞き取れないことがあります。工程名、注意点、数値をテロップで表示すると、音なしでも理解できます。
重要な動作や、間違えやすい箇所は、再生速度を落として表示します。逆に、単純な繰り返し作業は速度を上げると尺が縮みます。
何を作る作業なのかが最初に分かると、手順の理解が速くなります。完成した状態を数秒映してから手順に入ります。
作っただけでは見られません。見るまでの手間を最小にします。
機器の横、作業台、保管棚。その場でスマートフォンをかざせば該当の動画が開く状態にすると、必要なときに実際に見られます。
ファイル名の五十音順ではなく、実際の作業順序で並べます。新人が上から順に見ていける構成にします。
作業手順が変われば、動画も撮り直しが必要です。誰が気づき、誰が撮り直すかを決めておかないと、古い手順が残り続けます。
テロップを他言語に置き換えた版を用意すると、言葉の壁による指導の負担が大きく減ります。撮影は1回で済みます。
| 日時 | 2024年11月20日(水) |
|---|---|
| 時間 | 12:00-13:00 |
| 参加費用 | 無料 |
| 場所 | WEBによるオンライン開催 |
| 視聴方法 | Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します) |
| スケジュール | 開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。 |
| 諸注意 | 本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
| 主催 | 株式会社Digital& |
| セミナー番号 | M17 |
編集ソフトは必要ですか。
スマートフォンの標準機能でも対応できます。当日は選択肢を紹介します。
何本くらい作ればよいですか。
頻度の高い作業から10本程度が現実的な出発点です。
動画の保管場所はどうすべきですか。
社内で共有できる場所が必要です。当日は選び方を説明します。
アーカイブ配信はありますか。
お申し込みいただいた方に後日ご案内します。
どの作業から作るかが決まれば、着手は容易です。無料経営相談では、現在の教育方法をうかがい、作るべき動画のリストを整理してお伝えします。
本セミナーは終了しました