セミナーレポート 2025年4月23日(水) 12:00-13:00 開催終了

定型業務の自動化はどこまでできるか|RPAの適用範囲と限界

開催日時2025年4月23日(水) 12:00-13:00
形式WEBによるオンライン開催(Zoomウェビナー)
参加費無料
対象管理部門責任者・DX推進担当者の方
定型業務の自動化はどこまでできるか|RPAの適用範囲と限界

RPAで何でも自動化できるという説明を受けて導入したものの、想定した業務に適用できず止まっている——よくある事態です。RPAには明確に得意な領域と、避けるべき領域があります。本セミナーでは、適用できる範囲と限界を具体的に線引きし、投資が無駄にならない対象の選び方を解説します。

このページでわかること

  • RPAが得意な業務と苦手な業務の境界
  • 他の手段(システム連携・ノーコード)との使い分け
  • 導入前に確認すべき5つの条件
  • 止まらない設計にするための工夫
  • 費用対効果の算出方法

セミナー概要

RPAは、人が画面上で行っている操作を代行する仕組みです。この性質から、既存システムを改修せずに自動化できる利点がある一方、画面の変更やデータ形式の変化に弱いという弱点があります。

セミナーの前半では、この特性を踏まえた適用範囲を整理します。手順が毎回同じで、入力データの形式が安定していて、例外が少ない業務。この3条件を満たさない業務に適用すると、保守できなくなります。

後半では、他の手段との比較を扱います。システム間でデータを直接やり取りできるなら、そちらのほうが確実です。RPAは、他に手段がない場合の選択肢と位置づけるのが実務的です。あわせて、費用対効果の算出方法もお伝えします。

  • RPAを検討しているが適用先が決まらない
  • 導入したが動かず止まっている
  • 他の自動化手段との違いを知りたい
  • 投資判断の根拠が欲しい

セミナー内容

全体は60分。適用範囲、比較、設計の順に扱います。

時間内容ゴール
12:00-12:10RPAの仕組みと特性得意・不得意を理解する
12:10-12:30適用できる業務の見極め自社の候補を判別する
12:30-12:45他の手段との使い分け最適な方法を選べる
12:45-12:55設計と費用対効果投資判断ができる
12:55-13:00質疑応答個別の相談

第1部:特性

画面操作の代行という仕組みと、そこから生じる利点と弱点を整理します。

第2部:適用範囲

3条件による判別と、業務別の適性を確認します。

第3部:比較

システム連携、ノーコード、外部委託。それぞれとの使い分けを扱います。

第4部:設計と判断

止まらない設計と、費用対効果の計算方法を扱います。

適用できる業務・できない業務

3つの条件で判別すると、投資の失敗を避けられます。

業務手順の一定性データの安定性例外の頻度適性
複数システム間の転記高い高い低い非常に高い
定型帳票の作成・出力高い高い低い高い
Webからの定期的な情報取得高い
請求書の内容確認低い高い低い
例外判断を伴う承認低い高い適用しない

例外が多い業務は先にルールを整える

「基本はAだが、この取引先だけB」といった暗黙のルールが多い業務をそのまま自動化すると、分岐が増えて保守できなくなります。ルールを文書化し、例外を減らす作業が先です。

全工程の無人化を目指さない

データの収集と整形までを自動化し、最終確認と承認は人が行う形にすると、実装も運用も現実的な負荷に収まります。

最初の1本は「小さく確実に終わる」ものを選ぶ

月10時間削減の小さな自動化を1か月で完成させるほうが、月50時間削減の大型案件を半年かけて止めるより、その後の展開が進みます。

他の手段と比べてから選ぶ

RPAが最適とは限りません。より確実な方法があれば、そちらを選びます。

システム間の直接連携があるならそちらが確実

データをやり取りする仕組みが用意されているなら、画面操作の代行より確実で速く、壊れにくくなります。既存システムの仕様を先に確認します。

新しい仕組みを作るならノーコードが保守しやすい

申請、記録、集計といった新しい業務の仕組みは、ノーコードツールで作るほうが変更が容易です。RPAは既存システムの操作代行に用途を限定します。

そもそも業務をなくせないか検討する

自動化する前に、その作業が本当に必要かを問い直します。誰も見ていない集計表を自動生成しても、価値は生まれません。

外部委託と比較する

月数時間の作業であれば、外部に委託するほうが安く済む場合があります。件数と単価で比較します。

止まらない設計と投資判断

RPAの最大のリスクは、静かに止まって誰も気づかないことです。

処理結果を必ず記録する

いつ、何件処理し、何件失敗したか。この記録があると異常に早く気づけます。記録がないと、誤った結果を使い続けることになります。

失敗時の通知を設定する

処理が止まったら担当者にメールやチャットで通知される仕組みを、最初から組み込みます。

元データの形式変更を想定する

取り込むファイルの列が増えた、名称が変わった。こうした変更は必ず起きます。想定と異なる形式を検知したら止まる設計にしておきます。

費用対効果は3年で計算する

ライセンス費用、開発費、保守にかかる社内工数を3年分積み上げ、削減できる人件費と比較します。1年だけで判断すると、保守の負担を見落とします。

セミナー開催日・場所

日時2025年4月23日(水)
時間12:00-13:00
参加費用無料
場所WEBによるオンライン開催
視聴方法Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します)
スケジュール開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。
諸注意本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
主催株式会社Digital&
セミナー番号D08

よくある質問

プログラミングの知識は必要ですか。

製品によりますが、条件分岐の考え方は必要になります。

どの製品を選べばよいですか。

対象業務と既存システムによります。当日は選定の観点を説明します。

社内に保守できる人がいません。

外部支援を併用する前提での進め方も扱います。

アーカイブ配信はありますか。

お申し込みいただいた方に後日ご案内します。

自動化の対象を一緒に見極めませんか

適用範囲の判断を誤ると、投資が無駄になります。無料経営相談では、現在の業務をうかがい、適した手段と対象を整理してお伝えします。

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