見積の作成に時間がかかり、案件が重なると対応が追いつかない——受注機会を逃す原因になっています。見積業務は、過去案件の参照、数量の拾い出し、単価の確認、書類の作成という工程に分かれており、それぞれで効率化の余地があります。本セミナーでは、精度を落とさずに時間を短縮する方法を解説します。
見積の作成時間が長いと、対応できる案件数が制約され、提出が遅れて失注することもあります。一方、精度を落とせば、受注しても利益が残りません。この両立が課題です。
セミナーの前半では、工程を分解します。過去案件の検索、数量の拾い出し、単価の確認、計算、書類の作成、説明文の作成。このうち、検索と書類作成、説明文の部分は大きく短縮できます。
後半では、精度を保つための線引きを扱います。数量の拾い出しと単価の妥当性は、経験に基づく判断が必要な領域です。ここは人が担い、それ以外の作業を効率化するという設計にします。
全体は60分。工程分解、効率化、精度確保の順に扱います。
| 時間 | 内容 | ゴール |
|---|---|---|
| 12:00-12:10 | 見積業務の工程分解 | 短縮できる箇所を特定する |
| 12:10-12:35 | 過去案件の活用と書類作成 | 実際の手順を身につける |
| 12:35-12:50 | 精度を保つ線引き | 品質を落とさない |
| 12:50-13:00 | 質疑応答 | 個別の相談 |
検索、拾い出し、単価確認、計算、書類作成。時間配分を把握します。
過去案件の活用、概算の作成、説明文と提案書の作成を扱います。
人が判断すべき箇所と、確認の工程を扱います。
どこに時間がかかっているかで、打つ手が変わります。
| 工程 | 所要時間の目安 | 効率化の余地 | 方法 |
|---|---|---|---|
| 過去案件の検索 | 30分〜1時間 | 大 | 案件データの整理と検索性の向上 |
| 数量の拾い出し | 数時間 | 小 | 人が担う(図面の読み取りは補助的に) |
| 単価の確認 | 30分〜1時間 | 中 | 単価表の整備と更新 |
| 計算・集計 | 30分 | 大 | 様式の標準化と自動計算 |
| 書類の作成 | 1〜2時間 | 大 | 様式からの自動生成 |
| 説明文・提案書 | 1〜2時間 | 大 | 条件を伝えて文案を作成 |
類似案件を参照できれば、概算は短時間で出せます。しかし過去の見積が個人のパソコンや紙で散在していると、探すだけで時間がかかります。案件データを1か所に集め、条件で検索できる状態にすることが、最も効果の大きい整備です。
すべての引き合いに詳細見積を作っていると、対応が追いつきません。まず概算を短時間で出し、案件が具体化してから詳細に進む二段構えにすると、対応件数が増えます。
見積の前提条件、工法の説明、除外事項。定型的でありながら案件ごとに書き分けが必要な部分です。条件を伝えて文案を作らせ、担当者が確認する形にすると、1〜2時間が20分程度になります。
効率化の前提として、元となるデータの整備が必要です。
資材価格の変動が大きい時期に古い単価を使うと、受注後に利益が消えます。更新の担当と頻度を決め、いつ時点の価格かを明示します。
一般的な基準ではなく、自社の実際の施工実績から歩掛かりを算出すると、見積の精度が上がります。日報のデータが蓄積されていれば算出できます。
担当者ごとに様式が違うと、比較も検証もできません。全社で1つの様式に統一し、計算部分は自動化します。
見積時の想定と実際の原価の差を案件ごとに記録すると、次の見積の精度が上がります。この蓄積が、最も確実な改善策です。
効率化と精度を両立させるための線引きです。
図面からの読み取りを補助的に使うことはできますが、最終的な数量は経験のある人が確認します。ここを誤ると、受注後の損失に直結します。
搬入経路、作業時間の制約、近隣への配慮。図面には表れない条件が原価を左右します。現地を見た人の判断が不可欠です。
計算が正しくても、市況や競合状況を踏まえた判断は別です。提出前に責任者が確認する工程を残します。
見積の内容は機密情報です。一般化した条件で処理し、固有の情報は後から差し替える運用にします。
| 日時 | 2025年12月17日(水) |
|---|---|
| 時間 | 12:00-13:00 |
| 参加費用 | 無料 |
| 場所 | WEBによるオンライン開催 |
| 視聴方法 | Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します) |
| スケジュール | 開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。 |
| 諸注意 | 本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
| 主催 | 株式会社Digital& |
| セミナー番号 | D07 |
積算ソフトを既に使っています。
ソフトの前後の工程で短縮できる部分があります。当日は組み合わせ方を扱います。
過去案件が紙でしか残っていません。
段階的な電子化の方法をお伝えします。
担当者が一人しかいません。
属人化の解消も含めた進め方を扱います。
アーカイブ配信はありますか。
お申し込みいただいた方に後日ご案内します。
どこに時間がかかっているかが分かれば、短縮できる箇所は特定できます。無料経営相談では、現在の見積の流れをうかがい、改善案を整理してお伝えします。
本セミナーは終了しました