求人媒体への掲載費は年々上がり、掲載しても他社の求人に埋もれてしまう——新卒採用でこうした行き詰まりを感じる企業が増えています。打開策として注目されるのが、自社で採用情報を発信し続けるオウンドメディアです。本セミナーでは、媒体依存から抜け出すために何を作り、どう運用し、どの数字で判断するのかを、中小企業が実行できる規模感で解説します。
オウンドメディアは「採用サイトを作ること」ではありません。学生が知りたい情報を継続的に出し、接点を自社側に蓄積していく活動全体を指します。求人媒体が「探している人に見つけてもらう場」だとすれば、オウンドメディアは「見つけた人に判断材料を渡す場」です。
セミナーの前半では、この役割の違いを整理したうえで、両方を併用する前提で費用配分をどう変えていくかを扱います。いきなり媒体をやめるのではなく、オウンドメディア経由の応募が一定数を超えた段階で段階的に減らす移行の設計が現実的です。
後半では、実際に何を書くかに踏み込みます。学生が選考中に検索するのは、会社概要や理念ではなく、仕事内容の具体、選考の流れ、働く人の一日、給与や配属の実態です。これらを一つずつ記事にしていくことで、説明会や面接での説明工数も同時に減っていきます。
全体は60分。設計、コンテンツ、運用の順に扱います。
| 時間 | 内容 | ゴール |
|---|---|---|
| 12:00-12:10 | 媒体依存の構造と限界 | 自社の採用コストを見直す視点を得る |
| 12:10-12:30 | 学生が読むコンテンツの設計 | 書くべき記事を10本挙げられるようにする |
| 12:30-12:45 | 検索とSNSから届ける導線 | 公開後に読まれる状態をつくる |
| 12:45-12:55 | 社内運用と移行の順序 | 無理なく続く体制を持ち帰る |
| 12:55-13:00 | 質疑応答 | 自社の状況に合わせて確認 |
掲載費は年々上がる一方、掲載枠の中では企業規模と知名度が有利に働きます。同じ土俵で戦わない選択肢としてのオウンドメディアを位置づけます。
学生の検索行動と、選考フェーズごとに必要な情報を対応させ、優先順位をつけて記事化していきます。
検索での接点、SNSでの拡散、説明会での配布。同じ記事を複数の接点で使い回す設計を扱います。
誰が書き、誰が確認し、どの頻度で出すか。媒体費をどのタイミングで減らすかの判断基準も示します。
採用オウンドメディアで最も多い失敗は、会社紹介の焼き直しになることです。学生が求めているのは、入社後の自分を具体的に想像できる材料です。優先順位をつけると次のようになります。
| コンテンツ | 学生の関心度 | 制作の負荷 | 転用先 |
|---|---|---|---|
| 社員の一日の流れ | 高い | 低 | 説明会資料・SNS |
| 職種別の仕事内容の詳細 | 高い | 中 | 求人票・面接案内 |
| 選考フローと評価の観点 | 高い | 低 | エントリー画面 |
| 入社1〜3年目のキャリア実例 | 高い | 中 | 説明会・面接 |
| 経営理念・沿革 | 低い | 低 | 会社案内 |
「風通しの良い職場です」では伝わりません。8時30分に出社して何をし、何時に現場へ出て、何時に戻るのか。時刻と行動を並べるだけで、抽象的な魅力訴求より遥かに読まれます。写真は現場のスナップで十分です。
何を見られるか分からない選考は、学生にとって不安です。各段階で何を確認するかを明示すると、志望度の高い学生が準備して臨むようになり、面接の密度が上がります。辞退率の低下にも効きます。
触れにくい項目ほど検索されます。書かないと他社の口コミサイトで補完され、誤った情報が定着します。制度として決まっている範囲を正確に書くほうが、結果的に信頼されます。
記事を作っても、届く導線がなければ社内資料と変わりません。中小企業が現実的に使える経路は3つです。
「◯◯県 施工管理 新卒」「製造 技術職 仕事内容」といった検索は、志望度の高い層が使います。記事タイトルと見出しにこの組み合わせを自然に含め、職種ごとに1本ずつ用意していきます。
記事1本から、社員の一言、職場の写真、数字のハイライトなど複数の投稿素材が作れます。新規に企画するのではなく、記事の再利用として運用すると負荷が下がります。
説明会で口頭説明していた内容が記事になっていれば、当日はQRコードで案内し、対話の時間を増やせます。学生が親や友人に共有する際の材料にもなります。
オウンドメディアは、始めるより続けるほうが難しい取り組みです。人事担当者が一人で書き続ける前提だと、繁忙期に必ず止まります。
現場社員に執筆を依頼すると停滞します。人事が30分インタビューして書き起こす形にすると、月2本程度は無理なく回ります。撮影も同じ時間内に済ませます。
月2本弱のペースで、まず主要職種の仕事内容と社員紹介を揃えます。20本あると、検索でも説明会でも実用に耐える状態になります。
先に媒体を止めると母集団が崩れます。応募経路を毎年記録し、自社経由の比率が3割に達した年度から掲載プランを一段階下げる、という順序が安全です。
| 日時 | 2024年2月8日(木) |
|---|---|
| 時間 | 12:00-13:00 |
| 参加費用 | 無料 |
| 場所 | WEBによるオンライン開催 |
| 視聴方法 | Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します) |
| スケジュール | 開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。 |
| 諸注意 | 本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
| 主催 | 株式会社Digital& |
| セミナー番号 | R13 |
採用サイトはありますが更新していません。作り直しが必要ですか。
必ずしも必要ありません。既存サイトに記事を追加していく形で始められます。当日は既存サイト活用の進め方も扱います。
社員数が少なく、紹介できる人が限られています。
少人数でも問題ありません。むしろ全社員を紹介できることが強みになります。
成果が出るまでどれくらいかかりますか。
検索経由の流入は3〜6か月、応募への反映は1採用サイクルを見込むのが一般的です。当日は段階ごとの目安をお伝えします。
アーカイブ配信はありますか。
お申し込みいただいた方に後日ご案内します。
何から書くべきかは、職種構成と採用ターゲットによって変わります。無料経営相談では、貴社の採用計画をうかがい、優先して作るべき記事のリストを整理してお渡しします。
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