注文は入るのに利益が残らない——食品ECで最も多い悩みです。原因は価格設定ではなく、送料・保冷・梱包を含めた原価構造にあります。とくに冷凍・冷蔵品は配送コストが高く、単品販売では成立しないことがほとんどです。本セミナーでは、利益が残る商品構成と配送設計を、計算の手順とあわせて解説します。
食品ECの収支は、商品原価だけでは判断できません。送料、保冷資材、梱包材、決済手数料、モールの販売手数料。これらを積み上げると、単品3,000円の商品では利益がほとんど残らないことが分かります。
セミナーの前半では、この実質原価を計算する手順を扱います。1件あたりのコストを正確に把握すると、いくらで売るべきか、どんな構成にすべきかが自ずと決まります。
後半では、利益が残る商品設計を扱います。セット販売、ギフト対応、定期便。それぞれ客単価と配送効率が異なります。あわせて、同梱物を使ってリピートにつなげる方法もお伝えします。
全体は60分。原価、商品設計、リピートの順に扱います。
| 時間 | 内容 | ゴール |
|---|---|---|
| 12:00-12:15 | 実質原価を計算する | 1件あたりのコストを把握する |
| 12:15-12:35 | 利益が残る商品構成 | セット・ギフト・定期便を設計する |
| 12:35-12:50 | 送料設定と同梱物 | 客単価とリピートを上げる |
| 12:50-13:00 | 質疑応答 | 個別の相談 |
商品原価、送料、資材、手数料。すべてを含めた1件あたりのコストを算出します。
単品、セット、ギフト、定期便。それぞれの収支構造を比較します。
送料無料の基準額、梱包の工夫、同梱物の設計を扱います。
この数字が分からないまま価格を決めると、売るほど苦しくなります。
| 費用項目 | 常温 | 冷蔵・冷凍 | 見落としやすさ |
|---|---|---|---|
| 商品原価 | — | — | 低い |
| 配送料 | 600〜900円 | 1,000〜1,600円 | 低い |
| 保冷資材 | — | 100〜300円 | 高い |
| 梱包材 | 50〜150円 | 100〜250円 | 高い |
| 決済手数料 | 売価の3〜4% | 同左 | 中 |
| モール手数料 | 売価の8〜15% | 同左 | 中 |
| 返品・破損対応 | 売上の1〜3% | 2〜5% | 非常に高い |
配送料に加えて保冷資材が必要になります。この差を価格に反映しないまま常温品と同じ感覚で値付けすると、利益が出ません。
生鮮品や瓶詰めでは、一定の割合で破損が発生します。実績が出るまでは売上の2〜3%を見込んで原価に含めておくと、後から慌てずに済みます。
モール手数料と決済手数料は、送料込みの売価に対して発生します。送料を商品価格に含める場合、その分の手数料も増える点に注意します。
単品では成立しない商材でも、構成を変えることで利益が残ります。
3〜5点の組み合わせにすると、客単価が4,000〜6,000円になり、送料の比率が下がります。「食べ比べ」「1週間分」「季節の詰め合わせ」といった構成が分かりやすく機能します。
贈答用では、総額より「贈るのにふさわしいか」が判断基準になります。のし、包装、メッセージカードへの対応を整えると、単価の高い層に届きます。
定期的に届ける形にすると、獲得コストを複数回の購入で回収でき、生産計画も立てやすくなります。ただし解約しやすい設計にしておくことが前提です。
保冷ボックスの容量を活かしきれていないと、1点あたりのコストが高止まりします。まとめ買いを促す設計にすると、配送効率が上がります。
この2つが、客単価とリピート率を左右します。
平均客単価が4,000円なら、4,500円で送料無料にすると、あと1点の追加購入が生まれます。基準が高すぎると諦められ、低すぎると利益を圧迫します。
単価の高いギフトは送料込みの表示が分かりやすく、日常使いの商品は別建てのほうが商品価格を比較されやすくなります。
食べ方の提案、他の商品の紹介、生産者からの手紙。開封時は最も関心が高い瞬間であり、次の購入につながりやすい接点です。
商品ごとの標準的な消費期間を把握し、使い切る頃に案内を送ります。購入日を起点にした自動配信で対応できます。
| 日時 | 2025年6月11日(水) |
|---|---|
| 時間 | 12:00-13:00 |
| 参加費用 | 無料 |
| 場所 | WEBによるオンライン開催 |
| 視聴方法 | Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します) |
| スケジュール | 開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。 |
| 諸注意 | 本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
| 主催 | 株式会社Digital& |
| セミナー番号 | E07 |
小ロットでも始められますか。
可能です。当日は小規模での進め方も扱います。
配送業者の選び方を知りたいです。
商材の温度帯と物量によります。当日は比較の観点を説明します。
モールと自社サイトのどちらがよいですか。
商材と認知度によります。当日は判断の基準を扱います。
アーカイブ配信はありますか。
お申し込みいただいた方に後日ご案内します。
1件あたりの実質原価が分かれば、価格も商品構成も判断できます。無料経営相談では、商品と配送条件をうかがい、設計案を整理してお伝えします。
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