質問に答えるだけだった生成AIが、複数の手順を自分で進めて結果を返す段階に入っています。調べて、まとめて、下書きを作り、確認を求める。この一連の流れを任せられると、業務の関わり方が変わります。本セミナーでは、今できることと、まだ人が担うべきことを切り分けたうえで、現実的な導入の入口を解説します。
これまでの生成AI利用は、人が質問し、返ってきた内容を人が使うという一往復が基本でした。エージェントと呼ばれる使い方では、目的を伝えると、必要な手順を分解し、順に実行して結果を返します。
セミナーの前半では、この違いと、現時点で実用に耐える範囲を整理します。手順が定型的で、途中の判断が単純で、結果を人が確認できる業務。この条件を満たす範囲では、既に十分な成果が出ます。
後半では、導入の入口を扱います。任せるためには、社内の情報が整理されている必要があります。手順書、規程、過去のやり取り。これらが散在している状態では、指示を出しても正確な結果は返りません。
全体は60分。違いの理解、適用範囲、準備の順に扱います。
| 時間 | 内容 | ゴール |
|---|---|---|
| 12:00-12:15 | 従来の利用との違い | 何が変わるかを理解する |
| 12:15-12:35 | 任せられる業務の範囲 | 適用先を判断できる |
| 12:35-12:50 | 準備と確認工程 | 安全に導入する |
| 12:50-13:00 | 質疑応答 | 個別の相談 |
一往復の利用と、手順を分解して実行する利用の違いを整理します。
定型性、判断の単純さ、確認可能性。3条件での判別を扱います。
社内情報の整理、確認工程、権限の設計を扱います。
できることとできないことを正確に把握することが、投資の失敗を避ける鍵です。
| 業務 | 任せられる程度 | 人が担う部分 |
|---|---|---|
| 情報収集と要約 | 大部分 | 出典の確認、事実の検証 |
| 定型文書の作成 | 大部分 | 固有名詞と数値の確認 |
| データの整形・集計 | 大部分 | 元データの正確性の確認 |
| 問い合わせの一次回答案 | 中程度 | 送信前の内容確認 |
| 複数資料の突き合わせ | 中程度 | 判断が分かれる箇所の検討 |
| 契約・法令の判断 | 任せない | すべて人が判断 |
| 最終的な意思決定 | 任せない | すべて人が判断 |
業界動向の整理、競合の公開情報の収集、複数の資料からの要点抽出。人が行うと数時間かかる作業が短時間で終わります。ただし出典の確認は必ず人が行います。
出力が正しいかどうかを人が判断できない業務には使えません。専門外の領域や、検証手段のない内容は対象から外します。
顧客への回答、公開する文書、取引先への連絡。自動で送信される設計にはせず、人の確認を挟みます。
社内の情報が散在していると、正確な結果は返りません。
業務の進め方、社内ルール、判断基準。これらが文書として存在し、参照できる状態になっていることが前提です。人の頭のなかにある知識は、任せる対象にできません。
社内のどの情報にアクセスさせるか。顧客情報、財務情報、人事情報。範囲を明確にしないまま導入すると、意図しない情報が使われる可能性があります。
何をどう処理したかの記録がないと、誤りがあった場合に原因を追えません。ログを残し、定期的に確認する運用にします。
いきなり基幹業務に適用せず、部門内で完結する業務で3か月試します。想定と異なる挙動を把握してから、範囲を広げます。
できることを正しく見積もることが、投資判断の前提です。
現時点で完全に置き換えられる業務は限られます。人の作業を速くする、これまで手が回らなかった業務が回るようになる。この効果で投資を判断します。
削減時間だけでなく、これまで着手できなかった業務が回り始めたかどうかを見ます。実務上の価値はこちらのほうが大きいことが多くあります。
この領域は変化が速く、1年後には状況が変わります。長期の固定契約より、見直しやすい形で始めるほうが安全です。
日常業務での生成AI利用が定着していない段階で高度な使い方に進むと、社内がついてきません。順序を守ります。
| 日時 | 2025年8月13日(水) |
|---|---|
| 時間 | 12:00-13:00 |
| 参加費用 | 無料 |
| 場所 | WEBによるオンライン開催 |
| 視聴方法 | Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します) |
| スケジュール | 開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。 |
| 諸注意 | 本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
| 主催 | 株式会社Digital& |
| セミナー番号 | D04 |
具体的にどんなツールがありますか。
当日、現時点での選択肢を整理してご紹介します。
費用はどれくらいかかりますか。
利用量に応じた課金が中心です。当日は費用構造を説明します。
セキュリティ面が心配です。
扱える情報の範囲を設計する方法を扱います。
アーカイブ配信はありますか。
お申し込みいただいた方に後日ご案内します。
期待と実態の差を把握することが、投資判断の出発点です。無料経営相談では、業務内容をうかがい、いま任せられる範囲を整理してお伝えします。
本セミナーは終了しました