面接をしても人物を見極められない、逆に候補者の志望度を下げてしまう——面接官の経験や技術に依存すると、こうした問題が起きます。面接には、見極めと動機づけという2つの目的があり、その両方を果たす進め方には型があります。本セミナーでは、その型を実践できる形で解説します。
面接で人物を見極められない原因の多くは、質問の仕方にあります。「頑張れますか」「協調性はありますか」といった質問には、誰でも肯定的に答えます。過去の具体的な行動を聞くことでしか、実際の姿は見えません。
セミナーの前半では、質問の型を扱います。過去の経験について、状況・行動・結果を順に聞く。この形式にすると、答えの中身から実際の能力が判断できます。
後半では、動機づけを扱います。面接は評価する場であると同時に、候補者が会社を評価する場でもあります。一方的に質問されるだけの面接は、志望度を下げます。伝える時間を確保し、何を伝えるかを設計しておくことが必要です。
全体は60分。目的、質問、評価、動機づけの順に扱います。
| 時間 | 内容 | ゴール |
|---|---|---|
| 12:00-12:10 | 面接の2つの目的 | 進め方の前提を揃える |
| 12:10-12:30 | 事実を引き出す質問 | 見極めの精度を上げる |
| 12:30-12:45 | 評価基準を揃える | ばらつきを減らす |
| 12:45-12:55 | 志望度を上げる伝え方 | 辞退を防ぐ |
| 12:55-13:00 | 質疑応答 | 個別の相談 |
見極めと動機づけ。両方を果たす時間配分を確認します。
過去の行動を聞く型と、深掘りの仕方を扱います。
評価項目の設定、記録の方法、複数人での擦り合わせを扱います。
伝えるべき内容と、面接の締め方を扱います。
意見や意欲を聞いても、実際の姿は分かりません。
| 避けたい質問 | 引き出せるもの | 推奨する質問 |
|---|---|---|
| 頑張れますか | 肯定的な返答のみ | これまでで最も大変だった仕事は何ですか |
| 協調性はありますか | 自己申告 | 意見が対立したとき、どう対処しましたか |
| なぜ当社を志望しましたか | 用意された答え | 転職を考え始めたきっかけは何ですか |
| 長所と短所は | 抽象的な自己分析 | 前職で改善に取り組んだことはありますか |
| 何かご質問は | 形式的な質疑 | 不安に思っている点はありますか |
「どんな状況で」「何をして」「どうなったか」。この3点を順に聞くと、答えの具体性から実際の経験が判断できます。抽象的な答えしか返ってこない場合、経験が浅い可能性があります。
最初の答えは準備されていることが多いものです。「そのとき他にどんな選択肢がありましたか」「なぜその方法を選んだのですか」と重ねると、実際の思考が見えてきます。
面接官が話しすぎると、判断材料が集まりません。前半は聞くことに徹します。
面接官によって基準が違うと、採用の質が安定しません。
職種ごとに、必ず確認する項目を決めます。「業務経験」「学習の姿勢」「協働の仕方」「定着の見込み」。項目が共通していれば、複数の面接官の評価を比較できます。
「5段階の4」だけでは、後から検証できません。そう判断した根拠となる発言や事実を1〜2行で記録します。
複数人を面接すると記憶が混ざります。1人終わるごとに、その場で記録を残します。
一人の判断には偏りが入ります。2名以上で面接し、それぞれの評価と根拠を突き合わせることで、精度が上がります。
見極めるだけの面接では、良い候補者ほど離れていきます。
面接時間の3〜4割は、会社と仕事の説明、質問への回答にあてます。候補者が知りたいことに答える時間がないと、判断できません。
一般的な会社説明ではなく、「あなたに任せたいのはこの仕事です」と具体的に伝えます。この一言が、志望度を大きく左右します。
業界のイメージ、労働時間、人間関係。候補者が聞きにくいことを、こちらから正直に説明します。誠実さが信頼につながり、入社後のミスマッチも減ります。
「後日ご連絡します」ではなく期日を伝え、それを守ります。守られないと、その時点で志望度が下がります。
| 日時 | 2025年10月15日(水) |
|---|---|
| 時間 | 12:00-13:00 |
| 参加費用 | 無料 |
| 場所 | WEBによるオンライン開催 |
| 視聴方法 | Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します) |
| スケジュール | 開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。 |
| 諸注意 | 本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
| 主催 | 株式会社Digital& |
| セミナー番号 | R11 |
面接の経験が浅い管理職でもできますか。
質問の型と評価項目があれば、経験に関係なく一定の水準で実施できます。
面接は何回が適切ですか。
中小企業では1〜2回が現実的です。当日は理由を説明します。
ロールプレイの時間はありますか。
当日は質問の型を実例で示します。演習を含む形式もご相談ください。
アーカイブ配信はありますか。
お申し込みいただいた方に後日ご案内します。
質問と評価項目が決まれば、面接官が変わっても質が揃います。無料経営相談では、募集職種と現在の面接の進め方をうかがい、改善案をお伝えします。
本セミナーは終了しました