士業の業務は文書作成と情報整理が中心であり、生成AIとの相性は本来高い領域です。一方で、顧客の機密情報を扱うため、無条件に使うわけにはいきません。本セミナーでは、使える業務と使えない業務を明確に切り分けたうえで、事務所の生産性を上げる具体的な使い方を解説します。
士業事務所の業務は、資料の読み込み、文書の作成、顧問先への説明という流れが基本です。このうち、読み込みと文書作成は生成AIで大きく効率化できます。
セミナーの前半では、活用できる範囲を整理します。一般的な制度の解説文、顧問先向けの案内文、資料の要約、内部の議事録。これらは顧客情報を伏せた形で処理できます。一方、個別の申告内容や事件の判断は対象外です。
後半では、情報管理を扱います。守秘義務のある業務であるため、線引きを明文化し、事務所として統一した運用にする必要があります。所内での共有と、職員への周知の方法までお伝えします。
全体は60分。範囲、使い方、ルールの順に扱います。
| 時間 | 内容 | ゴール |
|---|---|---|
| 12:00-12:10 | 士業業務との相性 | 活用できる領域を理解する |
| 12:10-12:35 | 業務別の具体的な使い方 | 実務に当てはめる |
| 12:35-12:50 | 情報管理とルール | 安全に運用する |
| 12:50-13:00 | 質疑応答 | 個別の相談 |
文書中心、正解が一つでない、頻度が高い。効果の出る条件を確認します。
資料の要約、案内文の作成、議事録、社内文書。業務別に扱います。
入力してよい情報の線引き、事務所ルール、職員への周知を扱います。
顧客情報を伏せた形で、多くの業務に活用できます。
| 業務 | 活用の程度 | 使い方 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 制度改正の解説文作成 | 大 | 制度概要を伝えて顧問先向けに平易化 | 必ず原典で確認 |
| 顧問先向け案内文 | 大 | 状況を一般化して伝え文案を作成 | 固有名詞は後から差し替え |
| 長文資料の要約 | 大 | 公開情報の資料を要約 | 出典の確認 |
| 所内会議の議事録 | 大 | 録音の文字起こしから整形 | 機密の扱いに注意 |
| セミナー資料の下書き | 大 | 構成案と説明文の作成 | 専門的な正確性は自ら担保 |
| 個別案件の判断 | 使わない | — | すべて専門家が判断 |
| 申告書・書面の作成 | 使わない | — | すべて専門家が作成 |
制度改正のたびに全顧問先へ案内を出す作業は、時間がかかるわりに定型的です。制度の概要を伝えて平易な文章を作らせ、専門家が内容を確認する形にすると、大幅に短縮できます。
生成された文章には、古い制度や誤った要件が混ざります。顧問先に出す文書では、必ず一次情報で確認する工程を挟みます。
「A社の」ではなく「従業員30名の製造業で」と一般化した情報で指示を出せば、実務上の精度を保ちながら守秘義務を守れます。
守秘義務のある業務では、明確なルールが不可欠です。
顧問先の名称、個人の氏名、具体的な金額、取引の詳細。これらは一切入力せず、一般化した条件で処理します。
職員が個人のアカウントで使う状態を放置すると、入力内容の扱いを把握できません。事務所として契約し、設定を確認したサービスに限定します。
使ってよい業務、入力してよい情報、必ず確認する箇所、対象外の業務。この4項目を1枚にまとめます。
業務にAIを利用していることを、契約書や案内で説明する方針を取る事務所もあります。透明性を確保することが、信頼につながります。
一部の職員だけが使う状態では、生産性は変わりません。
制度改正の案内文、月次報告の文面、初回相談の記録。業務ごとに指示文を保存し、誰でも同じ品質で使える状態にします。
15分でも構いません。今月うまくいった使い方を共有すると、所内の水準が自然に上がります。
文書作成の時間が減った分を、顧問先との対話や提案にあてると、付加価値の高い業務に集中できます。
全員に同じ研修をするより、まず数名が使いこなし、その人が所内で教える形のほうが定着します。
| 日時 | 2025年11月26日(水) |
|---|---|
| 時間 | 12:00-13:00 |
| 参加費用 | 無料 |
| 場所 | WEBによるオンライン開催 |
| 視聴方法 | Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します) |
| スケジュール | 開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。 |
| 諸注意 | 本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
| 主催 | 株式会社Digital& |
| セミナー番号 | D20 |
無料版でも業務に使えますか。
守秘義務を考えると、入力内容の扱いを設定できる法人向けプランを推奨します。
どの業務から始めるべきですか。
公開情報の要約と、顧問先向けの一般的な案内文が安全な入口です。
職員への教育はどうすればよいですか。
ルールの周知と、実際の画面での説明を組み合わせます。
アーカイブ配信はありますか。
お申し込みいただいた方に後日ご案内します。
扱う情報の性質に応じて、線引きは変わります。無料経営相談では、業務内容をうかがい、活用できる範囲とルールの案をお伝えします。
本セミナーは終了しました