利用者と向き合う時間より、記録を書く時間のほうが長い——現場から最も多く聞かれる不満です。記録は義務であり削れませんが、書き方と仕組みを変えれば、時間は大きく短縮できます。本セミナーでは、記録業務の負担を減らす具体的な方法と、現場に定着させる進め方を解説します。
記録業務の負担は、書く作業そのものより、後からまとめて思い出しながら書くことに起因します。業務が終わってから1日分を振り返って記録するため、時間がかかり、内容も曖昧になります。
セミナーの前半では、この構造を扱います。その場で数十秒で入力できる仕組みがあれば、後からまとめて書く作業がなくなります。選択式の入力、音声での記録、定型文の活用。いずれも実現可能な方法です。
後半では、記録の二次利用を扱います。日々の記録が蓄積されていれば、月次の報告書や計画書の作成が大幅に楽になります。同じ内容を何度も書き写す作業をなくすことが、負担軽減の本質です。
全体は60分。内訳、仕組み、定着の順に扱います。
| 時間 | 内容 | ゴール |
|---|---|---|
| 12:00-12:10 | 記録業務の時間の内訳 | 削減対象を特定する |
| 12:10-12:30 | その場で入力できる仕組み | 後回しをなくす |
| 12:30-12:45 | 記録の二次利用 | 報告書作成を楽にする |
| 12:45-12:55 | 現場への定着 | 使われる状態にする |
| 12:55-13:00 | 質疑応答 | 個別の相談 |
記録、報告書、計画書、申し送り。それぞれの所要時間を分解します。
選択式、音声、定型文。その場で終わる仕組みを扱います。
記録から報告書・計画書を組み立てる方法を扱います。
端末、操作、段階的な導入を扱います。
後からまとめて書く運用をなくすことが、最大の削減になります。
| 記録の種類 | 従来 | 改善後 | 削減の目安 |
|---|---|---|---|
| 日々のケア記録 | 業務後にまとめて記入 | その場で選択式入力 | 1日30〜60分 |
| バイタルの記録 | 紙に記入後に転記 | 機器から直接、または端末入力 | 1日15〜30分 |
| 申し送り | 口頭+メモ | 記録から自動で一覧化 | 1回10〜20分 |
| 月次報告書 | 記録を見返して作成 | 記録から自動集約 | 月2〜5時間 |
| 個別支援計画 | ゼロから作成 | 過去の記録を参照して作成 | 1件1〜2時間 |
自由記述を求めると、後回しになります。よくある状態と対応を選択肢にし、特記事項だけを短く書く形にすると、その場で終わります。
手が塞がっている場面では、話すだけで記録できる仕組みが有効です。移動中や作業の合間に記録できると、業務後の作業がなくなります。
事務所のパソコンでしか入力できない仕組みは、結局まとめ書きになります。手元で使える端末を配置することが前提です。
同じ内容を何度も書き写す作業をなくします。
日々の記録が構造化されていれば、月次の集計と報告書は自動的に作れます。手作業での集計をなくすだけで、月に数時間が空きます。
個別支援計画の作成では、過去の記録を読み返す作業に時間がかかります。記録を要約させて経過をまとめると、下書きまでが短時間で済みます。
その日の記録から、次の担当者に伝えるべき事項を抽出して一覧にします。口頭での申し送りの時間が短縮され、伝達漏れも減ります。
担当者ごとに書き方が違うと、二次利用ができません。項目と選択肢を統一することが、自動化の前提になります。
現場が使わなければ、二重の作業になります。
管理側が欲しい情報をすべて入力させると、負担が増えます。必須項目を絞り、分析に必要な情報は事務所側で補完する設計にします。
全事業所に一斉導入すると、問題が起きたときの影響が大きくなります。協力的な現場で2〜3か月試し、手順を固めてから展開します。
新しい仕組みと紙の並行運用が続くと、必ず紙に戻ります。移行日を決めて周知します。
記録を入力すれば報告書が自動で作られる、申し送りが楽になる。入力したことで自分が楽になる設計にすると、定着します。
全体説明だけでは、聞きにくい人が取り残されます。使い方を聞ける相手を明確にし、必要なら個別に時間を取ります。
| 日時 | 2026年1月8日(木) |
|---|---|
| 時間 | 12:00-13:00 |
| 参加費用 | 無料 |
| 場所 | WEBによるオンライン開催 |
| 視聴方法 | Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します) |
| スケジュール | 開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。 |
| 諸注意 | 本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
| 主催 | 株式会社Digital& |
| セミナー番号 | D19 |
既存の記録システムがあります。
使いにくい部分だけを改善する方法もあります。当日は考え方を扱います。
費用はどれくらいかかりますか。
規模と機能により幅があります。当日は費用構造を説明します。
補助金は使えますか。
介護・福祉分野の支援制度があります。当日は概要に触れます。
アーカイブ配信はありますか。
お申し込みいただいた方に後日ご案内します。
どこに時間がかかっているかが分かれば、削減できる箇所は特定できます。無料経営相談では、現在の記録の流れをうかがい、改善案を整理してお伝えします。
本セミナーは終了しました