人手不足への対応として設備やシステムを入れたいが、投資の負担が重い——この状況で活用できるのが、省力化を支援する各種の制度です。ただし制度ありきで投資を決めると、必要のない設備を入れることになります。本セミナーでは、投資計画を先に立て、そこに制度を当てはめる進め方を解説します。
人手不足への対応は、採用を増やすか、一人あたりの処理量を上げるかのどちらかです。採用が難しい地域では後者の比重が高まり、そのための投資が必要になります。
セミナーの前半では、投資すべき領域の見極めを扱います。人が張り付いている業務のうち、単に手が必要なだけの作業は、設備やシステムで代替できます。判断を伴う業務は人が担い続けます。
後半では、制度の活用を扱います。投資計画が固まってから、それに合う制度を探す順序が正しい進め方です。制度を先に見て使えそうなものを探すと、必要のない投資をしてしまいます。
全体は60分。領域の見極め、投資計画、制度の順に扱います。
| 時間 | 内容 | ゴール |
|---|---|---|
| 12:00-12:15 | 省力化で効果が出る領域 | 投資先を判断する |
| 12:15-12:35 | 投資額と効果の見積もり | 計画を数字にする |
| 12:35-12:50 | 制度の探し方と注意点 | 制度を正しく使う |
| 12:50-13:00 | 質疑応答 | 個別の相談 |
人が必要な理由を分解し、代替できる部分を特定します。
投資額、削減効果、回収期間の計算を扱います。
探し方、スケジュール、注意点、報告義務を扱います。
人が必要な理由を分解すると、代替できる部分が見えます。
| 人が必要な理由 | 代替の可否 | 手段 | 投資規模 |
|---|---|---|---|
| 単純に手が必要 | 可能 | 機器・設備の導入 | 中〜大 |
| 情報を転記している | 可能 | システム連携 | 小〜中 |
| 確認・チェックしている | 一部可能 | 自動検査、抜き取りへの変更 | 中 |
| 問い合わせに答えている | 一部可能 | よくある質問の整備、自動応答 | 小 |
| 運搬・移動している | 可能 | 搬送機器、レイアウト変更 | 中〜大 |
| 例外を判断している | 困難 | 人が担い続ける | — |
受注情報を別のシステムに入力する、紙の記録をExcelに打ち直す。こうした作業は比較的小さな投資で無人化でき、効果も明確です。
すべてを人が確認している業務は、自動チェックで異常を検出し、人は異常分だけを見る形に変えられます。品質を保ちながら工数を大きく減らせます。
省人化の目的は人員削減ではなく、限られた人員をより価値の高い業務に振り向けることです。この転換先を先に決めておかないと、現場の協力は得られません。
数字がないと、制度を使うかどうかも判断できません。
推測ではなく実測します。この基準値がないと、投資後の効果も示せず、報告義務にも対応できません。
月間の削減時間に人件費単価を掛け、年間の金額を出します。この数字と投資額を比較して、回収期間を計算します。
一人採用するのにかかる費用(募集費、教育費、定着までの期間)と、省力化への投資額を比較します。多くの場合、後者のほうが確実性が高くなります。
投資額を年間の削減額で割り、3年以内で回収できるなら実行、といった基準を持つと判断が速くなります。
制度ありきで投資を決めると、必要のない設備を入れることになります。
何をしたいかが決まっていれば、該当する制度は絞り込めます。逆に制度から入ると、要件に合わせて投資内容を歪めることになります。
最も多い失敗です。採択されても、交付決定の通知前に契約や発注をした経費は補助されません。納期の長い設備ほど、この制約を前提に計画します。
事業を実施し、実績報告が承認されてから入金されます。その間の資金は自社で用意する必要があります。
採択後、数年にわたって効果を報告する義務があります。報告に必要なデータを、導入前から記録しておく必要があります。
要件、補助率、対象経費は年度ごとに改定されます。前年の情報をそのまま使わず、着手前に確認します。
| 日時 | 2026年3月18日(水) |
|---|---|
| 時間 | 12:00-13:00 |
| 参加費用 | 無料 |
| 場所 | WEBによるオンライン開催 |
| 視聴方法 | Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します) |
| スケジュール | 開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。 |
| 諸注意 | 本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
| 主催 | 株式会社Digital& |
| セミナー番号 | D22 |
どの制度が使えるか分かりません。
やりたい投資から逆引きすると候補が絞れます。当日は探し方をご案内します。
申請は自社でできますか。
事業の中身は自社が書くべきです。体裁の確認は外部に任せる分担が現実的です。
採択されなかった場合はどうしますか。
投資を見送るか自己資金で進めるかの判断になります。当日は判断の考え方を扱います。
アーカイブ配信はありますか。
お申し込みいただいた方に後日ご案内します。
投資の中身が決まれば、使える制度も判断できます。無料経営相談では、現在の業務と人員体制をうかがい、投資案を整理してお伝えします。
本セミナーは終了しました