技能を持つ人材が採用できない、ベテランの退職が近づいている——製造業で最も深刻な課題です。経験者の採用は競争が激しく、待っていても集まりません。未経験者を採用して育てる体制をつくることが、現実的な解決策になります。本セミナーでは、その採用と育成の設計を解説します。
技能人材の採用が難しいのは、経験者の絶対数が減っているためです。同じ人材を各社が奪い合う構造では、待遇を上げ続けるしかなく、中小企業には不利になります。
セミナーの前半では、未経験者採用への転換を扱います。必須条件を見直すと、多くの職種で未経験者を受け入れられることが分かります。ただし、受け入れる側の準備が伴っていることが条件です。
後半では、育成と技能の継承を扱います。ベテランの技能が言語化されていない状態では、教えることも引き継ぐこともできません。手順の文書化と、段階的な習得計画が必要です。
全体は60分。採用、育成、定着の順に扱います。
| 時間 | 内容 | ゴール |
|---|---|---|
| 12:00-12:10 | 技能人材の採用の現状 | 構造を理解する |
| 12:10-12:30 | 未経験者採用への転換 | 対象を広げる |
| 12:30-12:45 | 育成と技能の継承 | 育てる仕組みをつくる |
| 12:45-12:55 | 定着させる処遇 | 長く働いてもらう |
| 12:55-13:00 | 質疑応答 | 個別の相談 |
経験者の減少と、採用競争の構造を整理します。
必須条件の見直し、求人の書き方、接点のつくり方を扱います。
習得の段階、手順書、指導体制を扱います。
処遇、資格取得の支援、キャリアの見通しを扱います。
必須条件を見直すと、対象は大きく広がります。
| よくある必須条件 | 本当に必須か | 代替の考え方 |
|---|---|---|
| 同業での実務経験3年以上 | 多くの場合は不要 | 入社後6か月の教育で代替 |
| 特定の資格保有 | 職種による | 入社後の取得支援で対応 |
| 機械操作の経験 | 多くの場合は不要 | 類似の作業経験でも可 |
| 図面が読める | 中核的な職種では必要 | 基礎講習で習得可能 |
| 体力 | 作業内容による | 工程によって配置を調整 |
「経験3年以上」を「未経験可」に変えるだけで、応募母数は数倍になります。その経験が本当に必須か、入社後の教育で代替できないかを職種ごとに検討します。
未経験者が最も不安に感じるのは、入社後にやっていけるかどうかです。教育期間、担当者の有無、習得の流れ。制度として決まっている内容を書くと、応募のハードルが下がります。
費用の負担、勉強時間の確保、合格時の処遇。技能職では、資格が将来の処遇に直結するため、この支援は強い訴求点になります。
飲食、小売、運輸。異業種からの転職者のなかに、手先の器用さや几帳面さといった適性を持つ人がいます。前職を限定しない募集にします。
計画がないと、現場任せの場当たり的な育成になります。
何ができるようになれば一人前か。工程ごとに項目を並べ、習得の順序を決めます。この一覧があると、本人も指導者も進捗が分かります。
手順を口頭で説明してもらい、録音・録画して手順書と動画にします。本人が書く必要がないため協力が得られやすく、1回30分で1工程分が形になります。
手順だけでは、例外に対応できません。なぜその方法を選ぶのか、他の方法だと何が起きるのか。この背景が、応用の効く技能につながります。
通常業務をそのままに指導を任せると、どちらも中途半端になります。担当期間中は業務量を減らす判断が必要です。
何ができるようになったかが見えると、本人の意欲が保たれます。簡単なチェックリストで十分です。
育てた人材が辞めては、投資が回収できません。
できることが増えても処遇が変わらなければ、意欲は続きません。習得項目と等級、そして賃金を連動させる仕組みをつくります。
技能を極める道、多能工として幅を広げる道、指導や管理に進む道。複数の道を示すことで、長期的に働く姿を描いてもらえます。
技術的な指導者とは別に、何でも相談できる先輩を決めておくと、孤立を防げます。
暑さ、重量物、休憩環境。採用と育成に力を入れても、環境が改善されなければ定着しません。
| 日時 | 2026年5月14日(木) |
|---|---|
| 時間 | 12:00-13:00 |
| 参加費用 | 無料 |
| 場所 | WEBによるオンライン開催 |
| 視聴方法 | Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します) |
| スケジュール | 開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。 |
| 諸注意 | 本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
| 主催 | 株式会社Digital& |
| セミナー番号 | R08 |
社員数が少なく育成に人を割けません。
手順書と動画の整備で、指導の負担は減らせます。
外国人材の受け入れも検討しています。
当日は制度の概要に簡単に触れます。
補助金は使えますか。
人材育成に使える制度があります。当日は概要に触れます。
アーカイブ配信はありますか。
お申し込みいただいた方に後日ご案内します。
必須条件と育成計画を見直せば、対象は広がります。無料経営相談では、職種と現在の体制をうかがい、進め方を整理してお伝えします。
本セミナーは終了しました