DXの担当を任命したが、一人で抱え込んで疲弊している、あるいは各部門の協力が得られず進まない——中小企業で最も多い停滞の形です。技術の問題ではなく、推進する人を支える仕組みがないことが原因です。本セミナーでは、担当者を孤立させずに社内を動かす進め方を解説します。
DXは部門をまたぐため、通常の業務ラインでは進みません。誰かが横串を通す必要がありますが、その人に権限も時間もなければ、各部門の協力は得られません。
セミナーの前半では、孤立の構造を扱います。兼任のまま業務量が調整されない、権限が与えられない、経営が関与しない。この3つが重なると、どんなに優秀な担当者でも進められません。
後半では、支える仕組みを扱います。業務量の調整、部門窓口の設置、経営の定期的な関与、そして成果の共有。この4つがあれば、兼任の担当者でも社内を動かせます。
全体は60分。構造、仕組み、運用の順に扱います。
| 時間 | 内容 | ゴール |
|---|---|---|
| 12:00-12:10 | 推進担当が孤立する構造 | 原因を特定する |
| 12:10-12:30 | 支える仕組みの設計 | 体制を整える |
| 12:30-12:45 | 経営の関与と意思決定 | 進む状態をつくる |
| 12:45-12:55 | 成果の共有と横展開 | 社内に広げる |
| 12:55-13:00 | 質疑応答 | 個別の相談 |
業務量、権限、経営の関与。3つの不足を整理します。
業務量の調整、部門窓口、複数名体制を扱います。
関与の仕方、意思決定の場、決めるべき範囲を扱います。
成果の見せ方、横展開、次の対象の決め方を扱います。
担当者の努力に依存する体制は、必ず行き詰まります。
| 仕組み | 内容 | ないとどうなるか |
|---|---|---|
| 業務量の調整 | 週の何割を割くか決め、その分を移す | 日常業務に押されて進まない |
| 部門窓口の設置 | 部門ごとに1名の連絡役を決める | 個別の依頼で疲弊する |
| 経営の定例関与 | 月1回、進捗と障害を聞く場 | 部門間の調整で止まる |
| 複数名の体制 | 2〜3名で担当する | 退職・休職で止まる |
| 決裁の範囲 | 一定額まで担当判断で進められる | 小さな案件でも止まる |
通常業務に上乗せして推進を任せると、緊急度の高い日常業務が常に優先されます。週の何割を割くかを決め、その分の業務を他に移す判断が必要です。この判断を経営が行わない限り、進みません。
推進担当が各部門に個別に依頼して回ると、疲弊します。部門ごとに窓口を決め、その人を通す形にすると、負荷が分散し、部門側の当事者意識も生まれます。
2〜3名で担当すると、相談相手ができ、退職や休職のリスクも下がります。全員が専任である必要はありません。
関与しすぎても、しなさすぎても進みません。
案件が出るたびに会議を設定していると、日程調整だけで数週間かかります。月次で日時を固定し、そこで判断する運用にすると、進行の速度が安定します。
経営の役割は、投資の可否と部門間の優先順位を決めることです。手段の細部に口を出すと、推進担当が判断できなくなります。
「◯万円まで、部門内で完結する案件は推進担当の判断で進めてよい」と決めておくと、小さな改善が速く回ります。
進捗を問うだけでなく、何が障害になっているかを聞き、その解消を経営が行う。この姿勢があるかどうかで、担当者の動きやすさが変わります。
一つの成功が、次の協力を生みます。
大型案件を1年かけて進めるより、3か月で完了する小さな改善を先に成功させるほうが、社内の理解と協力が得られます。
「◯◯を導入した」ではなく「月次の締め作業が3日から1日になった」と伝えます。担当部門以外にも価値が伝わります。
一つ終わってから次を考えると、勢いが途切れます。報告の場で、次に着手する領域を決める運用にします。
推進担当だけでなく、協力した部門の貢献も明示的に評価します。次の案件での協力につながります。
| 日時 | 2026年5月27日(水) |
|---|---|
| 時間 | 12:00-13:00 |
| 参加費用 | 無料 |
| 場所 | WEBによるオンライン開催 |
| 視聴方法 | Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します) |
| スケジュール | 開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。 |
| 諸注意 | 本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
| 主催 | 株式会社Digital& |
| セミナー番号 | D23 |
専任を置く余裕がありません。
兼任前提の設計を中心に解説します。
推進担当が既に疲弊しています。
業務量の調整と部門窓口の設置から着手します。当日は具体策を扱います。
外部支援を入れるべきですか。
役割を明確にした上でなら有効です。当日は使い方を扱います。
アーカイブ配信はありますか。
お申し込みいただいた方に後日ご案内します。
仕組みが整えば、止まっていた案件が動き始めます。無料経営相談では、組織構成と現在の状況をうかがい、体制案を整理してお伝えします。
本セミナーは終了しました