営業時間外の問い合わせに対応できない、同じ質問への回答に時間を取られる——限られた人員での顧客対応には限界があります。チャットボットは、この一次対応を担う仕組みです。ただし導入すれば解決するわけではなく、設計と準備が成否を分けます。本セミナーでは、その実務を解説します。
チャットボットの導入で失敗する典型は、すべての問い合わせに対応させようとすることです。答えられない質問が続くと、利用者の不満が募り、かえって印象を損ないます。
セミナーの前半では、対応範囲の設計を扱います。よくある質問の上位を確実に答えられる状態にし、それ以外は速やかに人へ引き継ぐ。この割り切りが、満足度を保つ鍵です。
後半では、準備と運用を扱います。回答の元になる情報が整理されていなければ、正確な回答はできません。また、答えられなかった質問を記録し、回答を追加していく運用が、精度を上げていきます。
全体は60分。範囲、準備、運用の順に扱います。
| 時間 | 内容 | ゴール |
|---|---|---|
| 12:00-12:10 | 対応できる範囲 | 期待値を正しく持つ |
| 12:10-12:30 | 導入前の準備 | 回答の元をつくる |
| 12:30-12:45 | 人への引き継ぎと運用 | 満足度を保つ |
| 12:45-12:55 | 効果測定 | 投資を判断する |
| 12:55-13:00 | 質疑応答 | 個別の相談 |
答えられる質問と、人が対応すべき質問を切り分けます。
よくある質問の整理、回答の作成、情報の更新体制を扱います。
人へ渡す条件、渡し方、営業時間外の扱いを扱います。
未回答の記録、回答の追加、効果の測定を扱います。
すべてに答えさせようとすると、かえって不満が生じます。
| 質問の種類 | 対応の可否 | 扱い |
|---|---|---|
| 営業時間・場所・アクセス | 対応できる | 自動で回答 |
| 料金・プランの一般的な説明 | 対応できる | 自動で回答 |
| 予約の方法・変更 | 対応できる | 手順を案内、予約画面へ誘導 |
| 商品・サービスの仕様 | 対応できる | 情報が整理されていれば |
| 個別の契約内容 | 対応しない | 人へ引き継ぐ |
| クレーム・トラブル | 対応しない | 速やかに人へ引き継ぐ |
| 見積・条件交渉 | 対応しない | 人へ引き継ぐ |
1か月分の問い合わせを内容別に数えると、上位10件で半分以上を占めます。まずこれらを確実に答えられる状態にすることが、最も費用対効果の高い設計です。
「この質問にはお答えできません」と正直に伝え、人へ引き継ぐ導線を示すほうが、曖昧な回答を返すより信頼されます。
感情的な問い合わせを自動応答で処理しようとすると、事態が悪化します。内容から判断して、すぐ人につなぐ設計にします。
回答の元になる情報がなければ、正確な回答はできません。
担当者の頭のなかにある回答を、文書として整理します。この作業自体が、対応の標準化にもつながります。
料金、営業時間、サービス内容。変更があったときに誰が更新するかを決めておかないと、古い情報を回答し続けることになります。
社内文書を読み込ませて回答させる仕組みもありますが、公開してよい情報かどうかを整理してから接続します。
自社の対応の雰囲気に合った文体を指定します。堅すぎても砕けすぎても、印象を損ないます。
導入時が完成形ではありません。
この記録が、次に追加すべき回答の一覧になります。月1回確認し、回答を追加していくと、対応できる範囲が広がります。
引き継ぎが多すぎる場合、対応範囲の設計か回答の精度に問題があります。逆に少なすぎる場合、答えるべきでない質問に答えている可能性があります。
自動で解決した件数と、それにかかっていた対応時間を換算します。この数字と月額費用を比較して、投資を判断します。
解決したかどうかを最後に1問聞く設定にすると、質の評価ができます。件数だけを追うと、不満を残したまま終わっているケースを見逃します。
| 日時 | 2026年6月17日(水) |
|---|---|
| 時間 | 12:00-13:00 |
| 参加費用 | 無料 |
| 場所 | WEBによるオンライン開催 |
| 視聴方法 | Zoomでのオンライン配信(視聴URLはお申し込みいただいた方にご案内します) |
| スケジュール | 開始10分前より入室いただけます。講演のあと、質疑応答のお時間を設けています。 |
| 諸注意 | 本セミナーは競合企業様のご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
| 主催 | 株式会社Digital& |
| セミナー番号 | D25 |
問い合わせ件数が少なくても効果はありますか。
営業時間外の対応という点では、件数が少なくても価値があります。
どのサービスを選べばよいですか。
既存サイトとの連携と、回答の元をどう用意するかで決まります。
費用はどれくらいかかりますか。
月額制が中心です。当日は費用構造を説明します。
アーカイブ配信はありますか。
お申し込みいただいた方に後日ご案内します。
よくある質問を整理すれば、導入の可否も効果も判断できます。無料経営相談では、現在の問い合わせ状況をうかがい、設計案を整理してお伝えします。
本セミナーは終了しました