空き家の増加と建て替えの需要で、解体工事の件数は増えています。それでも収益性が上がらないのは、見積の精度と工程の管理が属人化しているからです。
Digital&の解体ビジネス支援は、単価を上げる話だけではありません。現地調査から見積、廃棄物の処理、工程管理、そして元請け化までを整え、1件あたりの利益を確実に残す体制をつくります。
このページでわかること
解体工事の利益は、受注金額 −人件費 −重機費 −廃棄物処理費 −想定外の発生分で決まります。最も読み違えやすいのが廃棄物処理費と、解体してから判明する残置物や埋設物です。
| 項目 | よくある状態(Before) | 改善後(After) |
|---|---|---|
| 現地調査 | 経験による目視 | 項目に沿った記録と写真 |
| 見積 | 過去の類似案件から | 構造・面積・立地から算出する基準 |
| 廃棄物 | 処理後に費用が判明 | 種類別に数量を見積り、費用を予測 |
| 想定外 | その都度交渉 | 契約に取り決めを明記 |
| 工程 | 案件ごとに調整 | 重機と人員の稼働を計画 |
| 受注 | 下請け中心 | 直接受注の経路を確保 |
現在の受注構成と1件あたりの利益を伺い、どこで利益が失われているかをお伝えします。見積の精度と元請け化のどちらを優先すべきかまで、その場でお持ち帰りいただけます。
ベテランの目視で見積を出していると、担当者によって金額が変わり、見落としがあれば利益が消えます。
建物の構造、残置物の量、隣地との距離、搬出経路、埋設物の可能性。これらを項目に沿って確認し、写真で記録する。この標準化が、見積の精度を決めます。
解体費のなかで廃棄物処理費の占める割合は大きく、種類によって単価も大きく異なります。混合廃棄物として処理すると、費用が跳ね上がります。
種類別に数量を見積り、分別による費用の差を計算する。この計算をしたうえで、現場での分別の手間と処理費の削減を比較します。
解体してから、地中に基礎やコンクリート塊が出てくることがあります。この費用の負担が契約に定められていないと、交渉が難航します。
契約書に、想定外の埋設物が出た場合の取り扱いを明記する。事前に説明しておくことで、追加費用の請求がトラブルになりません。
企業規模と支援範囲によって変わります。以下は進め方の目安です。
| 支援の範囲 | 主な内容 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 収益診断 | 案件別の利益分析、原価構造の把握 | 1か月 |
| 調査と積算の標準化 | 調査項目、記録様式、積算基準の整備 | 1〜2か月 |
| 契約と廃棄物管理 | 契約条項の整備、廃棄物の数量管理 | 1か月 |
| 元請け化の支援 | 直接受注の経路づくり、営業体制の整備 | 3〜6か月 |
| 運営伴走 | 案件別利益の月次確認と改善 | 3〜6か月 |
まず案件別の利益を把握することから始めます。どの条件の案件で利益が出ているかが分かれば、受注の判断も変わります。
案件別の利益が見えると、受注すべき案件の条件が分かります。
建設分野の他のテーマとしては、マンション大規模修繕、元請けで工場倉庫の塗装・改修工事、工場・倉庫建築専門ブランドの立ち上げをご覧ください。
不動産との連携は空き家再生ビジネス、経営管理は中小企業向けDXコンサルティングもご参考になります。
この記事のまとめ
解体工事で利益が残らない原因は、現地調査が経験任せであること、廃棄物の数量を把握していないこと、想定外の取り決めが契約にないことの3点に集約されます。
調査項目と積算基準を標準化し、廃棄物を種類別に見積り、契約に想定外の取り扱いを明記する。この3点で、1件あたりの利益が確実に残るようになります。
案件別の利益はどう算出しますか?
受注金額から、人件費、重機費、廃棄物処理費、その他の実費を差し引きます。案件ごとに記録することで、どの条件で利益が出るかが見えてきます。
廃棄物の分別はどこまで行うべきですか?
分別の手間と、混合廃棄物として処理した場合の費用差を比較して判断します。木くず、コンクリート、金属など、単価差の大きいものから分別することが効率的です。
想定外の埋設物にどう対応しますか?
契約書に、地中障害物が出た場合の取り扱いを明記しておくことが基本です。加えて、事前の説明で可能性を伝えておくことで、実際に発生したときの交渉が円滑になります。
元請けになるにはどうすればよいですか?
不動産会社、工務店、解体を検討している所有者からの直接受注が経路です。空き家の増加により、所有者から直接相談が入る機会も増えています。営業体制の整備を支援します。
重機の稼働をどう平準化しますか?
案件の着工時期を調整することで、稼働の谷を埋められます。工程を計画的に組むことで、待機の時間を減らし、1台あたりの稼働率を上げられます。
どれくらいで利益率が改善しますか?
見積の精度向上は、次の案件から効果が出ます。廃棄物管理と工程改善は2〜3か月、元請け化による単価の改善は6か月以降が目安です。
無料の経営相談では、現在の受注構成と1件あたりの利益を伺い、どこで利益が失われているかをお伝えします。オンラインで60分、着手の順番までお持ち帰りいただけます。